相談者名 | SKⅢ |
私は子どもの頃からよく意地悪をされやすく、大人になった今もいじりや嫌味、八つ当たりなどをよく受けます。 子どもの頃は明るかったそうですが、だんだん暗く無愛想、不機嫌、無口な状態が普通になっていきました。特に家族の前では悠長です。 人間関係を変えようと与えることにもチャレンジしましたが、振り返ると、 それが人に透けて見えたのか、好かれるよりもバカにされたり嫌がられることの方が多かったと思います。 心理学講座の、幸せにならないことで復讐していると記述を見て、なにかピンときました。 自分は嫌われるダメな存在だから幸せになってはいけない、 でもそれは無意識の底の方に押し込まれている感じで、「そうかも」とは思えても心から実感できる感じでありません。 「幸せにならないことで復讐する気持ち」を解放するにはどうしたらいいのでしょうか。良いエクササイズなどがあれば教えていただきたいです。 | |
カウンセラー | 小倉健太郎 |
はじめまして。 担当をさせて頂きます、小倉健太郎と申します。 子供って、良くも悪くも純粋で、傷つきやすい存在ですよね。 なので、子供の頃に傷ついた出来事というのは、ずっと後にも引きずりやすいと思います。 なぜなら、もしもそんな理由が見つかっていたならば、SKⅢさんは、ただそれを改善しようと思ったりするだけで、暗く不愛想になってしまうほど、悩んだりはしないと思うからです。 そして、SKⅢさんのいいところは、「人に優しい」ということだと思います。 そんな、SKⅢさんが復讐する気持ちを手放して、幸せになっていくにはどうしたらいいのか、一緒に考えていきたいと思います。どうぞ、よろしくお願い致します。 SKⅢさんは、「赤鼻のトナカイ」という歌はごぞんじですよね?あの歌は、1匹だけ鼻の赤いトナカイがいたのが、みんながそれをからかったという話ですが、人が誰かに意地悪したり、いじりや嫌味、八つ当たりをする理由なんて、たいていは、そんなくだらない理由だと思うんです。 かくゆう私も、特に小学生のころは、同級生からからかわれたりすることはしょっちゅうでした。 自分が意識もしていないのに、生まれ持った何かが、人と違っていて笑われるなんて、なんだか納得のいかない話ですよね?けれども、世の中には、私のように、身振りがおかしかったり、赤鼻のトナカイさんのように、何かしら、いじりたくなる要素を持っていることを、真剣に羨ましく思う人達がいるんですよ。それは、いったい誰だと思いますか? それは、例えば、お笑い芸人と呼ばれるような人達です。彼らは、人よりも太っている、背が低すぎる、頭が剥げている、顔が変、声が変など、人から笑われたり、馬鹿にされたりする要素があると、隠すどころか、積極的に”売り”にして、人から笑われたりもしますよね。 そして、コンプレックスを笑いに変えて喜んでいる彼らを、多くの人は”人気者”と呼んでいます。望むか望まないかはおいておいて、SKⅢさんは人気者になる才能を持っているんだと思います。 SKⅢさんは嫌だったかもしれませんが、嫌がっても嫌がっても、いじりや嫌味、八つ当たりをされるなんて、お笑い芸人の方から見れば、うらやましくて仕方のない天武の才能だと思います。 私も小学校の頃は、学者さんや先生と呼ばれるような、えらくて立派な人になりたかったので、人に笑われたり、からかわれたりすることは本当に嫌でした。 SKⅢさんが、どんな理由、どんな風に意地悪をされたり、いじりや嫌味、八つ当たりをされたのかはわかりません。 SKⅢさんにとって、好ましい方法ではなかったのかもしれません。でも、例えそれが、明らかに意地悪だったとしても、先の赤い鼻のトナカイさんと一緒です。SKⅢさんは、人気者になる素質があるんだと思います。 SKⅢさんは、男性ですか?それとも女性ですか? もし、SKⅢさんが「幸せにならないことで復讐する気持ち」を手放す為には、なによりもまず自分を好きになることが大事だと思います。 自分を好きになる方法は、いろいろあると思いますが、エクササイズを聞いてくださっているので、最後に、ちょっとした自分を好きになる心のエクササイズを紹介させて頂きますね。 まずは、自分の欠点、短所、嫌いなところを思い浮かべてみて下さい。何か思いついたら、それに対して、「そこがかわいいい!」と心の中で言ってみましょう。例えば、私の場合だったら、人前で話をするとき、ついつい身振りが大げさになてしまうとこが嫌いなところです。なので、「人前で話すときに、身振りが大げさになってしまうなんて、そこがかわいい!」という具合です。 いつでも出来ますし、もしも可能であれば、お友達同士などで、自分の欠点を言って、相手の人に「そこがかわいい!」と言ってもらえると、もっともっと効果的ですよ。(それには、自分の欠点をいえるぐらいの、仲のいい関係性が必要ですけどね。) 今回は、ご相談ありがとうございました。 小倉健太郎 |