プライドや「恥ずかしい」という気持ちと付き合うには？

対人関係では、周りの人に自分の気持ちや悩み、プライベートのことを素直に話せません。本当はすごく悩んでいたり、助けて欲しいときでもいつも１人で解決しようとしてしまいます。周りの人に自分の気持ちを話したら、後からそのことで、色々と干渉される(からかわれる、何かと心配される)のが嫌だからです。
それで常に自分を隠して人と接している感じで、意識が自分に向いていることが多いです。他人に興味がもてないことが多く、人と話していても楽しいと感じることが少ないです。友達もほとんどいません。周りからもクールとか冷めているとか言われることが多いです。
もっと自分の気持ちを話せるようになりたいです。

また、恋愛では彼女ができたことがありません。告白すらしたことがありません。好きな人がいても常にその人が自分に話しかけてくれるのを待ってしまい、自分から話しかけることができません。「恥ずかしい」という気持ちを、何よりも優先していると思います。
そして彼女ができないことが一番の悩みなのに、これまでほとんど誰にも相談したことがありません。人に相談する、助けを求める機会はたくさんあったと思います。でも自分からその機会を捨ててしまいます。とてもつらいです。

自分の気持ちを抑えたり、我慢することが癖になっているようで、変えようと思ってもなかなか変えられません。心理学の本などを読んで自分の心と向き合ったりしていますが、なかなか変わりません。自分だけで考えるよりも心を扱うプロの方から、アドバイスを頂いた方がよいと思い投稿させていただきました。

よろしくお願い致します。

太郎さんの文章を読んで、とても頭の良い方だなあ、と感心してしまいました。
非常によく自己分析もしていらっしゃるし、対応策もわかっていらっしゃるんです
ね。
ここまで、ちゃんと自分のというものが解っていらっしゃるなら、
あとは実戦と訓練を積み重ねてゆくのみと思うのですが、
なかなかそこを乗り越えていくのが難しいようですね。
理屈は頭でわかっていても、体がついていかない・・・ということは、よくある話だ
と思います。
そうなると、太郎さんの気持ちをブロックしているものは、
無意識レベルのことかもしれませんね。
特に対人関係に障害のもとになるのは、
子供の頃にもった両親との関係からくるものが考えられます。
思い出して、検証してみていただきたいのですが、
太郎さんとご両親関係はどのようなものでしたか?
太郎さんとお母様の関係は、今の太郎さんと女性の関係に投影されてきますし、
太郎さんとお父様の関係は、今の太郎さんと権威のある方との関係に投影されます。
また、いろいろ干渉されたり、からかわれるのがイヤと感じるというのは、
身近に育ってきた環境で誰かに常に干渉されたり、からかわれて、
悲しい思いをさせられた体験がおありになるからではないでしょうか?
自分がその体験によって深く傷つけられたということがあれば、
またあの時のように人に心を開いても傷つけられるんじゃないかと、
恐くなって、人とのかかわりを断とうと思いたくなってしまうものです。
また、人に係わりたいと心の奥では思っていても、
自分のあの時自分を傷つけた人のように、
誰かを傷つけてしまうのではないかと恐くなり、
やっぱり人から距離をおきたくなってしまいます。
そして、人間であれば誰でもそんな心の傷が無意識の層にいっぱいたまっていて、
本人も気が付かないうちに、実際の行動に深く影響を及ぼしていることがあります。

カウンセリングとして、このようなケースのアプローチとしては、
お話をじっくり聞きながら、太郎さんの過去の思い出に触れ、
幼いあなたをどうしてその人が傷つけることになったのか、
お父さん、お母さんが子供のあなたにそんな態度を振舞ったのは何故なのかを
対話やイメージワーク等を通して、一緒に解明していきます。
子供の頃の太郎さんが感じていたけど、
よく理解することができなくて、ずっと我慢してきた怒り、感情を思い出して感じて
いただき、
その後、大人の太郎さんの視点で過去のわだかまりを解くことができた時、
今の太郎さんから見える周囲の世界に奇跡があらわれることと思います。
本当は周りが変わったのではなく、
太郎さんの心が変わることによって、そう感じられるのですけれどね。

ぜひ、私たちカウンセラーを頼ってください。
せいっぱい、心を尽くしてサポートさせていただきたいと思います。

ご相談ありがとうございました。