抵抗を感じる

相談者名
K
なにかを買おうと思ったり、なにかをやろうと思っていても、いざやろうとすると、やることに抵抗を感じて、面倒になってやらず、後々後悔するということを繰り返しています。
欲しいと思ったり、やりたいと思ったのは確かなのですが、いつも直前で、やることのデメリットや、やらない言い訳が浮かんできて、それに流されてやらず、後々後悔しています。なにか勢いみたいなものがないと抵抗に抗えません。この抵抗の正体は何なのでしょうか。どうしたら抵抗に負けないでやれるのでしょうか。
カウンセラー
佐藤まゆみ
初めまして、Kさん。
今回のご相談の回答をさせていただく、佐藤まゆみと申します。
どうぞ、よろしくお願いします。Kさんは本来、『こんなことしたい。』『あんなこともしてみたい。』と意欲を持っている方のようですね。
にもかかわらず、いざやろうとすると抵抗を感じて、結局何も出来ないとのこと。
その“出来ない自分を責める”というのでは、悪循環の繰り返しになっていますね。

>いつも直前で、やることのデメリットや、やらない言い訳が浮かんできて、それに流されてやらず、後々後悔しています。

なるほど。
やるつもりでいながら、直前になると「どうせ、〜だから。」とか「所詮、そんなことやっても無理。」みたいな言い訳をこじつけてしまうんですね。
でも、「なぜ、こうなんだろう?」と疑問を持たれたこと自体に意味がありますよ。

人は、どんなことでも必ず何かの理由があって、やっています。
はっきりした動機のある時もあれば、Kさんのように、なぜかは分からないけど出来ない場合もあります。
それは、自分でもすっかり忘れていた過去の体験に基づいていることが多いんです。

Kさんは、かつて何かやろうとしたときに、身近な人から否定的な意見を言われたことはありませんでしたか?
「そんなことしちゃダメ!」と言われて、結局やらなかったこともあれば、反対を押し切ってやってみて思い通りに行かなかったこともあるでしょう。
そうすると、「ほら、言わんこっちゃない!どうせムリだと言ったでしょう!」なんて批判を受けたかもしれませんね。
それが、記憶の奥底に残っているような気がします。

>この抵抗の正体は何なのでしょうか。

結局はデメリットを恐れて、やらないことで自分を守っているのではないでしょうか?
それが本当にKさんを守ることになっているのかどうかは別にして、少なくともKさんの無意識は“行動しなければ失敗することもない”、つまり“何もしないのが正解”だと思っているようです。

>どうしたら抵抗に負けないでやれるのでしょうか。

ものごとには必ずメリットとデメリットがあります。
Kさんは、デメリットに対してはとても敏感で、最悪の事態を予想して身構えてしまうようですね。
ならば、もっとメリットの方も考えてみませんか?

どちらも、未来に対する思いです。
良くも悪くも、絶対にこうなるとは言い切れません。
けれども未来に対して、そのイメージを描くのは自由です。
良い方のイメージを描いてみてください。

やりたいことが出来た時には、どんな気分になるでしょうか?
欲しいものを手に入れたあなたを見て、誰が喜んでくれるでしょうか?
買ったものを、どんな風に使いこなしますか?
その時のKさんの表情を、自分で想像してみてください。

何だか、これを書いている私の方がワクワクして嬉しくなってきました。

Kさんに必要なのは、なにかを買ったり、なにかをやったりした時に感じる【ときめき】ですよ。
それを否定してしまうのは、長年の思考のクセです。
クセは自分で気付けば、改善していけます。

まずは、Kさんの願望を否定せずに聞いてくれる人に話してみてください。
話を受容し、共感してもらうことで人は安心を得て、前向きになれるものです。
そのためにカウンセラーがお手伝いできるのであれば、喜んでサポートさせていただきます。

この回答が、参考になれば幸いです。
今回はご相談くださって、ありがとうございました。

佐藤まゆみ

この記事を書いたカウンセラー

About Author

1957年生まれのシニア世代。 自身の豊富な人生経験を生かした、自分らしく生きていくためのサポートが好評を得る。 得意ジャンルは、対人関係・自己啓発・恋愛。 “何かを始めるのに遅すぎることはない”の言葉通り、いくつになっても新しい人生を切り開いていけることを、身をもって実践している。