ジェットコースターの様な自分の心

相談者名
トシママ
こんにちは、はじめまして! 私は強迫神経症と診断されて7年になります。
この病気になったのは、母の介護が原因だと思います。
去年の8月まで精神神経科でお薬を飲みながら、行動療法に移っておりましたが、
挫折しました。行動療法が苦になって、今は病院にも行っておりません。私の場合は、人の触ったものや、不潔だと思ったものに触れなかったり、もし触った場合は、石鹸で手洗わないと次の行動に移れません。行動するとストレスが溜まり、また行動できないと自己嫌悪に心が苛まれます。
私は、現在49歳、母は特別養護老人ホームに入所しております。22歳の娘と2人暮らしです。
私が27歳の時、主人は白血病で29歳の若さでで他界いたしました。入院して3日目に亡くなり、私もその死を受け入れる事が出来ず、心が苦しくて死んでしまいたいと思いましたが、子供のおかげで踏みとどまる事が出来ました。
私が39歳の時母が脳腫瘍で倒れ手術の結果、言語障害と半身が不自由になりそれから介護が始まりました。その間に父も脳梗塞に倒れ半身麻痺になり、毎日が絶望感の連続でした。
その頃から、心臓がドキドキし、毎朝目覚めるといやぁな気持に襲われておりました。そのうち、早く開放されたいばかりに、父や母が早く死んでくれないだろうか
と頭に浮かび自己嫌悪にも苦しみました。父も亡くなり、母には申し訳なかったのですが、介護も限界と思い施設に入所をお願い致しました。でも私を睨んでで行った母の顔は忘れられません。今は、そういうものから開放されているのですが、自分の心とこの強迫神経症に縛られ、身動きが取れなくなる時があります。鬱になったり落ち込んだり、死にたくなったり、娘のためにも何とか人生を取り戻したいと思うのですが、コントロール出来ません。まるでジェットコースターの様に浮き沈みする心に振り回されている毎日です。やはりもう一度神経科を受診した方が良いのでしょうか。どの様に心を定めていけば良いのかアドバイスよろしくお願致します。
カウンセラー
原裕輝
トシママ様

はじめまして、原といいます。
ご相談ありがとうございます。

> こんにちは、はじめまして! 私は強迫神経症と診断されて7年になります。
> この病気になったのは、母の介護が原因だと思います。
> 去年の8月まで精神神経科でお薬を飲みながら、行動療法に移っておりましたが、
> 挫折しました。行動療法が苦になって、今は病院にも行っておりません。私の場合は、人の触ったものや、不潔だと思ったものに触れなかったり、もし触った場合は、石鹸で手洗わないと次の行動に移れません。行動するとストレスが溜まり、また行動できないと自己嫌悪に心が苛まれます。
> 私は、現在49歳、母は特別養護老人ホームに入所しております。22歳の娘と2人暮らしです。
> 私が27歳の時、主人は白血病で29歳の若さでで他界いたしました。入院して3日目に亡くなり、私もその死を受け入れる事が出来ず、心が苦しくて死んでしまいたいと思いましたが、子供のおかげで踏みとどまる事が出来ました。
> 私が39歳の時母が脳腫瘍で倒れ手術の結果、言語障害と半身が不自由になりそれから介護が始まりました。その間に父も脳梗塞に倒れ半身麻痺になり、毎日が絶望感の連続でした。

いろいろなご苦労があったんですね。
僕の母も若くして夫を亡くして苦労してきている姿を
子供ながらに見てきましたからトシママさんのご苦労が大変さが
僕なりにわかります。
ご主人の闘病を側でみてるつらさ、看病の大変さ、死を受け入れる大変さ、
本当に苦しかったり、つらかったと思います。
僕の母も子供がいたおかげで・・と僕に話してくれていました。
こんな時の子供の存在って大きですね。

ご主人の死を乗り越えたと思ったら、次に親の闘病が始まった感じでしょうか?
僕も身内が脳梗塞で倒れ半身麻痺になり、看病の大変さを近くでみきましたが、
お母様、お父様二人ともになるとその大変さは半端じゃないかったと思います。

毎日が絶望の連続と書いてくださってましたね。
どんな感じを毎日感じていたのでしょうか?
未来に幸せが無いという感じだったのでしょうか?
死の恐れを毎日感じていたのでしょうか?

もし、そうだとしたら
ご主人さんの死を体験されているので、
人一倍、死や病気に関しての恐れを感じられるのかもしれませんね。
そして、取り残されて後の喪失感と絶望をずっと感じられていられた
のかもしれませんね。
僕も経験があるのですが、喪失の痛みは大きな傷になることがあるんですね。
その傷が心のどこかに残っていると喪失を予感させることに関して
人一倍敏感になるし、恐れや痛みを感じやすくなるんですね。
もしかすると、そういう痛みが残っていたのかもしれませんね。

> その頃から、心臓がドキドキし、毎朝目覚めるといやぁな気持に襲われておりました。そのうち、早く開放されたいばかりに、父や母が早く死んでくれないだろうか
> と頭に浮かび自己嫌悪にも苦しみました。

どんな風に自己嫌悪されたのでしょうか?
自分のことをひどい奴だと思われたのでしょうか?
冷たいと思われたのでしょうか?
自己嫌悪するということは、本当はそういうことを思いたくない自分や
優しい自分がいるんですね。
本当に冷たかったりすると、自分のことを冷たいとか、ひどいとか思いませんから。
トシママさんの優しさや善なる部分があるからこそ自己嫌悪を感じると思うんですね。

その嫌な気持ちはどんな感情だったのでしょうか?
恐れでしょうか?
絶望でしょうか?
ご両親が早く死んで欲しいといよりも、
その感情から解放されたいだけだったのではないでしょうか?
それほどきつい感情を感じられてたと思います。

>父も亡くなり、母には申し訳なかったのですが、介護も限界と思い施設に入所をお願い致しました。でも私を睨んでで行った母の顔は忘れられません。今は、そういうものから開放されているのですが、自分の心とこの強迫神経症に縛られ、身動きが取れなくなる時があります。鬱になったり落ち込んだり、死にたくなったり、娘のためにも何とか人生を取り戻したいと思うのですが、コントロール出来ません。まるでジェットコースターの様に浮き沈みする心に振り回されている毎日です。やはりもう一度神経科を受診した方が良いのでしょうか。どの様に心を定めていけば良いのかアドバイスよろしくお願致します。
>
心が振り回される、どうなるかわからないと考えただけでも
不安になるんじゃないでしょうか?
しんどそうですね。

心に重荷や痛みを抱えたままのような感じでしょうか?
もし、そうならもしかした心の奥に抑圧された過去の感情や痛みがあるのかも
しれませんね。
抑圧された感情や痛みは、恐れや絶望などを感じる現状を作り出しやすく
作り出しやすくなります。
過去の感情や痛みに原因があるなら、
過去の感情や痛みにを解放していくことが大切になります。

意識できにくいような深い意識に感情や痛みが潜っているようでしたら、
一人でやってみることが難しいかもしれません。
一人でやるのが難しいようでしたら、カウンセラー、神経科、等の
をご利用されると良いと思います。
トシママさんにあった解放のしかた、癒し方があると思います。
トシママさんの相性にあうカウンセラーや、ドクターを見つけられるのも
良いと思います。

少しでもトシママさんの心が解放されますよう、
僕もお祈りしております。

ありがとうございました。
失礼します。
原裕輝

この記事を書いたカウンセラー

About Author

若年層から熟年層まで、幅広い層に支持されている、人気カウンセラー。 家族関係、恋愛、結婚、離婚、職場関係の問題などの対人関係の分野に高い支持を得る。 東京・名古屋・大阪の各地でカウンセリングや心理学ワークショップを開催。また、カウンセラー育成のトレーナーもしている。