人生は不公平で理不尽

相談者名
いるか
宜しくお願いします。

私は40歳独身女です。最近、つくづく人生というか人の持って生まれた運命なのか宿命なのか分かりませんが、不公平で理不尽だと思います。
同じ女性でも顔が綺麗に生まれてスタイルも良い人もたくさんいます。もちろん努力している人もいるだろうけど、元々持って生まれたものが違う人も沢山います。

女性同士で比較するだけでなく、人間としても持って生まれた才能があったり
それが開花するかどうか別にしても、どうして家族に恵まれたり華やかな世界で生きている人もいるのに、自分は惨めな人生なのでしょうか・・・

40歳にもなってこんなことを言うのは子供じみているのは承知ですが、別に高望みをしているわけでもなく、仕事をして誰かと出会い結婚して家族が持てれば良いと思っていました。でもそれすらも私の人生には起きないようです。言い方が悪いですが、人に迷惑かけたり、公共の場でも自分のことしか考えてないような人や、仕事も全然しないで好き勝手なことばかり言う人に限って、結婚していたりします。自分がすごい性格が良いわけではありませんが、人に不快な思いをさせないように気を使ったりすることは出来ていると思います。

また、好きな芸能人が結婚するということを聞くとなんだかショックが大きいです。同じこの世に生まれて、出会って結婚して・・自分はその人と友達や知りあいにすらなれないのに、同じ女性なのに女性としての幸せを謳歌している人もいます。芸能人と結婚したいというよりも、同じ女性としてあまりに落差を感じることが悲しくて仕方がないのです。

どうしてみんな同じようにこの世に生まれてきたのに、生まれ持って病気があったり、殺されたり、親の虐待にあったり、自ら命を絶たなくてはいけないこともあったりするのでしょうか。
幸せになるために生まれてきたはずなのに、現実は差別・不公平・理不尽なことがたくさんあります。

いったい、これはなんなのでしょうか。

カウンセラー
中村友美
いるかさん、初めまして。
今回、担当させていただく中村友美と申します。
どうぞよろしくお願いいたします。

「いったい、これはなんなのでしょうか。」

いるかさんは、世の中が不公平で理不尽だと感じるのですね?

それは、人と「比較する」からこそ感じるのかもしれませんね。
「比較する」ということは、「競争している」ということになります。
そして、負けたと思えば当然、嫉妬や怒りが出てくるし、
不公平だ、理不尽だ、と感じるのでしょう。

さらに、比較するときに多くの人間は
相手の良いところと、自分のわるいところを比べてしまいます。

「隣の芝生は青い」ということわざがありますように、
全く同じものをもっていたとしても、他人の持っているものの方が
よく見えることは多々あると思います。
ましてや、相手のいいところと自分の悪いところを比較するのですから
どうやっても勝ち目がありません。
これほど、つらい無謀な戦いはないと感じます。

この「比較すること」を止めることできれば、
随分と楽になると断言できます。
とはいえ、つい無意識にやってしまうんですよね。
簡単に止められるものでもないんです。
でもそこで、自分を責めるのではなく、
気づいた時に、訂正する。気づいたら止める。
これを何度もくりかえしやってみてくださいね。
それでも十分効果があるはずです。

また、人と比較するときには、先程申し上げたように
自分の悪いところや、できていないところを常に見ている事になります。
そんな出来の悪い自分を見続けていて、自分を好きになれるでしょうか?
当然自分のことが嫌いになると思いませんか?

そして普通の人は、大嫌いな人に「幸せになってほしい」
とはなかなか思えません。
むしろ「あんなやつ不幸になってしまえばいいのに!」と感じることでしょう。
つまりは「幸せになりたい」と心のどこかで願いつつも、
自分で自分に「不幸になれ!」と暗示をかけている状態なわけです。

今現在、「不幸だ、みじめだ」と感じていらっしゃるのだとしたら、
こちらの「不幸になれ!」と言っている自分の想いの方が強いということになります。
つまり、「幸せになるために産まれてきたはず」という想いと
「私の人生にはきっと何も素敵なことが起きない」という二つの想いがあり
結果的に「何も素敵なことは起きない」という想いが勝っている。
しかも、それを受け入れてしまっている、
というのが現在の状況と言えるかもしれません。
でも、もうそんな楽しくない未来なんて卒業したいですよね。

過去と他人は変えられない。
でも、自分と未来は変えられる。

いるかさんも、いよいよ生き方を変えるべき時が来たのだと思います。

他人をみて、比較したり文句をいうよりも、自分自身とむきあってみる。
「自分の人生には何もない。」
そう思っている限り、きっとその人生には本当に何も起きないだと思います。
でも、ちゃんとあるんだ、願ってもいいんだ、楽しんでいいんだと
いうことを知ってください。
そして、「幸せになりたい」「幸せになる」と決めてください。
きっと、この一歩は大きな一歩になります。

だってもう、苦しい人生はイヤじゃないですか。
もう、つかれたじゃないですか。

それに、周りがいくらいるかさんの幸せを祈ったとしても
いるかさん本人が「幸せになる」気がなければ誰も何もしてあげられないのです。
本人が「幸せになりたい」「幸せになる」
と心の底から思った瞬間がやっとスタートラインなのです。
いるかさんの幸せを願う、周りにいる人達のためにも、ぜひ決意してみてください。

そしてさらには、幸せになるために
神様にオーダーを出すと決めてみてほしいのです。

今までのいるかさんは、
「あなたは、どんなお願いがありますか?」
と聞いてくれるのをひたすら待っていたのかもしれません。

「いつか自分の順番が来るのではないか。」
「誰かが私に気づいてくれるのではないか。」

そう願いながら、なかなか誰も聞いてくれないことに
腹をたてていたのではありませんか?

順番なんて守らずに、割り込み、大声で主張している人たちを
ずるいと思いながらも、何もせずにじっと耐えていたかもしれません。

もちろん、他人のことを考えずに主張してくださいと
お願いしたいわけではありません。

でも、機会があればすぐに伝えられるように
できることなら、質問されるのを待つのではなくて
質問される前に伝えられる人を目指して
準備くらいはしておいてもよいと思うのです。

とはいうものの、今まで聞いてくれるのを待っていた人が
「自分から発する」ということは、とてもとても怖いことです。
すぐに「はい、わかりました。」とできることではないと思います。

私自身も未だに自分から発信することはとても苦手なので
とてもよくわかります。
つい、のみこんでしまいます。
無意識にがまんしてしまうのです。
「忙しそうだしなぁ・・・」「きっと、ムリだろうしなぁ・・・」って
勝手に推測して、遠慮するのです。
だけど、言葉にしない言葉を察してくれる人は多くありません。
言葉にならない言葉は、無きものとして扱われることの方が断然多い。

そして、言葉にするにはまず自分が何を欲しいと感じているのか、
何を求めているのかを知る必要があります。

あまりにも自分をあきらめ続けた時間が長いと
自分が何をもとめているのか、何を感じているのかすら
わからないものなのです。
その場合は、そこから始めていく必要がありますね。

自分がどんな場面で、どんな感情を感じるのだろう?とか、
私の好きなものって、なんだろうだろう?とか
何が起きたらテンションがあがるだろう??とか
自分自身に興味をもってみることから始めてみるのはいかがでしょうか。

もちろん、一人でムリに頑張る必要はありません。
電話カウンセリングも初回は無料で受けられますので
それらもうまく活用しながら、一緒に自分を感じてみましょう。
「欲しいものを欲しい」と言えるいるかさんに変身しましょうよ。

きっといるかさんの世界が、そして人生が変わるはずです。

いるかさんの人生が、彩り華やかな世界に変わりますよう
お祈りしておりますね。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

中村友美

この記事を書いたカウンセラー

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