相談者名 | こりす |
付き合って1年の彼の女友達のことで悩んでいます。 彼とは趣味を通じて知り合いました。その趣味のコミュニティの中には、彼の10年来の女友達(既婚者)もいます。 彼女は悪い人ではないのですが、彼に対する距離が近く、時々困惑してしまいます。 それでも、彼女の言動を見ていると、「もしかすると彼のことが好きなのではないか?」「私は彼女にとって目障りな存在なのではないか?」と考えてしまうことがよくあります。 私と彼女が二人で話す機会があった時、「(自分と彼は)一緒にいると夫婦によく間違われる」「自分は、彼の過去の彼女とも仲が良かった」「自分にとってはお兄ちゃんのような、かけがえのない存在。彼に何かあれば絶対に力になりたい」と言われ(悪意のあるニュアンスではありませんでしたが)、心のどこかに引っかかるものがありました。 彼は「彼女を異性として見ることはありえない。数少ない旧友だから信頼感があるだけ」と言いますし、実際、私に対しては毎日欠かさず連絡をくれたり、二人きりの時は普段とは別人のように甘えてきたり、大切にしてくれています。 彼女は明るく社交的、押しが強く、初対面の人でもすぐに友達になります。 正直、彼と彼女の繋がりが絶たれたら、心が楽になるのに、と考えてしまいます。 彼とはこれからも長く付き合っていきたいですし、彼にとって大事な友達である彼女とも上手く付き合っていきたいです。 | |
カウンセラー | 嶽きよみ |
こりすさん、こんにちは 今回担当させていただきます、嶽きよみ と申します。 お付き合いしている彼の女友達が気になってしまう、ということですね。 -たしかに、お付き合いしている相手の周りの人たち、しかもそれが女性であるならなおさら・・・、気になりますよネ。 それは彼のことが大好きで、興味があれば、ごく自然な感情だと思います。 ただ、そのことで、こりすさん自身が辛くなってしまったり、彼との関係が悪くなってしまうとしたら、それはとてももったいないことです。 なので、ぜひこれをいい機会だと考えて、問題を解決していきましょうね。 今回は、こりすさんに、3つのポイントをお伝えしたいと思います。 ■彼の友人だからと言って、こりすさんが無理に仲良くなる必要はない *** 1つずつ解説していきますね。 最初のポイント ■彼の友人だからと言って、こりすさんが無理に仲良くなる必要はない そう言ってしまえば元も子もないのですが^^;、 前提として、パートナーの友人だからと言って、必ずしも自分がその人と気が合うとは限りません。 ですから、彼の友人だからと言って、無理に好きになる必要はありませんし、彼と同じくらいその人と仲の良い友人にならなくていいんです。 例えば今回の場合、こりすさんがもし、彼を介さないで彼女と知り合いになったとしたら・・・、 その人と、お友だちになれそうでしょうか? >明るく社交的、押しが強く、初対面の人でもすぐに友達になります。 という人を、こりすさんは、好きと感じますか? >私と彼女が二人で話す機会があった時、「(自分と彼は)一緒にいると夫婦によく間違われる」「自分は、彼の過去の彼女とも仲が良かった」「自分にとってはお兄ちゃんのような、かけがえのない存在。彼に何かあれば絶対に力になりたい」と言われ 自分の友人(つまり彼ですね)の彼女(つまりこりすさんね)に対して、こう話す人を、こりすさんは、 素直で天真爛漫な人、と感じますか? 彼女と 友達になりたいな、とこりすさんが思わないうちは、無理に好きになろうとしたり、いい人でいようとする必要はないと思います。 まずは、こりすさんが感じた感情をそのまま受け止めてくださいね。 *** ■彼との関係性にフォーカスする その上で、「意識的」に、彼とこりすさんの関係の方に目を向けるようにしてみてください。 つまり、ここです。 >実際、私に対しては毎日欠かさず連絡をくれたり、二人きりの時は普段とは別人のように甘えてきたり、大切にしてくれています。 彼女と彼は10年来の友人であったとしても、恋愛関係にはなっておらず、とにかく彼が今「自分の彼女」として選んでいるのは、ほかでもない こりす さんですよね。 まずは、そのことに自信を持ってください。 こりすさんが不安になる気持ちはすごくわかります。 でも、彼とこりすさんとの関係に、彼女を入れているのは、こりすさん自身だということにも気づいてくださいね。 心の中にあるものは、外の世界に投影されるので、そうすると現実でも彼女の存在がますます大きく見えてきてしまいます。 これは実際心の中で 自動的に 起こっていることなので、根っこの部分から改善するには、面談カウンセリングで行うイメージセラピーなどを使って、ストーリーのパターンを書き換えてあげるのがいいのではないかと思います。 自分でトライするときは、三角関係をイメージせずに、常に彼とこりすさんの二人の関係に意識を集中してみてください。 *** ■自分をバージョンアップするタイミング こりすさんは、こう書いてくださいましたね。 >彼女は明るく社交的、押しが強く、初対面の人でもすぐに友達になります。 さっきも書いたように、こりすさんが 内向的で自信が足りないひとであったとしても、彼が選んでいるのは こりすさん!です。 そのことは、しつこいようですが、忘れないでください。 その上で、もし、彼女に対して 少し嫉妬のような気持ちが出てくるとしたら、こりすさん自信の殻を少し破る時が来ているのかもしれません。 それは、内向的なこりすさんの魅力をもっと発揮する時!! ということなのですが、そのためには、こりすさんが彼女に対して嫉妬してしまう部分が鍵となります。 >親しげな様子に嫉妬している自分に自己嫌悪です。 もっと人との距離を縮めたり、親しげに付き合っていける、そしてそれをオープンな感じで表現できるこりすさんを目指してみてはどうかと思うのです。 *** 最後に、彼女の立場になってみて考えると ひとつは、こりすさんと本当に仲良くなりたいと思っていて、 >「(自分と彼は)一緒にいると夫婦によく間違われる」「自分は、彼の過去の彼女とも仲が良かった」「自分にとってはお兄ちゃんのような、かけがえのない存在。彼に何かあれば絶対に力になりたい」 こう伝えることが、こりすさんに安心感を持ってもらえる(結果は逆効果だったのですが・・)考えていた可能性もあるということ。 また、今回の場合、彼女は「女」として、逆にこりすさんに対して羨ましく思っている部分があるのかもしれない、とも思います。 まだ結婚していない恋人同志で、しかもそれが大好きな男友達の彼女だとしたら、ちょっとうらやましく(もしかしたら小さな嫉妬も)思っても不思議ではありません。 だからこそ、負けないで、さらにさらに、こりすさんの魅力に磨きをかけることを応援したい!と、個人的には思ってしまうんですね(笑) ということで、今回は3つのポイントをお伝えしましたが、何か ヒントになれば幸いです。 こりすさん自身の価値をもっともっと見ていきましょうね。 ご相談ありがとうございました。 嶽きよみ |