愛を見つけようとする視点
人生で起こる出来事に、喜べないこと、気に入らないこと、自分のして欲しいとおりにはなっていない事と言うのは人生に何度も起こるかもしれません。でもそこに愛を見つけようとする視点があると、その出来事で感じる気持ちは変わることがあります。
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●ある誕生日の出来事
今日は私の誕生日。
彼はどんな誕生日プレゼントをくれるのかしら?
とっても楽しみ!
彼「誕生日おめでとう。はい誕生日プレゼント」
A子「わぁ、うれしい。ありがとう。何が入っているの?」
彼「こないだイヤリングが欲しいって言っていたから、プレゼントはイヤリングにしたんだ。男1人で宝石売り場に行くのは、ちょっと恥ずかしかったよ(笑)気にいってくれるといいな」
A子「開けていい?」
彼「もちろん」
A子『イヤリングにしては箱が大きいなぁ。縦も横も30センチ位あるぞ???』そう思いながらA子さんはプレゼントの箱を開けるのでした。
オープン ザ ボックス!
じゃじゃん!!
箱を開けてみるとそこにはアフリカの部族の方がつけるているような直径25センチほどの太い真鍮のワイヤーでできたイヤリングが入っていたのでした!!
●不機嫌なモードの誕生日になってしまうA子さん
・受け取り方1
A子さんはそのイヤリングを見てこう思うのでした。
『このイヤリングをどこでつけろって言うのよ。アフリカでは流行ってるかもしれないけど、日本でこんなのつけてる人はいないわ!街歩きではつけられないし、おしゃれなお店での外食でもつけられない、つけられる場所がないじゃない。センスゼロのチョイスだわ』
そして A子さんが箱からそのイヤリングを取り出して手に取ってみたところ・・・
『重っ!こんなの付けたら耳たぶが伸びるか、ちぎれるかどっちかじゃない!ほんとこのチョイス呆れるわ』
そう思った A子さんは、その日は終始不機嫌なモードで誕生日を過ごしたのでした。
●ご機嫌なモードの誕生日になってしまうA子さん
・受け取り方2
A子さんはそのイヤリングを見てこう思うのでした。
『このイヤリングはどこにもつけて行くところがないわ。彼のセンスは0としか言いようがない。プレゼントのセンスは喜べないけど、でも私がイヤリングが欲しいって覚えてくれてた事は嬉しいな。私のことを日頃から気にかけてくれているんだろうなぁ』
そして A子さんは彼が言っていたセリフのことを思い出しました。
『男1人で宝石売り場に行くのは、ちょっと恥ずかしかったよと言っていたけど、恥ずかしさを避けることよりも、私を喜ばすことを大切にしてくれたんだろうな。私って愛されてるな』
そう思った A子さんは、その日は終始ご機嫌なモードで誕生日を過ごしたのでした。
●愛を見つけようとする視点
受け取り方1も、受け取り方2も、アフリカの部族の方がつけるているような直径25センチほどの太い真鍮のワイヤーでできたイヤリング(しかも耳がちぎれるほど重い)をもらったことには変わりはありません。
そのイヤリングをつけていく場所がなさそうなところも変わりはありません。
彼のセンスは、A子さんにとっては、センスゼロと評価するのも変わりありません。
でも、その日は終始不機嫌なモードで誕生日を過ごせたのか、ご機嫌なもので誕生日を過ごしたのかの違いはあります。
その違いを生んだのは、その中に愛を見つけようとする視点があったところではないでしょうか!
●あなたの人生に愛を増やそう
人生で起こる出来事に、喜べないこと、気に入らないこと、自分のして欲しいとおりにはなっていない事と言うのは人生に何度も起こるかもしれません。(A子さんのケースもそうでしたね)
思い通りにならないことってあります。
そのたびに、気に入らない!と不機嫌になってしまうとしたら、その時間はいい気持ちでは過ごせませんね。
喜べないこと、気に入らないこと、自分のして欲しいとおりにはなっていないことだけど、そこには相手なりの愛はないかなぁ?と探してみると、愛が見つかることがあります。
そうすると、
その出来事自体には喜べない
その出来事自体には気に入らない点がある
その出来事自体は自分のして欲しい通りになっていない
だけどその愛ある気持ちは嬉しい!
と、その愛に救われることや、その愛に喜べる事がでてくると思います。
そうやって愛を見つけようとする視点でもの事を見ていくと、気に入らない!と不機嫌になってしまってたであろう時間が、別の気持ちで過ごせることが増えてくると思います。
そうやって、あなたの人生に良い気持ちで過ごせる時間が少しでも増えていくといいですね。