どうしたらよいでしょうか

彼からの「好き」という言葉が聞けなかったり、連絡の回数が少なくなってしま
うと、不安になってしまいますよね。

彼の言葉や振舞いがきっかけで不安を感じてしまうのですが、そこでその不安に
目を向けると、不安がどんどん大きくなってしんどくなってしまいます。
また、不安というのは自分の中にあって、自分が感じているものなので、それを
見ているということは、自分を見ているということになります。

そこで、さくらさんに提案させていただきたいのは「彼を見る」ということです。

例えば、「彼はつきあい始めの2ヶ月はとても熱心だったのに、Hをしたくらいか
ら『好き』と言わなくなった」という出来事を見る時、自分の中の不安を見ると、
「好きじゃないのかな？」「気持ちが冷めたのかな？」というふうに感じられて
不安は大きくなってきます。

自分の不安を通さずに彼を見ることができると、「彼なりの事情や理由があって
そうしているのかもしれない」という部分が見えてきます。

そうすると、「何で？」「どうして？」と彼に興味を持ちます。(これは彼を見て
いる状態です)

そうやって興味を持ってもらえることだけでも、彼にとって喜びや安心につなが
るんですよ。
喜びや安心を与えてくれる人のことを根本的に嫌う人はいませんから、間接的に
さくらさんにとってもいい結果につながるでしょう。

一般的に、おつきあいが始まるまで、そして、おつきあいが始まったばかりの段
階では、その関係が発展することや、続くことに関して不安を持ちます。
その不安がある分だけ、相手に嫌われないように、相手に愛されるためにがんば
ります。

逆に、おつきあいの関係が発展することや続くことに関して安心感や信頼を持つ
(＝不安を感じない)と、そのことに関してがんばる必要がなくなってきます。

自分の気持ちが相手に届いているのか？という不安を持つ分だけ、自分の気持ち
を相手に伝えます。

逆に、自分の気持ちが相手に届いている、受け取ってもらえていることに関して
安心感や信頼があると、そのことに関して不安を感じないので、不安を解消する
ために自分の気持ちを伝えるということが必要なくなってきます。

ひょっとすると、彼にはそんな状況や心の動きがあって、「好き」という言葉を
言うことが少なくなっているのかもしれないし、連絡の回数が少なくなっている
のかもしれませんよね。

もしそうだとしたら、彼は、さくらさんとの関係において安心感やつながりとい
うものを感じているということです。

実際にそうかどうは別として、彼が、安心や信頼の結果、言葉や連絡が少なくな
っているのだとしたら、さくらさんはどんな感じがしますか？

「もしそうだったら？」という仮定のお話が多くなりましたが、「実際のところ
はどうなの？」という答えは、彼に聞いてみないとわかりません。

この「彼のことを知る」「自分の気持ちや思いを伝える」という、二人の間のコ
ミュニケーションが、二人の関係を育てていく鍵になると思います。

「最近になって、私と通話するためだけに、新しく私が持ってる携帯と同じ会社
の携帯を購入したのはどうして？」ということや、「彼の兄弟に私を紹介してく
れたり、友達や同僚にも私のことをよく話しているのはどうして？」と、彼に聞
いてみたことはありますか？

また、「自分と同じ会社の携帯を彼が買ったことでさくらさんはどう感じたか？」
とか、「彼の『好き』という言葉を聞いた時や、彼からの連絡があった時には、
どんな気持ちになるのか？」ということを彼に伝えたことはありますか？

さくらさんが、不安を一杯感じながらでも、それでも彼とつきあっていきたいし、
結婚したいと思うくらい真剣に誠実に彼のことを愛していることを、彼は知って
いるのでしょうか？

もし、こんなに悩んでしまうくらい、さくらさんが彼と、彼との関係を大切に思
っているというのを知ったとしたら、彼はどんな気持ちになるでしょう？

シンプルに、うれしいと思いますよ。

さくらさんの中にある想いをただ伝えるだけで、彼に喜びや安心を与えることが
できます。

それだけのものをさくらさんは持っているんですよ。

ご相談内容に、

「彼に想いがあるか冷静に判断できる自分でいるためにどうしたらよいか、彼と
付き合うなら、もっと愛されるために、もっと強い自分でいるためにどうしたら
よいか、そして嫉妬との付き合い方についてアドバイスお願いします。」

と書いてくださいましたが、「彼の想いを聞いて受け取る」「自分の想いを伝え
る」というコミュニケーションがより深く取れるようになると、『彼に想いがあ
るか冷静に判断する』必要がなくなることがわかってきます。

そして、『もっと愛される』秘訣が、彼に自分の想いを伝えること、彼を愛して
あげること、そして、彼の思いを受け取ることだということがわかってきます。

嫉妬に関しても、コミュニケーションがより深く取れて、彼に愛されていること
を実感できた分だけ自然と少なくなってきます。

自分の中にある不安やできていないところや悪いところに目を向けることも大切
ですし、それらに向き合おうとするのは素晴らしいことだと思いますが、そのエ
ネルギーを「より良いコミュニケーションを取る」ことに関して使ってみること
をお勧めしたいと思います。

コミュニケーションに関して、具体的な内容については電話や面談でのカウンセ
リングでお話しをさせていただければいいなと思っていますので、もしよかった
ら、一度カウンセリングを使ってみてくださいね。

さくらさんと彼が、より深い愛情とより強い絆で結ばれることをお祈りしています！

ご相談ありがとうございました。