夏の夜の怖い話

残暑お見舞い申し上げます

立秋とは名ばかりの暑さが続いていることと思います。
この原稿を書いているのは7月下旬ですが、気象庁が緊急会見で記録的暑さは「災害」と言っているほど今年は特に暑いようですね。

そして、これからも暑さが続くと思います。また、夏の疲れが出やすい頃ですのでどうぞご自愛のうえお過ごし下さい。

今回は平林がコラムを担当させて頂きます。
どうぞ宜しくお願いします。

さて、夏と言えば怖い話で涼を取るのが日本。テレビや遊園地ではお化け屋敷なるものが登場しますね。
夏の怪談は日本独自の文化らしいです。

この怪談、「四谷怪談」「番長皿屋敷」「牡丹燈籠」が有名で日本の三大怪談話と言われています。

流行ったのは江戸時代。
庶民にとって、芝居は貴重な娯楽だったようです。

しかし、冷房がない当時の芝居小屋に、暑い時期はお客さんの入りが悪かったと言います。
なかなかお客さんが集まらないので、芝居の関係者や人気の役者は地方巡業に出たり、休暇をとってしまうようでした。

その為、普段は主役を取れない若手や脇役の役者さんたちが、人気俳優不在の舞台を「怪談」で盛り上げたのが始まりのようです。

そして、ひと味違う芝居はウケ、怪談は人気の演目になっていきました。
観ている人は、ほんのひと時であっても暑さを忘れることができたのでしょうね。

怖い話を芝居の演目に選んだことは、斬新かつナイスアイデアだったようです。

お盆という事も影響があったかもしれませんね。
ご祖先の魂をお迎えする時期です。

お盆は、不思議な出来事や怪奇現象が起こりやすい時期でもありますね。

私の怖い体験です。
大学最後の夏休み、友人がバイト先の保養地である軽井沢に別荘を借りることが出来ました。

10人ぐらいで泊まりに行き、学生生活最後の夏休みを楽しみました。
夜はお酒が入り更けていきます。

そこで怖い話で盛り上がっていきました。
暫くするといきなり静寂が、その瞬間ドアがわずかばかり開き、そこに黒い影が。

大騒ぎです。
「見たか今の」「見た」「いや俺には見えない」大混乱です。

見えた人は半分、私は見えました。
何とも言えない気分です。

ぞーっとしました。
やっぱり「ひやっ」としたもんです。もう経験したくない。

さて、本当に怖い話やお化け屋敷で体の温度は下がるのでしょうか。

調べてみると、怖い話やお化け屋敷等での体験は体感温度が変化しただけではなく、サーモグラフィーで測定した皮膚表面温度でも低下していたという実験結果があるようです。

また、人は恐怖や不安を感じると、危険を知らせようとホルモンが分泌しいつでも逃走や闘争できるよう反応が起こります。そして、四肢など大きな筋肉に血液を重点的に送り体をすぐに動かせる状態にするようです。

すると、体の表面近くや手足の先など末梢への血液循環が相対的に少なくなり末梢血管は収縮します。そして体が冷えた感覚が生じるようです。

私は怪談やお化け屋敷とわかっていれば安心ですけど、あの大学最後の夏休みのような体験はもうしたくないですね。

精神的に良くないです。

皆さんは怪談やお化け屋敷は大丈夫ですか。

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