信じることが怖い

相談者名
あさみ
はじめまして。相談させてください。私は前に付き合っていた人に3又をされたことがあります。その人とは中高一緒で同じ委員などをしていたので仲がよく付き合うことになりました。連絡があまり来なくなったと思ったら『勉強の邪魔になるから別れて』といわれました。私も急のことでパニックになってしまい、しつこくして
しまった所があったのですが…『お前のせいで高校生活がメチャクチャになった』とも言われました。私のほかの2人(同級生)のうち一人はその彼の元彼女でした。付き合っている時「元カノからしつこくされている…」など沢山元カノの悪口をきいていて、その子と私は友達なので信じられませんでしたが彼がいっているので信じました。しかし別れてから他の二人と話す機会があり本当のことを知りました。確かにまだ好きだった様だけど彼の話は全部真っ赤な嘘でした。勉強であえなかった時クラスの女友達と遊んだりしていたこともわかりました。そして今の彼氏と出会いました。彼は5コ上の22歳で付き合って1年位です。付き合いは長いのに今だに彼のことをちゃんと信じられません。頭ではわかってるのに怖くなってしまいます。付き合い始め、彼には付き合いの長い彼女がいて「別れた」と言っていたけど本当は最初の何ヶ月かは並行して付き合っていたのを偶然知ってしまったこと(私が知っている事は知りません)自分もそうされるんじゃないかって考えたり。後に別れたみたいなのですが、前のこともあり元カノはまだ好きなのに連絡をとられるのが嫌でメモリを消してもらったのですが、彼氏は男の名前でいれたりなどが2回ほどありました。その後も疑心暗鬼になってしまってついにはメールまでみてしまいました。元カノが「会える?」というメールに対して「あえるよ」というやりとりがあり…。でもメモリをみた時にもうみないと約束したのでいえず…自分がどんどん追い込まれ精神的に苦しくなってしまいました。メールのやりとりがあったのがちょうど二人で旅行にいって私の田舎まで一緒にいった直後だったので余計に悲しくなってしまいました。何ヵ月後に限界になり本当のことを話し、別れそうになりましたが戻りました。私も相手の気持ちが誰に向いてるかが大事なんだと思いもう言わなくなりましたがやっぱり信じられてない部分があって…心から彼のことを信じたいのですが無理なのでしょうか?;_;乱文お許しください。
カウンセラー
伊藤昌代
あさみさん、はじめまして。伊藤と申します。
ご相談ありがとうございます。よろしくお願いしますね。

メールを拝見いたしました。
一年間お付き合いされている彼の事を信じきれずに苦しくなっているのですね。
「好き」と、「信じられない」という、二つの反対の気持ちを持って向き合っていると、彼に対して、悪いような、申し訳ないような、それでいて、「そんな事を思わせないでよ!」って腹立たしいような感じ等々するかもしれませんよね。
…何か、安心しきれない状態になりがちかもしれません。。

文面から、あさみさんが彼の事を大好きなのが伝わってきます。
けれど、彼と付き合いの長かった彼女の存在を知った時に、以前の恋愛で傷ついた事が思い出され、不安感が出てきたようですね。

中高一緒だった彼との恋愛の最後は、彼から『勉強の邪魔になるから別れて』『お前のせいで高校生活がメチャクチャになった』と言われ、話が嘘であることもわかり、そして三叉の一人がお友達であり、……感情面でも交友関係でも、非常に混乱し、そして傷ついてしまいましたね。
信じていたことが全て覆されたようなショックでしたね。
もしかすると、「何でこんな風に恋が終わってしまったのかな?」「何で私はこんな辛い目に合うのかな?」等々の「?」が、今でも疑問のまま、つまり未処理のまま残っているのかもしれません。
どんな感情でも、未処理の感情というのは、次の関係性で癒されようと、またやってくることがあるんですね。
失恋で受けた傷や感情を見て、「私がこうこうだったから」とか、「彼に別に彼女がいたから」等と考えてしまうと、次から、それらは「許せない」と禁止してしまうので、同じ事が起こらないように、自分の中に、行動を厳しく見張る番人を作ってしまったり、彼に近づく全ての女性に対して必要以上に反応してしまう事も有り得ます。

あさみさんの中には、「彼にとって私って何だったの?」って思いは残っていませんか。
……それは疑問の形でかもしれませんし、怒りや後悔などの形かもしれません。
もし、残っているようでしたら、さらに質問です。それらに対しての、あさみさんご自身が納得のいく答えはあるでしょうか。“ご自身の”というのは、彼の本心を聞くことがどうしても必要なことではないということです。
スッキリとしないようでしたら、もしかすると、以前の失恋が完了していないのかもしれません。
私は、あさみさんは、以前の失恋で、今の恋を苦しいものにしなくていいと心から思います。
彼からの攻撃と、お友達から聞かされた「彼の嘘」とで、傷ついてしまいましたが、一度、以前の恋を勇気をもって振り返ってみてはいかがでしょうか。

彼とのお付き合いの時間は、果たしてそんな嫌な事だけだったでしょうか。
楽しい事も、悲しい事も、成長できた事もあったかもしれません。
また、頑張った事も、反省するべき事もあったのではありませんか。

それらを一度、整理整頓して考えてみるのもいいかもしれません。

信じられない時というのは、何かがとても怖いんですね。客観的に過去の自分を振り返り、整理することで、恐れを減らす事は出来ますよ!

そして、今の彼のことですね。「信じたい」って思い、素敵だと思います。
お二人で旅行に出かけるというのは楽しいことですよね。そんな幸せな時に、彼のメールを見ずにはいられなかったあさみさんは、その瞬間、とっても不安で、心細かったのでしょうね。悲しいのを限界まで頑張りましたね。
別れそうになったけれど戻ることが出来て、喜んでいるあさみさんが目に浮かぶようです。
だからこそ、彼があさみさんのことを大切に思っている事を「信じたい」のですよね。

彼のどんな所を好きになったのでしょう?
そして、彼のどんな所で信じられなくなりましたか?

こちらも一度整理してみませんか。

初めて彼の事を好きになった時と今とでは、今の方が、より色んな彼を好きなあさみさんがいませんか。
また、信じられなくなるポイントの中には、「あさみさんの『愛し方』とは違うやり方」というものはありませんでしたか?

性格や物事への構え、考え方などは、それぞれの環境と経験によって作り出されるので、一人一人異なります。この違いは、それぞれが別個の人間であるという証だと私は思います。
『愛し方』も同じなんですよね。

「好き」と言葉で伝えること
何かプレゼントをすること
一緒にいること

……等々ありますが、人によって、“こうされたら一番愛されている”と感じるやり方は違うんですね。
さらに、男性と女性とでは、恋愛観に異なる部分があるかもしれませんし、高校生のあさみさんと22才の彼とでは、交際範囲や付き合い方にも「差」ってありませんか?

あさみさんが、彼と約束したにも関わらずメールを見てしまったのには、きっかけがあったと思います。
それは、あさみさんの常識からすると、有得なかったり、訳の分からないことであったりしたかもしれません。けれど、彼にとっては、それは、二人の恋愛とは、関係のない事だったかもしれませんね。
お話してみて如何でしたか?

> 心から彼のことを信じたいのですが無理なのでしょうか?

“信じたフリ”ではなく、“信じよう”とする時には、色んな彼を見ますよね。
あさみさんとの『違い』も、色々見えるかもしれません。……そして、それはいい事です。

違いを見つめて、彼の『愛し方』を理解し、受け入れること
不安や迷いが出てくる時は、感じながらそれでも信じようと思うこと・愛したいと思いながら、気持ちを伝えること

……は、今の彼を、より「楽に」信じられるようになる、きっかけになるかもしれません。

幸せになるのが怖い感覚が、信じることから遠ざけることがあります。
あさみさんの『幸せイメージ』ってどんなものでしょう?
それは、未来のイメージでもあります。

どんな所に住んでいるでしょう? どんな所に出かけて行くでしょう?
傍には、誰々がいるでしょうか?
その時のあさみさんは、何を考え、どんな風に生きていて、『幸せ』でありたいでしょうか?

イメージしてみてましょう。
まずは、1年後。あさみさんはどんなことが『幸せ』でしょうか。
高校は卒業かな? 友達はどうしている? そして、あさみさんは?

3年後には、20歳。成人式を迎えますね。お酒も煙草も解禁です。同時に、年金など社会的から要請される事も増えます。
その頃、あさみさんはどんなことが『幸せ』でしょうか。

5年後には、今の彼の年齢になりますね。あさみさんは、どうしてますか? どんなことが『幸せ』でしょうか。

10年後、15年後、20年後、30年後、……。ずっと進めていきましょう。

結婚と出産も気になるかな?
どんな結婚、どんな家族関係が『幸せ』と感じるでしょうか。結婚式では、ご家族やお友達など招待された人達は、どんな顔をしているでしょう。何て言ってくれるでしょう?

どんどん進めて、、おばあちゃんになった時、何処にいて、傍に誰がいて、何を考えているでしょうか。

その時々で、あさみさんはどんなことが『幸せ』でしょうか。

家族やお友達、テレビや映画、音楽、本、などから、あさみさんが、「これ、いいなぁ」とか「これなら、してみてもいいかなぁ」と感じるのを参考にイメージしてみてくださいね。

そして、この『幸せイメージ』の中で、彼との関係もイメージしてみましょう。
二人がどんな時に、二人とも幸せだろうか、という風に。

最高の幸せをイメージしてくださいね(^^)
この為に、あさみさんに出来る事を今から準備しておくこと。……いろいろある筈ですよね。
そして、今すぐ叶わないかもしれないですし、望まれないかもしれないけれど、もし、求められた時に、手の届く所で待っていてあげること。

信じることが辛い時、私達は過去の苦しい方を見て信じているかもしれませんね。
彼、そして自分自身の最高にいい部分……楽しくて嬉しくて幸せな姿を見続けて、もし今そうでなくても、あさみさんがその方向へ進んでいる時には、怖くても失敗する時があっても、本当に信じているのだと思いますよ。

一人では大変な時は、得意そうな人を探して助けてもらいましょう。全部一人でする必要はありませんよ。
不安感などが募る時には、初回無料の電話カウンセリングもありますので使ってみてくださいね。あさみさんは、とっても幸せな恋をしていいと思いますし、そうしてもらいたいと願っています。

ご相談ありがとうございました。

伊藤昌代

この記事を書いたカウンセラー

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