前向きに今を生きたい

相談者名
Keiko
初めまして、

今の状況をこれで良しと思い、健康であること、親が元気であること、仕事があること等に感謝して、楽しみを見つけ前向きに生きていきたいのですが、できません、最近はさらに、老後の心配もあり、落ち込みます。 やる気が起きず、すべてに無関心、仕事や、人に会うときは普通にふるまわないといけないので疲れます。 この状況から抜け出したいです。

私は51歳、女性、独身、会社員です。 将来をともにする信頼できる伴侶がいない事、結婚して子供が作れなかった事も人生の大きな後悔です。 この5年間は、人目には仲の良いカップルに見えたと思いますが、彼の浮気性で、信頼できなくなった人と、一人になるのが怖いから、何も考えずその場の楽しみで、私がいなくても、十分に自分の人生を楽しんでいる彼をねたみ、羨みながら まあ別れずに一緒にいましたが、信頼きなかったので、とにかく、彼が他の女性と遊んでいるのか、、いつも心配してすごし、自分の友達や家族との時間も十分とらず、彼を見張ってるようなことをしてました、とても疲れました。その彼は今年の秋から海外に仕事があり、行ってしまいます。 私は呼ばれてないですし、それはわかってました。 これで色々な心のしがらみは時間とともになくなると思いますが、これも落ち込みの原因です。 私は5年以上なにをやってたんだろう、これからどうしよう。 もう50代です。

毎日こんなことが頭から離れません。 強く、明るくなりたいです。 友達も家族にも、本心を話せません、いい年して恥ずかしいし、心配もかけたくない、また、みなさんもそれぞれ大変な事があっても元気にやってるので、いつまでも私の暗い話ばかりしたら申し訳なく、、今回相談させていただくことにしました。

まとまりが無くすみません、よろしくお願いします。

カウンセラー
大谷常緑
Keikoさん
初めまして。ご相談を担当させて頂く大谷です。
よろしくお願いします。

明るく、楽しい人生を送ろうと思っているけれども、そしてそう心がけているけ
れども、なかなかうまくいかないのはとても辛いですね。
心が痛みます。

頭の中では(顕在意識では)こうありたいと思っていることが上手くいかない時
には、潜在意識がそう納得していない場合がとても多く、Keikoさんもそうでは
ないかと思います。
潜在意識には、そうできない様々な”理由”が詰まっているのですが、それは強い
罪悪感(私は迷惑を掛ける存在、私は罰せられるべき・・・)が一番大きいよう
に思います。
たぶん、子供の頃に何かのキッカケでそれを強く持ってしまわれたのでしょう。
ぱっとは思い当たらないかも知れませんが、この罪悪感を処理する方法をお伝え
します。
(1)自分の行動や人の行動を”よい””悪い”で裁かない。
(2)観念やルールを出来るだけ多く捨てる
(3)自分を褒める

(1)は、”人がそうする(そうなる)”には訳があるということを認めるという
事です。
ご主人が浮気性との事ですが、そうなるには訳がある、Keikoさんがご主人を見
張っているような行動をとるには、訳がある、ということです。
「良い」「悪い」だけで判断してしまうと、そこで善人と悪人を作り出し、「私」
と「誰か(または何か)」がいつもどちらかの立場に立ってしまい、永遠にその
応酬になります。
また、いつもそこで止まってしまい、問題の解決には至りません。
「どうしてそういう行動になるんだろう?」とか「どうしてそう感じるのだろう?
」という目でみて欲しいのです
今までなさったことがないので、なかなかうまくいかないかもしれませんが、諦
めずにやってみてください。
(2)は、この観念やルールがKeikoさんをどれだけ不自由にしているかという
事に気がついていただき、それをできるだけ多く捨てて欲しいのです。
観念やルールはご自分を守るために身につけられてきたものなのですが、そこに
意識があるだけご自分を信頼していない証でもあります。
例えば「遅刻をしてはいけない」という観念は、「遅刻をする私」が心のどこか
にいてそれをコントロールして社会性を保とうとするものです。「遅刻をする私」
がいなければ、そのような発想は生まれないのですね。
ちなみに、観念とは。「こうあるべき」「こうすべき」というもので、山のよう
にあるはずです。
(3)は、自己承認のための練習です。Keikoさんは、「自分のよいところを言
ってください」と言われたときに、いくつ答えられるでしょうか?20個ぐらい
はポンポンと出てくるでしょうか?
私たちは自分の出来ていないところを見て自己攻撃し、自己承認とは反対の方向
にいきがちです。自己承認をするためには、正当な自己評価をする必要がありま
すが、それが出来ていないのですね。これは癖なので、それを改めるには練習が
必要なんです。
例えば、毎日自分を褒めるネタを探して自分のよいところを見る癖を付け、そし
てそれを使って毎日声に出して自分を褒めることです。

いずれも諦めずに続けて頂くことがとても大切です。
是非試してみてください。

次に、将来に対する不安ですが、これはお持ちの”考える癖”を直すことです。
私たちは様々な事を考えますが、結論の出ないことは考えないことです。
例えば「あの人は私のことをどう思っているのだろう?」とか「将来どうなるの
だろう?」というのは結論が出ません。
これを考え始めると、最悪のケースに辿り着きます。そのときにどう対処すれば
いいかという事が、結論のでないことを考える目的だからです。
考え始めたら、「あの人は私のことをどう思っているのだろう、と考えた。」で
区切る練習を続けてください。

次に、ご主人との問題ですが、海外に行かれるとのこと、駄目元で「私も行きた
い」とお話しされてみてはいかがでしょうか?
ご主人との関係も余り良くない状態のようにお見受けしますので、お互いに行き
違いや不信があり、関係性が遠く、Keikoさんがご主人にたいしてされているよ
うにご主人の側にも遠慮があるような気がします。勇気が要りますが、そこは踏
ん張ってコミュニケーションを取ってみられてはと思います。

よりよい解決のためには、より詳しい状況をお伺いし、アドバイスさせて頂いた
方がいいのではないかと考えます。
よろしければ、電話カウンセリングをお受けになることをお薦めします。

お役に立てれば幸甚です。
ありがとうございました。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

恋愛や夫婦間の問題、家族関係、対人関係、自己変革、ビジネスや転職、お金に関する問題などあらゆるジャンルを得意とする。 どんなご相談にも全力投球で臨み、理論的側面と感覚的側面を駆使し、また豊富な社会経験をベースとして分かりやすく優しい語り口で問題解決へと導く。日本心理学会認定心理士。