愛のリーダーシップ

あなたが欲しいものをだれかに与えると人生は激変する

こんにちは 平です。

「だれも私のことをわかってくれない」「だれも私のことを愛してくれない」こんなふうに思っているときのあなたは、自分を愛してくれない相手を愛そうとは思わないでしょう。

つまり、あなたの愛の扉は閉じているということになります。

そして、だれにも理解されず、愛されもしないと思っているときのあなたは、自覚はないと思いますが、悪い態度をとっています。

私どもにご相談にみえる方の多くが、よくこんなことをおっしゃいます。

「両親をはじめ、だれも私のことを愛してくれなかった」しかし、そんな彼らの心が癒され、考え方が変わってくると、こんな言葉を聞くことがあります。

「私を理解してくれなかった人が、じつは最近、とてもやさしくなったんです」「相手がだれであれ、家族は私の結婚に反対すると思っていました。ところが、彼を紹介したら、すごく喜んでもらえたんです」

もしかしたら、変わったのはその人たちなのかもしれません。

でも、ひょっとしたら、その人たちは昔からなにも変わっていなくて、変わったのはあなただったということもあるかもしれません。

だとしたら、なぜ、それまでのその人たちは、あなたを受け入れたり、理解したりしてくれなかったのでしょうか?

私は受講生の結婚式に出席する機会が多いのですが、そんなとき、ご両親からよくこんな言葉を伺います。「うちの娘(息子)は、以前はほんとに態度が悪かったんです」

あなたは「どうせ愛してもらえないだろう」と思い込んでいたので、自覚はなかったと思いますが、とても“愛されにくい態度”をとっていたはずです。

そして、最近になってあなたが理解されたり、愛されたりしている一番の理由は、じつはその態度を改めたことなのかもしれません。

理解されていない、愛されていないという思いが変わることで、閉じられていたあなたの心は開かれた心へと変わっていきました。

そして、笑顔なきあなたの表情が、柔らかさを増し、微笑みを宿したことで、あなたは愛されやすい人となり、まわりの人もあなたに近づきやすくなったのです。

自分がいったいどのような態度をとっているのか、人間には自覚がないものです。しかし、「だれも私のことを愛さない」と思っていたら、自分がいい態度をとるはずがないということはわかりますよね。

こんな心の法則があります。

あなたが「与えられていない」と不満に思っていることのすべては、じつはあなた自身がまわりの人に「与えていない」ものだというものです。

あなたが欲しいものをだれかに与え、してもらいたいことをだれかにしてあげたとき、人生は激変すると言われます。

これを、“愛のリーダーシップ”と私たちは呼んでいます。

愛のリーダーシップを取るようになると、あなたの人生にはこれまでに考えられなかったようなことが起こりはじめます。

そして、それがあなたの人生のほんとうの始まりになるようですよ。

では、来週の『恋愛心理学』もお楽しみに!!

この記事を書いたカウンセラー

About Author

神戸メンタルサービス/カウンセリングサービス代表。 恋愛、ビジネス、家族、人生で起こるありとあらゆる問題に心理学を応用し問題を解決に導く。年間60回以上のグループ・セラピーと、約4万件の個人カウンセリングを行う実践派。 100名規模のグループワークをリードできる数少ない日本人のセラピストの1人。