キャバクラへ行く彼。

相談者名
ムー
こんばんは。
どうにもこうにも結論がでない・・・だそうとしてないのか。行き詰って
苦しいんです。お話を聞いて頂きたく書かせていただきました。

私には四年の付き合いになる彼がいます。その彼は私より二つ年上です。
最近彼は、キャバクラに行くようになりました。初めは、仕事の付き合い
だとか言ってました。私も仕事の付き合いなら・・・そこで飲むだけなら
いいかな・・・。と思っていたのは事実です。
しかし、彼は外でキャバクラの女性と映画や食事に行くようになっていま
した。
その事が分かってから、私は彼とケンカしたり幾度の話し合いをしてきま
した。私が嫌なのは、店の外で会ったりする事だと。私はいらないのだと
言われているようで嫌だと。このケンカで彼は私の気持ちを解ってくれた
のか、一時はそんなに行きたいわけじゃないし、行かなくても平気だから
行かないよと言ってくれたのです。

それからしばらく後のケンカで、本当は行きたいって言い出しました。
わからなくなりました。別れようって思いました。
彼は、キャバクラの女性と外で会おうが店で会おうが彼女は仕事でやって
る事なんだからと言います。解らなくはないんです。でも納得はできて
ないんです。本当は行って欲しくない。その女性にメールで甘い言葉
言うのもどこかに行くのも、本当はやめて欲しいんです。
言ったら、じゃあ別れようってなると思うんです。
でも、あんまり考えるから私自身ももうやめたい!って思ってしま所もある
んです。
辛くて、バカみたいで。でも、どっかでこんな事で別れていいの?って
言ってる様な気がして。

二人で答えが出せたらって思っていたんですけど・・・彼を解りたい。
でもこれだけは譲りたくない。今ただ一緒にいたいから許してもきっと
私はまた同じことを繰り返す。
彼も同じような事を考えていると思います。
だから、ズルズル一緒にいます。

こんな話を聞いて下さってありがとうございました。
文章にまとめると、何だかうまくいきません。ごめんなさい。

カウンセラー
中原謙一
ムーさん、こんにちは。

ご相談ありがとうございます。

私はカウンセラーの中原謙一と申します。

ムーさんのメールを読ませてもらって感じたことなのですが、すごく彼のことを大切
な人として扱っているなと感じます。

もちろんこの気持ちに問題はないのですが、「愛したい」よりも「愛されたい」「嫌
われたくない」という想いが強くなってしまっている感じがします。

「愛されたい」「嫌われたくない」という想いが強くなってしまうと、どうしても自
分の中に感情を押し殺してしまい、相手の顔色を伺ってしまったり、必要のない不安
や疑いをいっぱい持ってしまいます。

そしてその不安や疑いが、また新しい不安や疑いを作り出し、雪だるま式に増えてい
くのでしょうね。

文章の中で「彼を解りたい。でもこれだけは譲りたくない。今ただ一緒にいたいから
許してもきっと私はまた同じことを繰り返す」というのがありますが、ここにムーさ
んと彼の心の状態を現すヒントが隠れています。

一つに、ムーさんは彼がまた遊びに行ってしまうのをこの段階で信じていることです。
「彼は遊びに行ってしまうに違いない」と決めつけているんではないですか?。
もう一つに、ムーさん自身が「怒っている」ことにお気づきでしょうか?

そして、彼の心の中が「怒っている」ことにお気づきになりますか?

なぜ彼が怒っていると私が感じるかというと、ムーさんが嫌われないように、見捨て
られないように感情を押し殺してしまうと、表情ってどうなると思いますか?
とびきりの笑顔になるのでしょうか?

おそらくそうではないでしょうね。
いつも相手の顔色をうかがっているわけですから、どんなに笑顔をつくってみても、
彼から見れば「自分といても楽しくない」ように見えてしまいます。

もちろんこれは誤解なのですが、彼の中では「きっと俺といても楽しくないに違いな
い」となってしまっているのかもしれません。

そして彼はムーさんのことをいっぱい楽しませようとしていたのかもしれませんが、
おそらくうまくいかなかったのではないでしょうか?

さらに、彼がムーさんに対していろいろな「欲求」をもっていたことにはお気づきで
しょうか?

彼はムーさんに「ああして欲しい」「こうして欲しい」と本当はいっぱいメセージ
を送っていたのではないかと私は推察します。
ただ、彼はどうも感情表現があまり得意な人ではないのではないでしょうか?
ですので、彼のメッセージがムーさんに届かなかったのではないかと推察されます。

これはお二人共なのですが「わかって欲しい」という想いが強すぎて、相手が自分に
何を求めているのか、どうして欲しいのかを、二人ともが見失ってしまっているよう
に感じます。

そして、ここまで書いてお気づきかもしれませんが、ムーさんの感情と彼の感情、似
ているように感じませんか?

実際の行動は全く違いますが、これは男女の違いから出ているもので、感じている感
情はほとんど同じかもしれません。

男性は感情を感じないように振る舞いますが、女性は感情を納得させようと振る舞い
ます。
ですので、男性は自分の感情を逃がすために、よくうそをつきます。
けんかしている時に彼の言っていることがころころ変わるのはこのせいなんですね。

そしてムーさんは感情的に納得できない分だけ「何でわかってくれないの?」と怒っ
てしまうのかもしれません。

今のムーさんにとって、大切なことがあります。

それは、「うまくやろう」としないことです。
メールの最後にも「文章にまとめると、何だかうまくいきません」と書いてありまし
たが、うまく書く必要なんてないんですよ。
要するに、自分の気持ちが相手にちゃんと伝わればいいわけですから、上手に書く必
要はないし、自分を良く見せようと背伸びする必要もないんです。

上手にできなくてもいいんですよ。
良い子になろうとしなくてもいいんですよ。

「素直になること」「自分の気持ちに正直になること」

これが大切です。
だって、ムーさんの気持ち、「彼が大切、でも腹が立つ」という気持ちはちゃんと私
には伝わってきてますから、まずこの気持ちに素直になってみてはいかがでしょうか?

そして、素直な気持ちを「上手に」ではなく「彼にわかってもらえるように」表現し
てみてはいかがでしょうか?

そして、うまくできない、ともし感じたのであれば、ぜひカウンセラーを使って表現
する練習をしてみてください。
練習をすれば、彼に想いが伝わる確率は上がるかもしれませんし、表現方法を学ぶこ
ともできるかもしれませんよ。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
ムーさんが幸せになるために、少しでもお役に立てることができれば幸いです。

ありがとうございました。

中原 謙一

この記事を書いたカウンセラー

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