感情が無ければつらくないのに!
そんなお言葉を聞くことがあります。
たしかに、そうですね。
感情があるから、つらいも、寂しいも、悲しいも、悔しいも、みじめも感じ、苦しくなりますね。
そして、そう思っていると感情を感じることが鈍麻していくこともあります。
例えば・・・
「自分の意見が足蹴にされて、尊重されなくて悲しいし、悔しい・・・・でも、それで泣いたら、いい大人なのにとバカにされるし、それに捉われていると仕事ができないから心に蓋をして、やるべきことをやろう」
と心に蓋をして、悲しいとか悔しいという感情を見ないようにすると、その気持ちをあまり感じないようになっていくことがあります。
そういうことを繰り返していると、感情を感じる機能が自体が鈍麻していき、ネガティブな感情を敏感には感じないようになっていくことがあるのです。
鈍麻していくと、つらいも、寂しいも、悲しいも、悔しいも、みじめも、敏感には感じず、その分苦しさも少なくなりますね。
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感情を感じなくなれて良かったですね!めでたし、めでたし!
と言えるかというと、そうとも言えない面があります。
感情を感じる機能が鈍麻すると、つらいも、寂しいも、悲しいも、悔しいも、みじめも、敏感には感じないようになる面はあります。
だけど、ネガティブな感情を敏感に感じない分、ポジティブな感情も敏感には感じにくくなる面があるのです。
これは困ったものです。
ネガティブな感情を敏感に感じないようになり、ポジティブな感情は敏感に感じるのであれば良いのですが、心はそうは器用にはできておらず、感情を感じる機能が鈍麻するとネガティブもポジティブも両方感じることが鈍麻しちゃうのです。
人の人生の目的は人様々ですが、多くの人に共通するのは幸せな人生ではないでしょうか?
感情を感じる機能が鈍磨すると困るのは、この人生の目的が手にするハードルが高くなってしまいます。
なぜならば、幸せは感じるものだからです。
感情を感じる機能が鈍麻すると、ネガティブな感情を敏感に感じなくてすむのですが、幸せに対しても敏感ではなくなります。
日常のちょっとしたことに敏感に幸せを拾うことが鈍麻します。
干したての太陽の匂いがする布団で寝る、
パートナーと買い物にいく、
家族から「元気しているか?」とメールがくる、
そんな日常の些細なことから「幸せだなぁ〜」と、幸せを拾うことなくスルーしてしまったりします。
心がビンビンに感情を感じることがあれば、ネガティブな感情も感じやすいかもしれませんが、幸せも感じやすくなるのです。
日常のちょっとしたことに「あぁ〜幸せ」と感じることがいっぱいできます。
幸せを感じる人生にするという意味では、感情を感じる心は必要そうですね。
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もし、感情を感じる機能が鈍麻してしまっていても、その機能は復活さすことができます!
自分の感情を感じよう!と意欲をもって心の動きを観察することを続けていると、感情を感じる機能は復活していきます。
カウンセリングでも鈍磨してしまった感情を復活させるべく取り組むことがあります。
感情を感じることに取り組んでみたり、心に蓋をした時の頃の話をしていくことで心の蓋をはずしていったり、あの手この手で感情を感じる機能を取り戻していきます。
感情を感じる機能が復活していくと、ちょっとしたことに幸せを感じられるようになっていくんですよね。
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もし、あなたが、感情を感じる機能が鈍麻してしまっている人だとしたら、鈍麻させざるおえない事情、つらいこと苦しいことがあったのかもしれませんね。
その、つらい気持ちを誰かに話して外に流していき、ケアーしていってください。
そして感情を感じる機能を復活させてみてはいかがでしょう?
それは幸せを敏感に感じる心にする為にです。
感情を感じる機能を復活させた後は、今度はつらいこと苦しいことがあっとしても再び心に蓋をして感情を感じないようにするのではなく、今度は誰かにその気持ち話して外に流していってくださいね。
そうやって心のケアーしながら、感情を感じる機能を保っていただければと思うのです。
あなたの心が感情を感じる機能を取り戻すことで、人生に幸せを感じることが、たくさんできますように。