失恋後の気持ちの持って行き方がわかりません

相談者名
あり
はじめまして。最近6年付き合った彼にふられました。偶然が重なりおたがい運命のようなものを感じて付き合いはじめたんですが。趣味や感覚は似ていると思います。兄弟のように感じていました。ただお互いの結婚相手像がかけ離れていました。彼は私に下がってついてくるいつもニコニコ笑っているような女性になってほしいと思っていたようで、「結局お前の悪いところは直らなかった」と言って振られました。
私も彼の押さえつけるようなところが嫌いで反論して喧嘩になり何度も別れ話が出ましたが情もあり、また頑張ってやり直そうという結論になっていました。2年前から彼は露骨に顔に出すようになり、もめそうになると、先に私を傷つけて黙らしてしまうという方法にでました。(本人いわく)
納得できなくても彼に合わせるようにしましたが、少しでも機嫌を損ねると以前の喧嘩のことを出してきて、もう私もどうも出来なくなり距離が離れて行きました。
でもいつか元にもどれる様な気がしていました。
振られたあと、こんなに自分は我慢して合わせたのに、、と居たたまれない気持ちですごしています。ひどい言われ方で振られたのにやり直したいと心のどこかで願っているんです。やり直したとしてもうまくはいかないと思います。過去の楽しかったことばかり浮かびます。前向きな気持ちになると過去の思い出や、最後に言われた言葉に引き戻されて落ち込みます。私とこんなにも合わないから逆の性格の人が気になるともいわれました。
辛いんです。
カウンセラー
高野康子
こんにちは、ありさん。 カウンセラーの高野と申します。
よろしくお願い致します。

>偶然が重なりおたがい運命のようなものを感じて付き合いはじめたんですが。

とても素敵な恋のスタートだったのですね。

ありさんは彼と付き合っていた6年間、少々けんかを交えながらも、忍耐強く
彼を支えてこられたのですね。 結果的にこの恋は終わってしまいましたが
ありさんがずっと彼との関係を諦めなかったことで、彼としては沢山救われた
面があったと思いますよ。 けれども、それでも彼がありさんに対して傷付ける
態度を取り続けていたのであれば、彼は彼自身が持っていた痛みによって
”受け取る”ことが出来なかったのでしょう。

>「結局お前の悪いところは直らなかった」と言って振られました。

ですからこれ↑は、彼自身に対して吐き捨てた言葉だと思うのです。

誰かに期待している時というのは、自分がチャレンジすることを恐れています。
長い間、ずっと彼はありさんに”変わること”を期待してきましたね。 彼の
恐れによって、ずっとありさんは押さえつけられてきました。

そのことで彼の目からも”もぅありさんが限界にきている”と見えたのでは
ないでしょうか。 ありさんに甘え続けてきた彼が限界に向かっている彼女を
見た時、助けられる手段として残されていたものは『別れ』しか無かったよう
な気がします。

彼はありさんを『楽』にしてあげたくて、彼らしい言い方で別れを告げたのだと
思います。 別れは彼にとって、これまで頑張ってこられたありさんに対する
最後の優しさだったのかもしれませんね。

その後、ありさんは報われなかった想いや喪失感、楽しかった思い出などに
足を止められて苦しんでおられます。 無理もないことです。
今はどうか、その上がってくる悲しみを『感じてもいい』と自分に許可を与えて
下さい。 無理に立て替えようとしなくていいんですよ。

というのも・・・ありさんと付き合っていた時に、彼がどうしても教えたかった
ことがあるとしたら、それは何だと思いますか?

それは”自分の感情をコントロールする為に、とってもひどい扱いを自分自身に
してきた”という、ありさんの隠れたパターンなのではないかと思うのです。
ありさんがまだ小さな頃に「私は不十分だ」という欠乏を刻んでしまったのか、
何かしらの理由で「このままの自分ではいけない」と思ったことは記憶にありま
せんか?  どうでしょうか。

この誤解の下には、ありさんの本来の魅力が沢山沢山詰まっていますよ。

>でもいつか元にもどれる様な気がしていました。

ありさんは彼との関係を通して、封印した”自分らしさ”を元に戻せると、深い
部分で感じていたのかもしれません。 だからこの関係を手放したくないと思って
いるのではないでしょうか。 そして彼と同じように前進することへの恐れも今は
表面化されていますね。 もちろんそれでいいんですよ。

今はそれらに対しての判断を下さず、ただ上がってくるままに感情を見据え、観察
していくことを実践してみて下さい。 彼から言ってもいらいたかった言葉を自分に
言ってあげたり、友達やカウンセラーに話を聞いてもらうのもいいですね。

ずっと押さえつけていた”いらないもの”は此処に全て置いていってしまいましょう。
感じる意欲さえ持てば痛みも、悲しみも解放されていくんです。

ありさんはこの6年間、傷が癒えぬまま走り続けてきたのですから、ゆっくり休憩を
とって下さいね。 焦らなくとも辛く苦しい日々は確実に終わりに向かっていますから。

ありさんの心が静かに満たされていくように願っております。
ご相談ありがとうございました。

高野 康子

この記事を書いたカウンセラー

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