こんにちは、カウンセラーサービスの秋山まさきです。
我が家には2人娘がいるのですが、この2人の娘の性格が見ていて面白いほど違うのです。
どんなところが違うかというと、上の子はおおらかというかおおざっぱというか、基本のんびりした性格です。
それとは対象的に下の子はきっちりとした、シャキシャキしたような性格をしています。
特に見ていて面白いのは夜寝る前の行動だと思います。
下の娘はまだ小学生なので私服で学校に行くのですが、寝る前に明日着る服を選んで枕元に畳んで置いてから寝るということを毎日しているのです。
それに対し上の娘は中学生なので制服を着ていくのですが、毎日制服をハンガーにかけず椅子とかに脱ぎ散らかしているので、毎朝制服のリボンがどこかに行って見つからない、という騒ぎを起こしては、ガヤガヤしながら学校へ出かけていきます。
こんな対照的な2人なのですが、使ったものをもとの場所に戻せないという行動は、2人そろってできない行動の一つです。
娘たちが小さいころから使ったものは、元の場所に戻すように教えてきたつもりなのですが、大きくなったいまでも片づけができていないことが多いのです。
この行動を見ていて思い出すのは、私も子供の頃に片づけが出来なくて母親によく怒られていたな、ということです。
私が子供の頃はハサミやノリなどを使っては、そのままにしてよく怒られていました。
その時の私の行動は、ハサミとノリを使って車を工作をしていたとして、作り終わってみるとそれをレースコースで走らせたいと考え、すでに頭は次のことに向かっているので、手には画用紙とぺんでレースコースを書き始めている。
といった具合だったので、次のことに興味が出ると使った道具を片付け忘れてしまっていたので、娘たちの片づけができないという気持ちもとてもよくわかります。
私が大人になって結婚してからもよく片づけで妻に注意されていました。
ついつい次にやることに意識をもっていくと今までやっていたことの片づけを怠ってしまうのです。
そんな私も父親になり娘たちに対して片づけを注意すると、自分の心の中でこんな声が聞こえるのです。
「自分も片づけができていないのに、よく娘に注意できるな!」
こんな声が聞こえてくるのも構わず、自分のことは棚に上げて娘には、きちんと片づけをしなさいと注意するのです。
この時の心の声は私の罪悪感が生み出しているのです。
出来ていない自分を責めて出来なくてごめんなさいという気持ちが、子供たちを注意するときに刺激されて余計に自分を責めてしまうというサイクルに入ってしまうのです。
罪悪感を感じてしまうときには、過去の過ちを許して次の行動を改めればいいのです。
私の場合は、娘たちに注意するたびに私が片づけができるようになろうと自分の行動を改めるように努めました。
エネルギーを自分を責めるほうに使うのではなく行動を改めるほうにエネルギーを使うようにしたのです。
今でも娘たちは片づけができていませんが、エネルギーを改めるように使っていた結果、娘たちを注意するときに私が自分を責めることはしなくなりました。
こんな感じで罪悪感を感じて自分のことを責めてしまうことはありませんか?
そんな時は自分を責めることにエネルギーを使うのではなく、どうやったらそれを改善できるかということにエネルギーを使ってほしいと思います。
少しずつ自分を責めるのを、やめられるようになれると思いますよ。
ぜひお試しくださいね!