相談者名 | みかん |
よろしくお願いします。 私には、付き合ってそろそろ8か月になる彼氏がいます。 前々から、彼氏が寄り添ってくれたり、優しさを見せてくれた時に、なんとなく「彼氏だから」「私のことが好きだから」こんなことしてくれるし、そうやって優しくしてくれるから私はこう感じるべきなんだ、と思って、素直に優しさが受け取れません。 人間的な優しさというより、恋愛関係だから見せてくれる優しさや行動なんでしょ?と、条件付きのものに感じて、それが素直に喜べません。彼が普通に振る舞ってても、そういうのを考えてしまい自然体で振る舞えません。 なんとなく、もっと人間的な、彼の本質的なところが見えてないような気がします。 恋人だからこうでなきゃ!こういう時にこう感じなきゃ!っていう制約が、今の私には多いし、それに当てはまらない時、「好きじゃないのかな…」と思ってしまいます。他人の価値観を自分に強制してしまい、自分の価値観が分からなくなります。 彼は、普段は一切表に出しませんが、自己評価が低く、私も誰より彼の暗い過去を知っています。最低だとは思いますが、人間として関わっていこう!って思っても、「俺は暗い人間、つまらない人間だから…」と何度か聞いてて、私自身感化されやすいので、「暗い人間」という色眼鏡で彼を見ている気がします。 「彼氏だから」じゃなく「彼だから」一緒にいるんだ!って胸を張って言えるようになりたいです。心地よい付き合い方を模索したいです。Webで「好きとはこういうこと!違うなら別れるべき!」みたいなものを見て不安になります。 どうすればいいでしょう。 | |
カウンセラー | 大塚亘 |
みかんさん、はじめまして。 今回担当させていただきます、大塚亘と申します。 みかんさんの文章を拝見して、私はこう思いました。 「みかんさんは、ものすごく優しい人である」 ということです。みかんさんは、ご自身がとても優しい人間である、ということに もし、みかんさんに優しさという要素がなかったとしたら、彼がみかんさんに優しさを >彼は、普段は一切表に出しませんが、自己評価が低く、私も誰より彼の暗い過去を この文章中に、「最低だとは思いますが」とありますが、最低なのはもちろん彼では しかし、みかんさんは、暗い過去があり、自己評価が低い彼の話しを聞いてあげたのです。 しかし、彼は、 「勇気を出して」 自分の暗い過去の話しをみかんさんに打ち明けました。それはなぜだと思いますか? >私も誰より彼の暗い過去を知っています。 みかんさんにしか言えない、しかも、もしかしたら嫌われるかもしれないという怖れを 彼が自分の暗い過去を打ち明けることができた理由は、まず、 「みかんさんは、自分の暗い過去を話したとしても、嫌わずに受け止めてくれるとても ということです。みかんさんがとても優しい人間であると、彼が思っているので、 そして、もう一つの理由は、 「彼は、心から、みかんさんのことを愛している」 ということです。 彼、彼女の関係、そして夫婦関係でもそうですが、パートナーシップ(彼、彼女の関係や、 「この人にだけは、自分のことを分かって欲しい」 我々人間は、彼だけでなく、私大塚も含め、みな過去に多かれ少なかれ心の傷を持って 彼も、初対面の人はもちろんのこと、彼の男友達にも過去のことは打ち明けていない >彼は、普段は一切表に出しませんが、自己評価が低く、私も誰より彼の暗い過去を この部分が、それを物語っていると思います。彼は、みかんさんを愛し、お互いの良い ひとえに、彼がみかんさんのことを愛しているからといえます。 さらに、みかんさんが素晴らしいのは、 >彼が「暗い人間」というのも、私が感じた彼の印象ではないし、ちゃんとした自分の 彼が自分の暗い過去を打ち明けても、みかんさんはそれを公平に、客観的にとらえて 人によっては、相手が悪いところを打ち明けたときに、それを受け止めるどころか、 これは、みかんさんに、自信と優しさがあり、そして、 「自分(みかんさん)なりの価値観」 を持っていないと、できないことなのです。みかんさんは、 >ちゃんとした自分の価値観を持ちたいです。 と書いてくださいましたが、もう既に、みかんさんは、ご自身なりの素晴らしい価値観を みかんさんは、深い優しさと、自分の価値観を併せ持った、素晴らしい方なのです。 それなのに、みかんさんは、ご自身のことを「最低」だと「勘違い」されています。 客観的にみると、みかんさんは、既に素晴らしい人間なのです。それなのに、みかんさんの また、彼は、みかんさんを愛し、そして、自分の暗い過去を打ち明けることができる それでは、みかんさんが、ご自身の自己評価を高める、というか取り戻すにはどうしたら 実は、自分自身では、なかなか自分の価値を認めることはできないと私は思っています。 でも安心してくださいね。とっても効果的な方法があります。それは、 「相手に自分のことを認めてもらう」 という方法です。つまり、みかんさんが一人で自己価値を高めるよりも、彼に認めて 彼は、勇気を出して、自分自身の暗い過去を話してくれました。彼は、自分の暗い過去に しかし、公平なみかんさんは、彼の暗い過去を聞いても、嫌わずに、共感してくれました。 >彼が「暗い人間」というのも、私が感じた彼の印象ではない と、彼のことを認めてくれたのです。これが、彼にとって、どれだけうれしいことか、 もしそうだとしたら、みかんさんは、自分一人で自分を認めるより、彼に手伝って 「彼を信じて、自分の良いところも、自分の悪いところも、全て彼に話してみませんか?」 というのが、私の提案です。特に、自分の悪いところをぜひ話してみてください。 彼が自分では認められなかった、彼の暗い過去をみかんさんが受け止めてくれて、 自己評価が低いと、それを隠そうとするあまり、自分のことをなかなか表現しないことが >恋人だからこうでなきゃ!こういう時にこう感じなきゃ!っていう制約が、今の私には となってしまうこともあると思います。つまり、本当はみかんさんは彼のことが 彼のように、勇気を出して、彼に、みかんさんが自分では認められないことを、 読んでくださり、ありがとうございました。 大塚亘 |