つながっていない感じがします。

相談者名
もこもこ
彼の何気ない一言が引っかかってずっと離れません。

車を購入する予定があるため、先日彼と販売店に行きました。彼に「電話で営業マンに乗りなれない車を一人で運転して帰るのは不安だと言っても反応が薄かった。ちょっと練習してみますか、とかこの道が比較的空いていますよとか、今までどんな車に乗っていたんですかって聞いてもよさそうなのに・・・」と言ったら「子どもじゃないんだからそんなの自分でなんとかしろって話しじゃん。俺が営業マンでも特になにも言わないよ」と言われてしまいました。

以前、賃貸マンションを引越す時にも私の金額や地域や部屋数などを話したら「家賃は少しでも少ないほうがいい。あれもこれもは満たせない。甘いんじゃない?」と言われました。

確かに彼の言うとおりだと思いました。

でも・・・

引越しの時も、今回の営業マンの時も彼の一言で「彼とつながっていない」気がしてしまいました。
「自分ひとりでなんとかしなきゃ・・・」
そう思うと孤独でしかたありません。

確かに子どもじゃないんだから一人でなんとかしなきゃいけないし、なんとかなります。
ただ、心と心がプツっと切れてしまった、そんな感じです。

また、彼とつながっていない感じがした途端、他の誰ともつながっていないような気になってしまいました。
仲良くしている友人とも、一緒に働いている同僚とも、ご近所で仲良くしてくださる方々とも誰ともつながっていないような気がしてきました。

どうしてこんな風に思ってしまうのでしょうか。

カウンセラー
小倉健太郎
もこもこさん、はじめまして。
担当をさせて頂きます、小倉健太郎と申します。

どうぞよろしくお願い致します。

文章を読ませて頂きますと、もこもこさんにとって、いかに彼との関係性が大切かがよく分かりますね。

そんなに大切な彼だからこそ、もこもこさんの気持を否定されたり、気持ちがこもっていないなと感じる言葉で応えられると、彼とのつながりが切れたように感じてしまいますよね。

それに、そんな態度をされると、彼は自分の事を大切に思ってくれていないのかなとか、彼にとっては自分との関係なんてどうでもいいのかなと感じて、彼とこの先ずっとうまくやっていけるか、不安になってしまうかもしれませんね。

今回のもこもこさんのご相談内容は、「どうして彼とのつながりが切れてしまったら、他の誰とも繋がっていない孤独な感じになってしまうのか?」と言うことですね?

そうですね、確かにおっしゃる通り、繋がりが切れてしまったのは、彼ただ一人だけであって、他の人とは何も問題は起こっていないのですから、他の人との関係まで切れてしまったように感じるのはおかしいですよね。

彼とのつながりを大切にする、もこもこさんらしい疑問ですね。

では、そんなもこもこさんの疑問にお答えするとともに、もこもこさんが大切にしている彼とのつながりを、これからどうやって作っていったらいいのかについて、回答をさせていただければと思います。

それではどうぞ、よろしくお願い致します。

まず、誰かとつながりを感じるという事は、もこもこさんがその人の事を好きで関心があるという事の他に、もこもこさん自身の心が開いている状態だから出来る事だと思うのですね。

そして、何か自分にとって良くない出来事が起こってしまうと、反射的に心を閉じてしまって、それがつながりが切れたような孤独とか、寂しいと感じる状態になってしまうのだと思います。

それは、熱いお湯に手を入れてしまった時に、反射的に手を引っ込めてしまうように、心も同じようにつらい事から身を守るために、反射的に心が閉じてしまうのだと思います。

つまり、もこもこさんの心は、貝の殻が閉じてしまったような状態になってしまったという事だと思います。

そのような状態になってしまうと、たとえ他のみんながいつもどおり心を開いてくれていても、もこもこさんの心の扉が閉まってしまってますので、やっぱり誰とも繋がっていない、孤独とか寂しい気持ちになってしまうのだと思いますよ。

これは、いいとか悪いとかではなくて、心と言うのは、そういう仕組みなのだと思います。

例えば、お父さんに「宿題をしなさい!!」ときつく起こられたて辛い気持ちに直後に、お母さんから「おやつよ~、台所に来て~。」なんてにこやかに言われたような子供がいたとしたら、その子は、すぐに機嫌を直して、台所に行くことは難しいだろうなぁって思いませんか?

つまり、本人が心を閉ざして塞ぎ込んでしまっていたら、他のみんながいつもどおりでも、なかなかいつもどおりの機嫌のいい状態になんてなれないと言うことです。

でも、一度閉じてしまった心でも、自分の気持ちを大切にしながらゆっくりと時間をかければ、閉じてしまった貝殻がゆっくりと開いていくように、また開いていけると思います。

大切な事は、あまり自分や他人(彼)を責めないようにして、もこもこさんの閉じてしまった心を労る気持ちが大切だと思いますよ。

それからもうひとつ大切な事ですが、そうやってまた心が開けるような状態になれたら、今度は、ちゃんと彼ともつながった状態になりたいですよね。

その為に、ヒントになるような事を書かせて頂きますね。

まず、この文章の中に出てくる彼は、あまり優しくない事を言いましたよね。

それは、どうしてだと思いますか?

それは、

「俺もしんどい状態で頑張ってるんだから、お前もそんな甘いことを言ってないで、我慢しろ。」

って言いたいのでは無いのかなと思います。

つまり、彼はもこもこさんにひどい事を言ったというよりは、彼自身も辛いので、逆にもこもこさんにそれを分ってもらって、労って欲しいのではないかと思いました。

もしかしたら彼は、もこもこさん以上に辛い思いをして頑張っている面があるかもしれませんよ。

もこもこさんから彼の事を見たときに、

「うわぁ、ほんとしんどいことやってるなぁ、きつそうだなぁ。」

と思うことはありませんか?

そういうことは、別に男だから辛くないとか、彼は心が強いからしんどくないなんて、そんな事は無いと思うのですね。

本心では、しんどかったり、辛いのに、自分は男だからとか、もこもこさんの彼だからと思って、我慢している事だってたくさんあると思いますよ。

今すぐ急に思いつかなくても構いません。

ただ、そういうところは無いかな?という目で、ゆっくり探してみようと思ってみてはもらえませんか?

そして、もし見つけたのであれば、もこもこさんがそんな彼の気持ちを労ってあげてくれませんか?

彼につながりが切れるような事を言われて辛くなってしまったもこもこさんですから、逆につながりが持てたときの幸せな気持ちも、よく分かっていますよね?

つまり、本当は自分が彼にやって欲しかったことを、逆に彼にやってあげて欲しいのです。

ちょっと話が脱線してしまいますが、サンタクロースって、どうしてあんなに毎年毎年子供たちにプレゼントを渡したいのだと思いますか?

これは私の想像なのですが、サンタクロースはきっと子供の頃、プレゼントが欲しくて欲しくて仕方がなかったのに、もらえなくて本当に寂しい思いをした子供だったんじゃないのかなと思います。

だから、自分が小さいときに辛い思いをした分だけ、子供たちにプレゼントを渡して喜んでもらえることが、嬉しくて仕方がないのではないのかなと思います。

もこもこさんは、彼につながりを切られるような事を言われて、寂しい思いをたくさんしましたね?

では、そんな彼につながっている気持ちを与えてあげて、それで彼が喜んでくれた時は、もこもこさんもきっと嬉しくて仕方が無くなると思いますよ。

もこもこさんの素敵な恋愛を応援していますね。
今回は、ご相談ありがとうございました。

この記事を書いたカウンセラー