相談者名 | 小さなピアニスト |
私は普段介護士をしております。 主人の強い意向でほぼフルタイムと同じ日数、時間を働いていますが、パートなため縛られる時間と比べ収入はほんとに少ないです。 主婦のため家事はありますが子供がいないため幼い頃からのピアノや、これから先の選択肢が広がればと副業に繋がったりスキルアップに繋がるような資格を取得したりしています。 ただ今の職に活かせておらず、迷走している状態です。 本来夫婦とわんこで暮らしでお互い少ないながら共働きになるため余裕があるように周囲は思われますが、厳しく先の心配より今を楽しみたい主人の金銭感覚もあり、出費がかなり多く余裕があるわけではなく、体力的にも私は強くないので不安ばかりが募ります。 スキルアップに関しても向いていないや使いもしていないものにお金かけるなど無駄使いだと言われますし、先を見据えたい私と今を楽しみたい主人との感覚のズレも埋まりません。 人様委ねたりするべきことではないとは重巡承知しておりますが、今後仕事、お金、主人との関係をどう進めてゆけばよいのでしょうか。 | |
カウンセラー | 服部希美 |
小さなピアニストさん、こんにちは。 カウンセリングサービス 心理カウンセラー服部希美と申します。 安心や不安の基準は人それぞれ違いますし、金銭的事情の度合は当人にしかわからないものでもありますから、こういったお悩みほど身近な人に相談しにくいものかもしれませんね。 ご相談いただきありがとうございます。 +++ 先の不安を感じたり、先を見据えたいという気持ちを抱くことは至極普通のことですよね。 しかも小さなピアニストさんが悩まれていることは、ふたりの生活のことですからね。 ご相談文を読ませていただいたところ、現状では「小さなピアニストさんの価値観」 と「ご主人さんの価値観」にズレがあり、どうもこのままの心理状態では一緒の方向を向くのが難しいご様子。 小さなピアニストさんが、ふたりの先々のために”いま自分にできること”を探し、日々努力していらっしゃるのに関わらず 夫婦間で悲しいズレが発生してしまっているのは何故なのか? を私なりに考えた時 まずはそこからご説明させていただきますね。 実は私たちは、大きすぎる不安を抱えたままに不安対策をしようとすると、努力する方向がズレてしまったり、周りからの応援を得にくくなってしまうことが多いです。 ちなみに「不安や焦りの大きさ」というのは、物質的な影響ももちろん大きい(生きていくためのお金は必要です^^!)のですが 私たちは、大切な人が出来た時、守りたい人が出来た時、相手を想う気持ちが大きければ大きいほど…相手の幸せを願いますよね。 そんなとき、自分に自信がないとその度合だけ 今回ご相談文を読ませていただいたとき、 ご主人さんが大切だからこそ… 彼に何がしてあげられるだろうと悩むし、 もし、そうだとしたら。 もしかすると、ご主人さんに責められる以上に、ご自身を責めていらっしゃるかもしれないなぁと。 その心の状態で、ご主人さんに「向いていない」「使いもしていないものにお金をかけるなど無駄使い」と言われてしまったとしたら、誰だって、起きている現実や言われた言葉以上に、とてつもなく”やり切れない気持ち”を感じてしまうと思うのです。 そして、小さなピアニストさんが、いくらご主人さんを受け入れてあげたいと思っても +++ これから、どんな行動を選択するにしても、 そのためには「今自分が感じている不安の多くは、ご主人さんを思ってのことかもしれない」と自覚してあげること。 そのうえで! たとえば、先々のために貯金を増やすとしても「お金が無くなったら怖いから」という怖れベースから「先々にふたりでやりたいことのために貯金をしよう!」という喜びベースに一度置き換えてみてはいかがでしょうか。 そのために、ご主人さんとふたりで、これからやってみたいことについて軽く雑談してみてください。 たとえば、彼が温泉好きで自分もまんざらじゃない感じであれば「いっしょに温泉旅行の計画を練ってみましょう」。 一見「今を楽しむ」という彼のベースに乗っているように感じますが いっしょに取り組めること、同じ方向に向かって取り組めることなら何でもいいのですが、現状を考えると、まずは「彼がやりたいことの中で小さなピアニストさんもやってみたいこと」から、いっしょに取り組んでみるのが一番簡単かもしれません^^ よろしければお試しくださいませ。 また、仕事に関しては、 そしてその喜びを意識して働いてみると、すこし感じ方が変わるかもしれません。 書き出すときには「収入にはならないかもしれないけれど、私が笑顔になれること」も、人生にはとても大事ですからね。 いままで取得されてきたものも、すべて経験という糧になっていますからね^^ 自分の考えや思いを書き出す作業は、迷宮入りになってしまっているお悩みを客観視することに対してもとても有効ですので、ぜひぜひお試しくださいね^^ この先、新たにやってみたいことが出てきたとしても、またご主人さんから否定されちゃうのではないか?と不安になってしまうとは思うのですが、 最後に。 ほぼフルタイムの時間働いていらっしゃる上、ピアノや資格のお勉強、そして家事。毎日をとても忙しく過ごされているのではないでしょうか? その上、小さなピアニストさんは家事も頑張っていらっしゃるわけですよね。 ふたりの先々に対して、小さなピアニストさんが率先して行動を起こし続けてきたこと。努力。 小さなピアニストさんの思いや愛が、ご主人さんに届きますよう 変化を起こそうとしているときに、ひとりきりで取り組んでいると心が折れてしまいやすくなりますからね。 すこしでも、小さなピアニストさんのお力になれたら嬉しいです。 |