コミュニケーションの秘訣は「ノー」をちゃんと伝えること。
こんにちは 平です。
「コミュニケーションが上手にできないんです」というご相談をよく受けますが、そうした人には必ずある共通した特徴があります。
それは、「なにかを隠そうとしている」ということです。
それに対し、コミュニケーションが上手な人は、なんでも人に話すことができます。
それは、「どんな自分を見せたとしても、人は自分を受け入れてくれる」と思っているからで、
そして、実際にそうなります。
あなたは、「普通に考えて、こんなことはだれにも言えないし、言ったらきっと嫌われる」と思っているかもしれません。
が、実際に、その「こんなこと」をだれかに話すと、あなたは嫌われるどころか、「私を信頼して話してくれて、ありがとう」と言われることのほうが絶対に多いのです。
しかしながら、コミュニケーションを閉ざしてしまうタイプの人たちは、それがなかなかできません。
それをしないかぎり、人からそんなことを言ってもらうという体験もできないわけですから、そもそも、自分が受け入れてもらえると考えることすらなかったりもします。
心の中にあるのは、「きちんとしていないと、自分は受け入れてもらえない」、「完ぺきでないと、自分は愛してもらえない」といった思いです。
「不完全な自分は、きっと嫌われる」、「完全なふりをしなければいけない」と思っているので、
コミュニケーションを閉ざしたり、人から距離を取ったりしがちです。
また、コミュニケーションの秘訣は、できるだけがまんせず、早い段階で「ノー」をちゃんと伝えることに尽きます。
コミュニケーションが苦手な人は、「ノー」を言う代わりに、「私さえ、がまんすればいい」と考えます。
すると、日常の中でがまんすることが多くなり、がまんして、がまんして、がまんして、最後にがまんしきれずに「ノー」を言うことになります。
そのときの「ノー」はどうしても怒りの感情を伴ってしまうので、いやなコミュニケーションになりがちです。
それに比べ、あまりがまんしないうちに「ノー」を言うことができれば、コミュニケーションも険悪にはなりません。
たとえば、「すいませーん、それはちょっと苦手なんです」などと、かわいらしく、甘えるように言ったりすることもできるわけです。
がまんに、がまんを重ねるようなことをしなければ、「いいかげんにしてよ! できるか、ボケ!」などと、いきなりキレなくてもすむわけです。
そして、「ノー」をちゃんと言えるようになったなら、あなたは「イエス」も喜んで言えるようになります。
「嫌い」をちゃんと言える人は、「好き」もちゃんと言えるようになるわけです。
あなたが、「ノー」や「嫌い」を伝えることができないと、まわりの人は、あなたはいったいなにが好きで、なにが嫌いなのかを理解することができません。
すると、あなたは“よくわからない人”となり、それは、まわりの人があなたを遠ざける大きな理由になります。
心理学で“警戒仮説”というのですが、よくわからない人やものに対し、人はけっして好感を抱くことはありません。
ふだんから「私はこれが好きで、これが嫌いなんです」と表現できる人はわかりやすい人であり、
すると、まわりの人もあなたを喜ばせようと思ったりするものです。
「ノー」や「嫌い」を上手に言う練習をすることは、コミュニケーションの上達の道であり、あなたが愛されやすい人になるための早道でもあるわけです。
かわいく自然に「ノー」を言うことができるようになれば、あなたのがまんは激減します。
そして、心にゆとりができればできるほど、あなたの笑顔は増え、愛の表現も上手にできるようになるはずです。
では、来週の『恋愛心理学』もお楽しみに!!
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