そろそろ、結婚しなきゃ・・・
「やらなくてはいけない」「やらなきゃ」という言葉の下には、「やりたくない」「やるべきだ」という思いが隠れています。
本来ならば、「結婚したい」だと思うのですが、「結婚しなきゃいけない」となってしまうと、急激に気分は悪くなってしまいますし、モチベーションも下がってしまいます。
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「そろそろ、結婚しなきゃいけないと思うのです」という言葉を、カウンセリング中にもよく耳にします。
「やらなくてはいけない」「やらなきゃ」という言葉の下には、「やりたくない」「やるべきだ」という思いが隠れています。
本来ならば、「結婚したい」だと思うのですが、「結婚しなきゃいけない」となってしまうと、急激に気分は悪くなってしまいますし、モチベーションも下がってしまいます。
私たちが、「やらなきゃいけない」と思っていることで、楽しい、嬉しいと感じていることは、ほとんどありません。
子どもの頃、やらなきゃいけない宿題や、やらなきゃいけないお手伝いを楽しいとか、嬉しいとか思いませんでしたよね?
人によっては、宿題やお手伝いをやりたいと思ってやっていた人もいらっしゃったかと思います。
そんな人は、宿題やお手伝いをすることを、楽しいとか嬉しいと感じてやっておられたかもしれません。
しかし、私事で恐縮ですが、私などは、宿題やお手伝いは、「やらなきゃいけないこと」「やるべきこと」であって、やらないでいると親に怒られてしまうので、「やりたくないな」と思いつつ、「やるべきだよね」とも思っていました。
ですから、気分は良くありませんし、モチベーションも低かったですね。
結婚も、「結婚したい」と結婚することを、楽しみにしていたり、嬉しいと思うことができていれば、婚活中も気分は悪くなりませんし、モチベーションも高く維持できるのですが、「結婚しなきゃ」になってしまっていると、やる気がでなくなってしまいます。
「結婚しなきゃいけない」と言っている人に、「結婚したくないのですか?」とご質問させていただくと、決まって帰ってくる言葉が、「結婚はしたいです」というものです。
そりゃそうですよね。
でもこれは、あくまでも意識的には「結婚したい」と思っているということなのです。
心のどこかに、「年齢的にも結婚しなければならない」とか「結婚したら自由がなくなるな」と思っている部分があると、「結婚しなきゃいけない」という言葉になってしまうのです。
発している言葉を修正しましょうということではなく、どうしてその言葉が出てきてしまうのか?をみつめていくと、婚活も嫌なものではなくなるかもしれません。
またもしかしたら、「私は結婚を望んではいないので、結婚しない人生を選ぼう」となるかもしれません。
あなたにとって、「結婚」とはどういうものなのでしょうか?
親を喜ばせるということでしょうか?
世間に認められることでしょうか?
すべきことと考えていないか、少し時間をとってみつめてみるといいかもしれませんね。
もし、すべきことだと考えているのだとしたら、自分自身が結婚したいのかどうかを、もう一度改めて自分に聞いてあげて下さいね。
結婚は、幸せになるための方法の一つだと私は考えています。
ですから、他の方法もあるのです。
結婚しなきゃいけないわけではないのです。
でも、結婚しないと誰かを悲しませるとか、誰かから認めてもらえないからと思い込んでしまうと、意識では結婚したいと思いつつ、潜在意識では結婚したくないとなってしまって、気分が悪くなり、モチベーションが下がってしまうのです。
あなたにとっての結婚は、あなたが幸せになる方法の一つになっていますか?
親を喜ばせることや、誰かに認めてもらうことは、悪いことではありません。
でもその前に、自分自身を喜ばせ、自分で自分を認めてあげることが、重要なのです。
例えば、「私が結婚したいと思っている」と認めないまま、親を喜ばせるためや安心させるために結婚したとしたら、何か問題が発生したときに、親のせいにしてしまうかもしれませんし、「私が決めたわけではない」と、問題解決に背を向けてしまうことになってしまうかもしれません。
婚活をしていて、モチベーションが下がったり、嫌な気分になってしまうことがあったら、「しなきゃいけない結婚」と思っていないかチェックしてみて下さいね。
もしそうなっているようでしたら、自分自身が本当は何を望んで、何を幸せだと感じているのかを探してみて下さいね。
(完)