何故私だけがこんな目に遭わなくてはならないのでしょうか?

相談者名
ReiN
こんにちは。
はじめに、乱文、長文失礼致します。

私は自分が全く知らない人たちからよく嫌がらせを受けます。
例えば、満員電車では知らないオヤジが後ろにべったりくっついてきたり、髪の匂いを嗅いでは荒い鼻息をかけてきたり、ニヤニヤしながらこっちを嘗め回すように見てきたり。
座っていたら前に立ってきたオヤジがわざと倒れてきたり、端に座っていたら扉との間のスペースに立ってるオヤジはわざわざこっちを向いてジロジロ(時折ニヤニヤ)見てきたり。
正直言って気持ち悪いです。
でも痴漢と叫べる程触ってきたりはしてきていないので何もできないままずっとイライラしています。

とある知らない女性は、つり革にも掴まれないほど混んでいる電車内で、私が何も掴まらずに立っていて、揺れた拍子に、前に立っていたその女性にちょっとかかっただけで腕で払いのけられたり、睨まれたり、足を蹴られたり踏まれたり、「何するのよ」と文句言われたりしました。・・・。
ちなみによく乗る電車なので時々見かけますが、他の方が同じようにぶつかっても何の攻撃もされません。
私だけにしてくるんです。
私はただ毎朝通勤のために電車に乗ってるだけで何もしていないのに。
荷物も邪魔にならないように配慮しているつもりです。

歩道を歩いていてもよく自転車に乗ってる人から文句を言われます。(「邪魔、どけ」とか)
だいたい歩道は歩行者優先であって、自転車は歩行者の邪魔にならないように走行しなければなりませんよね?
警察と弁護士からそう聞きました。
でも歩道のど真ん中をだらだら歩いたりなんかもしてません。

まだまだたくさんありますが、これくらいにしております。

毎日毎日、こんな調子なのでイライラし、物や、婚約したばかりの婚約者にも当たってしまうことがあり、最近は喧嘩ばかりでこのままでは破談になりそうです。

「気にしない事」と言われそうですが、そんな簡単に言われても気にしないなんてできません。
だって不公平すぎませんか?
私だけ何故こんな目に遭わなければならないんですか?
そんなに知らない人からも嫌がらせを受けなければならない程、自分が何かしたとは思えません。

私が何をしたのでしょうか?
私の周囲にはここまで変な人に遭遇した者はいません。
このままでは精神的におかしくなりそうです。

カウンセラー
中山けんたろう
ReiNさん、はじめまして。
ご相談を担当しますカウンセラーの中山けんたろうです。
よろしくお願いいたします。

ReiNさんは、何もしていらっしゃらないですよね。
普通に、というよりは、普通以上に周りにきちんと配慮して暮らしていらっしゃるわけです。
なのに、なぜ、ReiNさんだけがこんな目に遭わなくてはならないのか?

「運が悪い」とか、「気にし過ぎ」というだけでは済まされない何かがあるようです。
こういう風に質問の仕方を変えてみましょう。

「もし、私だけがこんな目に遭わなくてはならないのだとしたら、それはなぜなのか?」

ReiNさんは、ひどい目に遭わなければならないようなことは何もしていらっしゃいません。
ReiNさんが悪くないことは、警察と弁護士からも折り紙付きですよね。
こんな目に遭うことは全くないわけです。
それでもあえて、このような質問を自分にしてみていただきたいのです。

ReiNさんが遭遇するようなことは、一体、どんな人に相応しいでしょうか。
電車内で嫌がらせを受けるのに相応しい人って・・・。
普通そんな人はいないはずなんですが、敢えて言えば、電車内でみんなの邪魔をして、みんなに迷惑をかけている人ではないでしょうか。

それから、自転車に乗ってる人から文句を言われるのに相応しい人・・・。
やはり、普通はそんな人はいないはずなんですが、敢えて言えば、歩道で自転車や通行人の邪魔をして、周りに迷惑をかけている人と言えるでしょう。

よく言われるのですが、人間の心は、顕在意識、潜在意識、無意識に分かれていて、自分で意識している顕在意識は全体の3~4%。
残りの96~97%は、普段意識していない潜在意識や無意識と言われています。(それらを合わせて深層心理と言ったりします。)

ReiNさんは、顕在意識においては、「私だけ何故こんな目に遭わなければならないんですか?」と思われていますから、問題を解く鍵は深層心理にあるとみて間違いありません。

もし、ReiNさんが、深層心理において、「私がこんな目に遭うのは相応しい」と思っているとしたら・・・。
「いやいや、そんなこと思っているわけない!!」と顕在意識では思いますよね。

けれども、深層心理で、「自分は周りに迷惑をかけている悪い存在だ。周りの邪魔ばかりしている悪い人だ。(だから、私がこんな目に遭うのは相応しい。)」と思っているとしたら、電車内で嫌がらせを受けたり、自転車に乗ってる人から文句を言われたりすることは、「罰」ということになり、「罰を受けて当然」と実は深層心理では受け止めているのです

人には、「自分が悪い」という罪悪感があるものなのですが、その罪悪感を感じる手前に、「自分は正しい、相手が間違っている」と思っている部分(抵抗の層と言います)があります。
普通は罪悪感なんか感じたくありません。
ですから、罪悪感を感じないで済むように、「自分が正しい」と抵抗します。
でも、抵抗しても抵抗しきれないから、イライラして周りの物や人に当たってしまうということになるのです。

ReiNさんの現状を変えていくポイントは、ご自分の中の罪悪感と向き合って、罪悪感を癒していくことになります。
何かしら、ご自分を責めていることはないでしょうか。
自分は悪いんだと思い込んでいることはないでしょうか。
誰か(何か)に申し訳ないと強く思っていることはないでしょうか。

自分の中の罪悪感を癒していくに従って、「自分は正しい、相手が間違っている」という抵抗も弱まり、今「何故こんな目に?」と思っていらっしゃることが、どうでもよくなっていくことでしょう。

「婚約したばかりの婚約者にも当たってしまうことがあり、最近は喧嘩ばかりでこのままでは破談になりそう」と書いていただいています。
これを罪悪感の視点から見ると、「破談」は、ReiNさんご自身に対する「罰」という見方ができるのです。
そのような「罰」は全く必要ではありませんね。

ReiNさんがこれ以上苦しまれないためにも、是非、カウンセラーのご利用をお勧めしたいと思います。
自分の中の罪悪感は、自分一人ではなかなか気がつくことができません。
基本的に感じたくないものですから、なかなかわからないのです。
自分では当たり前と思っていたことの中に、罪悪感が隠れていたりするものです。

カウンセリングでお話をする中で罪悪感を見つけ、無意識に自分を責めたり「罰」を与えることを手放すお手伝いができればと思います。
あまり固く構えずに、お気軽にご相談下さいね。
ありがとうございました。

この記事を書いたカウンセラー

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