相談者名 | とんこ |
あらゆる人に競争心があるのか、嫉妬、自分をほめて、自分が一番な気持ちがなくなりません。20歳も離れた新入社員にもですよー!どうしたら良いでしょう! | |
カウンセラー | 三枝みき |
とんこさん、こんにちは。初めまして。 今回、とんこさんのご相談を担当させていただきます、カウンセラーの三枝みきと申します。 どうぞよろしくお願いいたします。 「嫉妬」ってすごく嫌な気持ちがしますよね。 私たち人間に「自分」と「それ以外の人」がいる限り、嫉妬や競争の苦しさは完全には無くならないものなのかもしれないのかもしれませんね。 それでは、どうやって「嫉妬」を無くしたり、いい方向に利用していけるのでしょうか? それは「嫉妬してしまう自分を認めて、許すこと」と、「じぶんの欲求を満たしてあげる」ことです。 「そうだよね、嫉妬しちゃうよね。自分が一番って思いたいよね」 まずはそんな風にご自身にたくさん、優しく声掛けしてあげて欲しいんです。 次に「欲求を満たす」ことについてお話しさせて下さいね。 とんこさんのご相談の文章に書かれている「20歳も離れた新入社員」に嫉妬してしまうというところ。 そういうとき、 「褒めてもらいたい」 そして「欲求(ニーズ)」は満たしてあげれば無くなります。 たとえばもし、とんこさんが嫉妬で嫌な気持ちになったとき、「○○さんだけじゃなくて私も褒めて〜」と抵抗なく言えたとしたらどうでしょう? とんこさんのニーズも満たされて、気持ちは多少なりと落ち着くはずです。 小さい子どもは何の衒いも無く、「出来たよー。褒めてー」ということが出来ます。 でも、大人だって「褒めて欲しい」って思っていいんです。 なので、ここで「欲求」を満たすための方法のひとつ、私が「嫉妬」で苦しい思いをしていたとき、お世話になったカウンセラーさんから出してもらって効果のあった宿題をお教えしますので、よかったらやってみてください。 それは、「友達の何人かに『私のいいところを言って欲しい』というメールを送る」というものです。 私がそれをしたとき、殆どの友達がすぐ心のこもったあったかいメールを返してくれて、そこにはたくさんの私を褒める言葉や感謝を伝える言葉が並んでいて、思いもよらない内容に泣きながら読んだこと、今でも時々思い出します(笑)。 またあるときは、別の友人から「自分は今すごく辛い気持ちを感じているから、私のいいところを書いて返信して欲しい」というLINEをもらって、私が返信したこともあります。 ですから、これを読んだらすぐ、ご友人やご家族などにお願いしてメールでLINEでもいいので「褒めてもらう」とか「いいところを書いてもらう」ことをしてみていただきたいんですね。 そして最後になりますが、 > あらゆる人に競争心があるのか、嫉妬、自分をほめて、自分が一番な気持ちがなくなりません たとえば学校や職場、あるいは友達の数人のグループの中などで これらの気持ちのおおもとは、じつは子どもの頃に私たちが経験した、兄弟間での「両親の愛情の奪い合い」から来ています。 子どもがまだ小さいころ、両親は子どもの世話だけでなく仕事や夫婦の問題、対人関係や経済問題など、それぞれに自分たちの問題を抱えています。 私自身が子どもの頃を思い出してみても、また私の娘たちが幼かったころの自分を思い出してみても、小さな子どもが親の愛や関心を得ることに100%の満足を感じられることはあまりないのではないかと思うのです。 ちいさな弟妹がいて親にあまり構ってもらえなかった、出来のいい兄弟や病気や病弱な兄弟がいて親に甘えられなかった、親が忙し過ぎた、など理由は様々あると思いますが、「嫉妬」というのは親の関心や興味を引くために他の兄弟よりも目立ちたい、勝ちたい、という気持ちが強くなり過ぎてしまったなど、兄弟間の競争が原因であることが多いようなのですね。 でも、子どもの位置からは見えませんが、親は親なりにどの子も自分たちの最善を尽くして愛しているし、出来るだけのことをしたいと思ってはいるんです。 私自身、この兄弟間の競争に起因する嫉妬には、ずっと苦しめられてきました。 なぜって、当り前と言えば当たり前ですが、人はみな違っていて、私の娘たちもそれぞれ全く違ったユニークな存在です。 とんこさんの周りの人も、とんこさんがとんこさんだから好きになるし、とんこさんにしかできないことがあり、その個性や才能が発揮されることで周りの人にも恩恵がもたらされます。 ですから私はとんこさんに、これからはご自身の魅力や才能、個性を見つめ直し、再評価していって欲しいなと思っています。 もちろん、はいそうですか、と言ってすぐできるようなら、誰だってここまで悩まないと思います。 クセは必ず矯正することが出来ます。 とんこさんがご相談のタイトルに書いて下さった「嫉妬をなんとかしたい!」という短い文章に、私はその強い想いがあるのを感じました。 でも、やってみてもどうしてもうまく行かないときは、初回無料の電話カウンセリングもございます。 長くなりましたが、最後までお読みいただき、ありがとうございました。 |