部屋に一人でいるのに一人じゃないと感じられる理由は見方を変えられるから
遠く離れた誰かとオンラインでつながれるのであれば、何もなくても思いひとつで誰とでもつながることができます。オンラインという制限は、自分の心の中にある優しさと愛情深さに気づく大きなチャンスを与えてくれ、「見方次第で世界は変わる」ことを体感させてくれる大切な機会です。
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◇自分の心の中にある優しさと愛情深さに気づく大きなチャンス
有事だから、オンラインだから、誰かを大切に思えるわけではありません。
もともと、私たちの心は、誰かを大切に思い、つながりたいと思い合っているのです。
制限された状況は、いつもこうした心を自分が持っていることに気づく大切な機会になっているのです。
「大切な人のことを思い、つながりを大事にしたいと思っている心」
この思いは、心の中にある優しさや愛情を感じる部分に触れる時に感じます。
自分の中に「大切な人への思い」を見つけることができたら、それは自分の中にある「優しさと愛情」の存在に気づくチャンスなんです。
オンラインで画面を見ながら、目の前の人を、しばらく会ってない人を、嫌っているかもしれない人を思い出しながら「もしかしてこの人は自分にとって大切な人なのではないか」と思うことに少しでも意欲が持てるなら。
これができるのは、もともと、あなたがその人を大切に感じているからであり、それはあなたに優しさと愛情があるから、生まれる感情なのです。
しかし、人は誰もが自分に厳しい生き物です。
自分の中にある優しさと愛情を実感することは、とても難しいことなんですね。
ですが、制限の中で誰かを思うことは、この自分の中にある優しさと愛情に気づけるチャンスに使うことができるのです。
この視点を持って、自分の内面を改めて感じてみてください。
そこに優しさと愛情はありませんか?
わずかなカケラしか感じられなくても大丈夫。
その小さな愛から感じ始めていきましょう。
積み重ねていけば、本当の大きさにたどり着けます。
◇遠く離れた誰かとオンラインでつながれるのであれば、何もなくても思いひとつで誰とでもつながることができる。
誰かを大切に思うこと。そう思う自分の心にある優しさと愛情に気づくこと。
これは、オンラインでつながっている時にだけ感じることではありません。
夕陽を見ているだけで、そこに大切な恋人の姿を思い浮かべることはできます。
目を閉じれば、そこに大切な両親の姿を思い浮かべることができます。
「私たちの心は、見たいように見、感じたいように感じる」
思い一つ、意図するだけで、誰かとつながることはできるのです。
いつも、あなたには大切な人がいて、その人とつながりたいと感じている。
そう思う優しさと愛情を自分が持っている。
そのことを忘れないようにしましょう。
いつも、どこでも、どんな時も、目の前にいる誰かが、それを教えてくれます。
◇部屋に一人でいるのに一人じゃないのは見方を変えられるから
部屋に一人でいるのに、一人じゃないと感じられる時があります。
誰かの応援を、愛情を、優しさを感じている時。
部屋をどれだけ眺めても、誰もいません。
なのに、どうしてそう感じるのでしょう。
「あなたの見方次第で世界は変わる」
からです。
思い一つで、意図することで、その部屋にいるのはあなただけではなくなります。
そして、それは、あなたが自分の心の中にある「優しさと愛情」と一緒にいるから感じられることなのです。
今、あなたは、あなたを応援してくれる、愛情を注いでくれる、優しさをむけてくれる人と
そして、そんな自分自身と一緒にいます。
この体験から、あなたは初めて自分の中に優しさと愛情があることに気づけます。
これは日常のあらゆる場面で起こりうることなのです。
辛い時も楽しい時も。
一人でも、誰かと一緒の時も。
誰かのことを大切に思い、つながりたいという気持ちが相手に伝わると、その誰かはとても嬉しい。
すると、相手も同じ思いを持っていることをあなたに伝えやすくなります。
その結果、お互いがつながり合う、大切に思い合うことができる。
そのために、自分の中に、全ての人の中に「優しさと愛情」があるという視点を持つこと。
この視点がどんな人に対しても「もしかしてこの人は自分にとって大切な人なのではないか」と思え、相手も自分のことをそう思ってくれていると感じられる更なる視点を作ります。
「あなたの見方次第で世界は変わる」
このことをいつも覚えておけば、目の前の状況を全く違って見ることができます。
いつもあなた自身の中にある優しさと愛情と一緒に、相手の優しさと愛情を見ているから。
この目線であなたが誰かを見た時、相手の反応も変わります。
優しさと愛情が共鳴するからです。
これは、誰もが「優しさと愛情」を持っているからこそ起こることなのです。
(完)