●仕事に行くのが億劫になって来た?
長年同じ職場に勤めていても、あるいは新しい職場に変わっても、楽しく仕事を続けられると毎日が潤って来ます。
1日のうち仕事に割く時間は何時間もありますから、その時間の過ごし方によって、毎日が楽しくもなり、辛くもなるのではないでしょうか。
今日はちょっとした心の持ち方で、仕事に行くのが楽しくなる方法をまとめてみました。
●笑顔で挨拶!
なんて基本的で、かつ有効なことを、私たちはすぐに忘れてしまうのでしょうか。
社会人の基本は挨拶です。あたりまえですよね。
社会人になったばかりの頃、そんなことを言われたなぁ、なんて遠い目をしている方はいませんか?
新入社員の頃はお辞儀の角度まで気にしていたのに、今となっては、
好きな人には笑顔で挨拶
嫌いな人には無愛想に会釈
なんてことに、なってはいないでしょうか。
会釈もあればいい方で、完全無視または相手から挨拶されればする、というようになっているかもしれません。
挨拶というのは、あたりまえですが誰かと顔を合わせたり電話で話したりする時に発することが多いのですが、
それが「おはようございます」でも「お疲れ様です」であっても、「私はあなたに好意を持っています」という意味が込められていると私は思います。
その威力は絶大で、たとえ前日に言い争いになって気まずかったな、という人であっても、大きな声で明るく挨拶をすると、二人の間の尖った関係が和らぎます。
そこに笑顔があれば、昨日の言い争いはなんだったんだ?と思うほど、一時的にせよ緊張状態が緩和されていることに気づくことができるのではないでしょうか。
後はその繰り返しです。
簡単だけれど、気持ちがなかなか付いていかないかもしれない『笑顔で挨拶』の力を、あなたも使ってみませんか?
●「あなたの」お客様を、どう喜ばせるか
仕事とは自分に課された業務をこなすこと、なのかもしれません。
社外のお客様向けの仕事であっても、社内の業務であっても、自分が「やらねばならないこと」は決まっています。
しかし、それを、「どうやったらうまくいくのか」までは決まっていません。
たとえば、営業だったら、商品を売る、ということは決まっていても、
どうやったらたくさん売れるか、は、決まっていませんよね。
それがわかれば苦労しない、と思うとしたら、そんなときは
どうすれば「自分のお客様」が喜んでくれるのか、を考えることがとても大切だと私は思っています。
「自分のお客様」というのは、お金を払ってくれる社外のお客様だけではありません。
例えばあなたが総務部で、社内の人たちを相手にする仕事だったとしたら、社内の人たちが、あなたのお客様です。
あなたのお客様は何をすれば喜んでくれますか?
ひとつの例として、いつも会議が終わった後に、「あの時に言った、言わない」の言い争いがあなたのお客様の中で絶えなかったとします。
あなたは、そんな人たちが喜ぶことは何だろうかと考え、自ら議事録を書いて皆と共有することを始めたとします。
すると、言い争いがなくなり、周りの人達に喜ばれるかもしれません。
そのようなちょっとした気付きと、ちょっとしたアクションが、お客様の喜びにつながります。
もちろん、あなたのお客様が喜んでくれることを何でもやってあげるべきか、というと、それは会社の利益やら、部門の方向性なども鑑みて、みんなが喜べるものを見つけていかなければならないと私は思います。
人を幸せにできたあなたは、感謝を受けたり、自分の仕事がスムーズに進むことなどによって、今度は自分が幸せを感じられるようになると、私は思います。
人を幸せにして、それにより自分も幸せを感じる、
この循環がとても大切なんですね。
●ひとりくらい話しやすい人を見つけておく
人は誰しも、いつも心が元気で笑顔のときばかりではないですよね
。
なんだか愚痴を言いたい、とか、なんだかストレスを感じている、という時に、それを共有できる人がいるとまさに心の支えになります。
そんなときのために、なるべく話しやすい人をひとり見つけておくといいですね。
ちょっと疲れたときや、心が折れそうになったとき、
「今ね、実は辛くってね」
と、ひとこと言えるだけでも、心がスッと軽くなると思います。
そんなことをつぶやく相手はひとりでもいればいいのです。
自分が楽に話せる人と、顔を合わせるたびにちょっとした立ち話から始め、お互いのつぶやきに耳を傾けられる間柄になっておくといいのではないでしょうか。
自分の話ばかりするのでもなく、相手の話も聞くというバランスも大切かもしれません。
もしいっぱいいっぱいでたくさん愚痴を言いたいときは、「お願い、今日は聞いて!」という前置きをするのもいいかもしれません。
辛いことがあれば人に話すなど、一人で抱え込まないことは、仕事を楽しく続ける秘訣ではないでしょうか。