自分の中の葛藤をすっきりして生まれ変わりたい

相談者名
KIKI
初めまして☆誰かに自分の悩みを聞いてもらいたくてメールをしました。
私は、昔から、本当の自分を偽って今まで生きていました。私には、自分の中に、表の自分と裏の自分があります。人に良いように思われたい、又、人に認められようと頑張ってたり、と周りの目ばかりを気にして生活しています。また、家では、そんな自分とは反対に、親にイライラして当たってばかりで、反発したりしています。そんな毎日を繰り返していたら、いつのまにか本当の自分が誰なのかわからなくなっていました。本当は表・裏のある自分がすごく嫌いで、そんな自分に疲れてしまいます・・。本当の自分っていうのは今はよくわからないんですが、私は、昔から極度の心配性なんです。些細なことで気にしたり、周りの目がすごい気になって、ものすごい不安や緊張から、その場から逃げ出したくなったり・・と、何かに怯えているんです。自分の意見というのも人にうまく自分のことを話せず、対人関係でも、たまによく不安を感じます。いつも、人の目を気にしながら生きている自分が、本当に嫌で、生きていることさえ苦痛を感じたりして、何のために自分はここにいるんだろうかとか、考えてしまいます。いつも、こんな自分を早く変えたくて、自分なりに頑張ってはいるんですが、なかなか・・。いつも、自己嫌悪な毎日を繰り返しているんですが、自分のことをもっと好きになりたいんです。もう不安の中で生きていくのは疲れるし、表裏のある自分にも疲れるし、この自分の中の葛藤を、早くスッキリして、新しく生き生きとした自分に生まれ変わりたいです☆
どうか、こんな私にいいアドバイスがあればぜひ教えてください☆
最後に、私は自分の気持ちを言葉で伝えるのが下手なので、文章がなんだかごちゃごちゃしていて分かりにくい部分もあったかもしれませんが、話を聞いてくださってありがとうございました☆     <17歳・高3・女>
カウンセラー
根本裕幸(退会)
根本です。KIKIさん、お待たせしました。
ご相談ありがとうございます。

> 私は、昔から、本当の自分を偽って今まで生きていました。私には、自分の中に、表の自分と裏の自分があります。

その事に気づけた事は大きな一歩だと思って頂いていいと思います。
そのまま気付かずに大人になってしまった人も多くいます。

どうして表の自分と、裏の自分を作る事になってしまったんでしょうか?
KIKIさんのお話と一般論をかみ合わせて僕なりに思うところをお話させて下さいね。

表のKIKIさんは人とうまくやっていく、人に愛されるための自分ではないかな。
例えば、人に優しく、人に気を使い、笑顔を絶やさず、嫌われないように行動する自分。
欲しいもの、その多くは人からの愛情だったり親しみだったりしますが、それを手に入れるために、半ば意識的に作り上げたものなのかもしれませんね。

一方、裏のKIKIさんは表の自分を作るに当たって、不要なものと思った部分でできて
しまったのかもしれません。
こんな部分は人から嫌われる、とか、自分で嫌なところだなあ、と思うところを隠した部分。
だから、あんまり人には見せたくないんじゃないかな、と思うんです。

そして、そんな作った自分で生きている時間が長くなって、段々自分自身の素直な気持ち、
素直な心から遠ざかってしまったのかもしれません。
まるで仮面のように、人と接する壁ができたのかもしれません。

その事に不自然さを感じられているような気がしました。

そして、人に認められたいと思う分だけ表の自分を強めますから、それと同じくらい強く
自分の心には裏の自分が顔を出します。
強い光の元には濃い影ができるのと同じようにね。

> 私は、昔から極度の心配性なんです。些細なことで気にしたり、周りの目がすごい気になって、ものすごい不安や緊張から、その場から逃げ出したくなったり・・と、何かに怯えているんです。

恐れが強いような感じですね。
社会に対して、人に対して、怖いと感じることが多いのではないでしょうか。
怖い、けれど、我慢して付き合ってたとしたら、その恐れは心の中に抑圧されていきますね。
それが裏の自分の一部になってしまうでしょう。

そんな裏の自分を出せるところが家の中なのかもしれませんね。
それは同時にお母さんに甘えたい気持ちの表れなのかもしれません。
これは全然変なことではありませんよ。
誰しも、ましてKIKIさんくらいの世代ならば、お母さんに甘えたいという気持ちは
強く残っています。

> いつも、自己嫌悪な毎日を繰り返しているんですが、自分のことをもっと好きになりたいんです。もう不安の中で生きていくのは疲れるし、表裏のある自分にも疲れるし、この自分の中の葛藤を、早くスッキリして、新しく生き生きとした自分に生まれ変わりたいです☆

はい。その目標は素敵ですね。頑張りましょうね。
一度、自分のために、自分が素直になれる時間と場所を作って見てください。
自分の部屋でも図書館の個室でもどこでもいいです。
そこで、ちょっとゲームをしてみましょう。
それは表の自分と裏の自分との対話です。
分かりやすく言えば交換日記のようなものですね。
(ところで今のKIKIさんの世代にも交換日記というのはあるんでしょうか?ちょっと不安です(笑))

まずは、表の自分が裏の自分に対して感じること、聞いてみたいことを書いて見てください。
そして、それが終わったら、今度は役割チェンジで、裏の自分になって表の自分に返事を書いて見てください。
こうして、表の自分と裏の自分で交互にノートの上で会話をさせてあげて欲しいですね。

不満や聞いてみたいことや、文句などを自由に語りあってください。
そうすると徐々に表の自分と裏の自分が近づいていきます。
そして、その二人を足した客観的な自分が新しく出てくるものです。
これを専門的に言うと「心理的統合」なんていいます。

そして、話の終わり頃にはお互いに欲しいものを聞いてください。
それに続いて、相手のいいところを探して教えてあげてください。
そして最後に相手にしてあげたいことを書き出してみてください。
そこで1回が終わりです。

何度か思い立ったときにこれを繰り返してみると、徐々に心の中の葛藤が治まっていくと思います。
是非、お試しください。

ところでKIKIさんの文章はとても分かりやすかったですよ。
ありがとう。
僕なりの意見をお話させていただきました。
参考になったら幸いです。

 

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