自分が失敗したと言い出せない自分を責めてます

相談者名
chichi
こんにちは。
私は、40代の主婦です。今はアルバイトをしてます。
仕事で、自分がした失敗なのに、自分がしてしまったと
言い出せないことがありました。
これが最初ではなく、以前、データを消してしまったことも
言えなかったことがあり、多分、言ったらばかにされるだろうとか
嫌われるだろうとか頭にあったせいかもしれません。
でも後からバレたほうがもっと嫌われるのにと思っても
おなじようなことを繰り返してしまうのです。
過去、小学生のとき、温度計を割ってしまったのは自分なのに
先生が、クラスのみんなの前で自分の名前ではなく、○さんが
温度計割ってしまったと言った時、自分がやりましたと
みんなの前で言えなかったことを思い出してしまいます。

今回のことも、もしこういうことが起こったら、ちゃんと
自分がやったといえるように、謝れるようにしようと決めたのに
結局同じく言い出せませんでした。
もう解決していることなんで、自分がやったと
いまさら言えないし。

今度からは、こういうことが起こらないように失敗しないように
すればいいだけだと思うのですが、なんかトラウマみたいで
また起きそうな気がして、すごくもやもやしてます。
どうすればこのようなトラウマや悪循環から脱出できますか?
何か方法があればアドバイスお願いします。

カウンセラー
うえの道子
chichiさん、初めまして。ご相談頂きありがとうございます。

担当させて頂きます、うえの道子と申します。どうぞよろしくお願いします。

まずはじめに、このようなご相談をされるchichiさんは真面目で良心的な方なのだろ
うと感じました。

にもかかわらず、そのように行動できない部分にもやもやを感じていらっしゃるので
すね。

>今回のことも、もしこういうことが起こったら、ちゃんと

>自分がやったといえるように、謝れるようにしようと決めたのに

>結局同じく言い出せませんでした。

>これが最初ではなく、以前、データを消してしまったことも

>言えなかったことがあり、多分、言ったらばかにされるだろうとか

>嫌われるだろうとか頭にあったせいかもしれません。

>でも後からバレたほうがもっと嫌われるのにと思っても

>おなじようなことを繰り返してしまうのです。

今度こそ、と思っていたのに、言いだすことができず、

chichiさん自身とてもがっかりしてしまったのでしょうか。

自分ではどうにかしたいと思っているのに、繰り返してしまうということですね。

正しいとか間違っているという判断は別として、どうしてもできないことの中には

何かchichiさんの心の中に、chichiさんも気付いていない事情があると考えることも
できます。

例えばですが、書いてくださった小学校の時のことで、自分をとても悪い子だと

誤解してしまったのかもしれませんし、忘れてしまうくらいずっと昔に、

もしかしたら失敗にまつわるとてもつらい経験をした、などが関係しているのかもし
れません。

できたら、失敗したと言い出せないのには何かきっと事情があるのだと、

まずchichiさんがご自身のことを温かい目でみてほしいなと思いました^^

また、もしかしたらchichiさんが「言いだすこと、謝ることを、まるで被告人席に

たつことのように感じている」という場合もあります。

心の奥の方で、chichiさんがご自分をとても厳しく責めているようなところはありま
せんか?

いかがでしょうか?何かピンとくるものはありますか?

自分でもものすごく責めて罰しているというのに、人からそれ以上責められたらとし
たら、つらすぎますよね。

そのような気持ちを心の奥底に抱えていたとしたら、「今度は謝ろう」と決めても、

どうしても自然にブレーキがかかってしまうのではないでしょうか。

そうだとしたら「言い出せなかった」のはやむを得ないことですよね。

そして、その自分をまた責めて・・・となると、悪循環にはまってしまいますね。

しかし、今回chichiさんはこのような状態から抜け出したいと考えて

相談のメールを下さいました。

chichiさんが、このもやもやから抜け出す方法は

まず「そのままの自分をよくやっていると認めること」そして「自分を許すこと」で
はないかなと思います。

今までのことも含めてその都度chichiさんが頑張ってきたこと、一生懸命してきたこ
とに焦点を当ててもらえますか?

上手く出来ていること、人のサポートをしたこと、仕事で貢献したこと・・・

当たり前すぎて見過ごされていることの中にも、chichiさんがやってきたことは山ほ
どあると思います。

そのようなchichiさんの行動に中に、いくつか失敗という出来事があったとしても、

それは責めるに値するようなことではないかもしれません。

たとえば、chichiさんの大好きな大切なひとが、そのような状態で悩んでいたとした
ら、

どんなふうに声をかけますか?どんなふうに接するでしょうか?

そのような言葉をchichiさん自身にかけてあげて、

ご自分の心をできるだけ優しくおおらかにみてあげてほしいなと感じました^^

その次のステップとしてお勧めするのは

身近な誰か、話しやすい誰かに、ちょっと話してみるということです。

もしそれができたとしたら、少しでも「話せた」という安堵感や自信によって、

chichiさんの気持ちや行動にもきっと良い変化があらわれるはずです。

そして最後に

>過去、小学生のとき、温度計を割ってしまったのは自分なのに

>先生が、クラスのみんなの前で自分の名前ではなく、○さんが

>温度計割ってしまったと言った時、自分がやりましたと

>みんなの前で言えなかったことを思い出してしまいます。

と書いてくれていますが、もしこのことが今も心のどこかに引っかかるように感じる
ならば

心の中の○さんに向かって「あのときはごめんね」と謝ってみるというのも1つの方
法です。

声に出して言ってみるのが、より効果的だと思います。すっきりするまで何度でも
言ってみてもらえますか。

何かしらの感情がでてくるかもしれませんが、それもぜひ感じてみてくださいね^^

もしchichiさんの中で「ごめんなさい」を言い忘れている相手が思い浮かんだら、

心の中でその人のことを思い、声に出して「ごめんね」「ごめんなさい」と言ってみ
ることはお勧めです。

これはchichiさんの心を解放していくことにもなります。

「ごめんなさい」という言葉で、自分を許していくこともできるのです。

やりやすいところからで良いので、よかったらチャレンジしてみてくださいね。

chichiさんの気持ちが少しでも軽くなり、悪循環から抜け出せることを願っていま
す。

もし必要があれば、初回無料のカウンセリングもありますので、利用してみて下さいね。

ご相談いただき、ありがとうございました。

うえの道子

この記事を書いたカウンセラー

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