相談者名 | アラクネ |
私は生まれてすぐに父親がいません。 母の親(祖母)も離婚して母子家庭でした。 その祖母が再婚して連れてきた男性(以降Aとします)が、母に手を出しました。 もともと母と祖母は仲が良くなかったので、Aさんを取り合う形でさらに母と祖母の関係が悪くなりました。 母はAさんの子を妊娠しました。 Aさんは母が妊娠したので、当時小学2年の私に手を出してきました。 それから10年性的虐待を受け続けてきました。 その家庭環境で過ごしてきたので恋愛だったり仕事、人間関係がうまくいかないことも多々ありましたが、耐えて今まで生きてきました。 お陰様で結婚して子どももいます。 ですが最近になってずっと蓋をしてたツケが回ってきたようで、生きづらいです。 自己肯定感が低いので高めるようなワークをしたり、罪悪感をなくすようにいろんな事をしてみましたが、何か満たされないです。 女性性を傷つけられて、男性性も傷ついて、生きる事も死ぬ事も喜ぶ事も悲しい事も、もう何もしたくないです。 無になりたいと願うほど涙が出ます。 何もしない事は不可能なので、どうしていいのか、どうしたらこの憂いが晴れるのか、何をしたらいいのか、わかりません。 教えてください。 | |
カウンセラー | 高塚早苗 |
アラクネさん、こんにちは。 今回アラクネさんのご相談を、担当させていただきます、高塚早苗です。 どうぞよろしくお願いします。 アラクネさんは、傷ついた女性性と男性性を、癒すにはどうしたら良いのか、どうしたらこの憂いが晴れるのか、何をしたらいいのか、お悩みなのですね。 アラクネさんは、とても愛情深く、お優しい方だと私は思います。 辛い経験があった時、人は自分を責めるか、他者を責めるか、どちらかになりますが、多くの場合、他者を責める気持ちが、勝ってしまうのですが、アラクネさんは、誰も責めていません。 >> ですが最近になってずっと蓋をしてきたツケが回ってきたようで、生きづらいです。 アラクネさんは、蓋をしていたツケが回ってきたと、思っているかもしれませんが、心理学的にはそうではありません。 今まで、耐えてきた気持ち(感情の蓋)が開いて、やっと自分自身を大切にしようと、思えるようになった状態が、考えられます。 それは何故か? 人は悲しみが、深すぎると、出来事をまるで他人事のようにしてしまうか、ネガテイブな感情を感じたくないが故に、その出来事を無きものにしがちです。 ただ、感情を無きものにしても、その感情が無くなる事はなく、心の奥底にたまっていくだけです。 お辛いかもしれませんが、その出来事に対して、心が癒されていくチャンスと思ってもいいと思います。 >> 自己肯定感が低いので高めるようなワークをし、罪悪感をなくすようにいろんな事をしてみましたが、何か満たされないです。 満たされない思いがある、生きる事、死ぬ事、喜ぶ事、悲しい事をしたくないなど、これはアラクネさんが、素直な感情を感じている状態です。 やっと自分の気持ちを自分で感じ、自分の人生を選択していいと思えているのです。 自分の気持ちがわかるからこそ、ポジティブな気持ちにもシフトする事が出来るのです。 ネガテイブな気持ちは無視せずに、でもどうにかしたい自分がいるのよね、そういう自分を許そう!大目に見ていこうと、意識してみて下さいね。 >> 何もしない事は不可能なので、どうしていいのか、どうしたらこの憂いが晴れるのか、何をしたらいいのか、わかりません。 アラクネさんに質問しますね。 自己肯定感を高めるワークや、罪悪感を無くすようにしてきたのはどれくらい前からでしょうか? 憂いを晴らす為には、出来ていない自分探しではなく、出来ている自分探しをする事をお勧めします。 朝起きて、「おはよう」と家族に言えている自分がいる、それだけでも素晴らしい自分なのです。 家族を承認する事を、されてもいいと思います。 挫けても、何度でも何度でも、気持ちの仕切り直しをして行きましょう! アラクネさんが、少しでも心が軽くなり、穏やかな気持ちになれます事、お祈りしております。 |