逃げてばかりいます

相談者名
mel
はじめまして。現在半分引きこもりの29歳、最近になって身体障害が判明した女です。こういった所に相談するのは初めてなので上手く表現出来てなかったらごめんなさい。

本題なのですが…私は些細な事からもすぐ逃げ続けてしまう自分が大嫌いです。最近では、勇気を出して始めてみたSNSで出来た友人との小さな言い争いからも逃げてしまいました。そして深い自己嫌悪に陥ってしまうのです。

いじめの経験からか赤の他人との対峙が怖くて自分の世界にすぐ引きこもってしまい、これじゃあいけないと思ってもどう動いて良いのか解らず、年齢の事もあり漠然とした不安に立ちすくんでしまいます。

ずっとこんな後ろ向きな考えで相談する人もおらず、あまりに苦しくて精神科にかかるのも考えたのですが…私なんかが行っても良いのでしょうか。

解りにくい文章で申し訳ありませんが、よろしくお願いします。

カウンセラー
池尾昌紀
melさん、こんにちは。
池尾昌紀と申します。
ご相談ありがとうございます。

人と関わるのが怖いというのは、本当に辛い状態です。
それが続いていけば、辛いあまり、人を関わることそのものを諦めてしまいたくなるのではないでしょうか。
でも、melさんは諦めなかった。
そうでなければ、こうしたご相談をされたりしないでしょう。
これは、ものすごいことです。
初めて相談をくださった、と書かれておられますが、それ故に、相談をすることは本当に勇気が必要だったと思います。
どうか、ご自身のその勇気を褒めてあげてください。

友達をはじめとして、人と関わる時には、大小様々な言い争いが起こるものです。
melさんは、そこから逃げ出してしまうことで、ご自身を深く責めておられます。
けれども、争いが起こった時に、どちらもが引かなかったら、その場は収拾がつきません。
ぶつかり合って、お互いにとても傷ついてしまう結果をもたらすかもしれません。

それを「逃げてしまう」と表現するのではなく、争いを回避した行動、と表現することもできると思うのです。

そして、その行動は、「弱さ」からくるものではなく、「優しさ」からきていると考える事はできないでしょうか。

これは僕の推測ですが、melさんは、小さい頃から、周りに様々な争いがある中で育っていかれたのではないでしょうか。
その争いを見ているのが辛くて、そこから自分の心を守るために引きこもるしかなかったかもしれません。
そして、争いはなんの解決も生まないから、争いをなんとか回避したいと思うようになっていったのかもしれません。
自分を犠牲にしても、争いを避けたい。
もしそうだったとしたら、これは単に「逃げた」行動なのでしょうか。

melさん。
あなたはとても優しい方です。

人は傷ついた分だけ、優しくなれます。
なぜなら、相手の傷を誰よりも理解できるから。

melさんには、誰かの傷を見つけて、それを理解し、寄り添い、癒していく才能があると言えないでしょうか。

どうか、ご自身を責めるのをやめてください。
そして、自分の価値や才能に目を向けてみてください。

自分ではなかなか難しいようでしたら、カウンセラーをご利用いただいてもいいと思います。

自分が思っている欠点は、実は、自分の才能であるということは、カウンセリングをさせていただいていて、本当にたくさんある事例です。

どうか、ご自身を信じてあげてください。
それが、あなたの苦しみを解放する大きな手段になると思うのです。

melさんの価値や才能を見つけるお手伝いがもしさせていただけるのなら、これほどうれしいことはありません。

ご相談ありがとうございました。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

名古屋を軸に東京・大阪・福岡でカウンセリング・講座講師を担当。男女関係の修復を中心に、仕事、自己価値UP等幅広いジャンルを扱う。 「親しみやすさ・安心感」と「心理分析の鋭さ・問題解決の提案力」を兼ね備えると評され、年間300件以上、10年以上で5千件超のカウンセリング実績持つ実践派。