こんにちは、カウンセリングサービスの山田耕治です。
今日は私が最近ダブルワークしながら実践していることをビジネス心理学のテーマにしました。
□自分なりの拘りや信念
みなさん、それぞれに、お仕事やプライベートで、こんなやり方で進めたいとか、ここまでのクオリティにしたいとか、自分なり拘りや信念って、ありませんか。
どうでしょうか?
私はわりと?相当?に強いかもしれません。
ただ、そうすると、その自分の拘りや信念と異なる人や出来事に出会うこともたくさんでてくるように思います。
「順番が違うよな。」
「えっ、そこを大事にする!」
「それちょっといい加減じゃない!」
「それってルールに違反しているんじゃないかなあ。」
それから、その自分なりのやり方で進めていることを邪魔されるようなこともありますよね。
「なんで、邪魔してくるのかな!」
その拘りや信念が強ければ強いほど、逆にその拘りや信念合わないことや抗うこともより多くなってしまうと思います。
そんな時、私は感情が反応します。
いらっ!
ムカッ!
「この人たちとこのままプロジェクトやっていけるのがろうか?」
「もしかすると、自分はここにいるのは相応しくないのではないだろうか。」
そんな思いさえ出てきます。
□私の独り言
そんな時の私の独り言が表題の言葉なんです。
「プロセス、プロセス!手放し、手放し!」
プロセスを信頼する。そしてその状況を手放す。
その状況を例えば、自分の怒りや反発心で、わだかまって、握りしめるのではなく、手放すことを選択しようとがんばってみる。
怒りや反発心にエネルギーを注ぐこともできるのですが、そっちではなく、手放しの方にエネルギーを注ぐことをがんばってみるわけです。
そのことで何かプロセスは確実に動き出すように思うのです。
とにかくプロセスは前に進んでいくように思うのです。
そっちの方が効率いいと思いませんか?
もちろん、そのことで新たな問題はでてくるかもしれませんが、それはその時に対処すればいいかもと思うのです。
ここもとても大事なポイントだと思うのですが、そんなふうに思うと、今自分ができることさえやっておけばいいということで、逆にこの状況で自分ができることをしっかりやっておこうと思えたりもします。
「プロセス、プロセス!手放し、手放し!」とは、言うなれば、その手放しを進めていく呪文のようなものです。
言葉の力は偉大です。
逆に言えば、そのような偉大な力を使わなければならないほど、自分なりの拘りや信念のエネルギーは大ということなのです。
なので、とにもかくにもボソボソと口に出してみることが大事なように思います。
そのことで感覚的には、最初はそれほどでなくても、何度か繰り返していくうちに熱く固くなったものが、開放され、緩んでくる、楽になってくるように思います。
□拘りや信念はその人の人生そのもの
カウンセリングの中で、様々な拘りや信念についてお伺いすることよくあります。
一緒にその拘りや信念の根元を探ることで、思うのです。
拘りや信念はその人の人生そのものだと言うことです。
まったく悪いものではないのです。
拘って生きていたからこそ、今の自分がいるわけでもあり、大切な人々や今の環境もあるわけでもあります。
また拘りや信念の根源をさぐるなかで、その人の悲しさ、さみしさ、悔しさ、無力感を共有することもあります。
その先を見ていくと誰かを大切に思う愛に到達していくこともあります。
エネルギー大なのも当然だと思うのです。
□プロセスを進める
ただ、現実の日常では、その拘りが強ければ強いほど、その拘りの出し方が上手く表現できていないともあり、その拘りや信念について行けない人が反発や離れていくようにもなってしまいます。
その拘りや信念を握りしめ続けることで、お仕事でもプライベートでも争い、諍いが起こることもあります。
そこで逆にプロセスを止めてしまっていることも多いように思うのです。
それではちょっともったいないなと思うこともあります。
それは自分にもあてはまるどころか、これまで相当にもったいないことをしてきたように思うのです。
なので、そうならないようにするために、自分ができることがいくつかあり、
その一つが、先ほどお伝えした言葉の力を借りた呪文を口ずさむ、手放しの選択なのです。
もう一つできることがあるように思うのでお伝えしたいと思います。
□カウンセリングによる客観視
それが自分の拘りや信念を客観的にみようとする姿勢です。
その具体的な手法が、カウンセリングによる自身の客観視です。
そうすることで、実際の手放しをやりやすくすることができると思います。
面白いもので、拘りや信念の自分をより深く理解すると、逆にその拘りや信念にそれほど囚われなくなるようです。
また、そのことでもう少し上手にしかも優しく自分の拘りや信念を他の人に表現できるようになるようです。
面白がってもらえる自身のネタにもできることもあると思います。
その拘りや信念を怒りや押し付けで、ぶつけるのではなく、
自分の拘りや信念の世界に他人を招くとでもいますか、その拘りや信念に軽く触れてもらうようになる。
そのようなやり方であれば、他の人たちと、反発や離反ではなく、共有や相互理解が加速することができることも増えるように思うのです。
カウンセリングによる客観視はこのプロセスをきっと進めてくれるもう一つの手法だと思います。
□最後に
「プロセス、プロセス!手放し、手放し!」の言葉に戻りますが、まずは自らで言葉に出すことが大切であり、無理に思いをこめる必要はないと思います。
がんばるのは実際に口に出してみようとすること。
言葉の力を信頼する。これこそまさにプロセスを信頼する実践です。
「プロセス、プロセス!手放し、手放し!」
苦しくなった時、思い出して、口ずさんでみてほしいです。
きっと、あなたにとって新たなプロセスが動き出すと思います。
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。