相談者名 | まるこ |
恐縮ですが、相談させてください。お願いします。 私は統合失調感情障害を患わっているまることいいます。 よろしくお願いいたします。 今まで二十歳の頃、四年間アルバイトをしていたのですが、バイトをやめてからは精神科に入退院を繰り返す人生です。 長くなって申し訳ございません。 | |
カウンセラー | 近藤あきとし |
まるこさん はじめまして。 今回担当させていただく、心理カウンセラーの近藤あきとしと申します。 どうぞよろしくお願いいたします。 文章から今の苦しい状況が伝わってきますよ。 変な話に聞こえるかもしれませんけど、メールを読んでいて、まるこさんには多くの輝くような才能があるように私には感じられました。 ずいぶんと長い間、つらい時間を過ごしてきたのではないでしょうか。 すごくたくさんの自己嫌悪や自己否定が心に渦巻いてるような気がしました。 ただ、エゴというのは過去の心の痛みから生まれると言われていますから、自分を責める気持ちが苦しい分だけ、まるこさんの心の痛みの度合は大きいのかもしれません。 例えばの話、生まれて間もない赤ちゃんだったら「自分はなんてダメな人間なんだ」とか、「こんな自分に生きている価値なんて無いんだ」なんて考えもしませんよね。 きっと、まるこさんにもそんな時代があったのではないでしょうか。 でも、どこかですごく自分を責めたり、自分のことを否定してしまった出来事がいくつもあったのだとしたら、長年にわたってその痛みが幾重にも重なってしまい、今は、まるこさん本来の才能や愛がその下で見えなくなっているのかもしれないんです。 だとしたら、その痛みを癒して取り除いていけば、まるこさんの本当の才能が再び輝きを取り戻すことができますからね。 エゴの抱える心の痛みの度合が大きい分だけ、できるだけ才能を隠しておきたいはずですから、多くの自己否定が積み重なっているほど、そして多くの苦しみを体験してきたからこそ、その下にはたくさんの財宝が眠っているんです。 > 今まで二十歳の頃、四年間アルバイトをしていたのですが、バイトをやめてからは精神科に入退院を繰り返す人生です。 それは本当につらいですよね。 バイトを4年も続けられたのは素晴らしいことですよね。 ひょっとしたら、まるこさんは否定するかもしれませんけど、厳しすぎるくらい自分を律しながら生きてきたんじゃないかと感じますよ。 私たちは自分を嫌いな分だけ、周りも私のことを嫌いなんだと感じてしまうんです。 すると、自分がいても迷惑なだけだとか、存在しない方が良いとか、生きていることが申し訳ないくらいに感じてしまうこともあるんです。 でもですね。 > 友達も一人位、彼氏はいなくて、いても、いつもふられてばかり。 寂しさや孤独感が、まるこさんの傍らにはあったのかもしれないですね。 ただ、ご自身が気づいているかどうか分からないですが、まるこさんは誰のせいにもしていないんですよね。 それはおそらく、上に書いた自分への厳しさの裏返しで、周りの人には本当に優しい想いをかけられる人なんだと思います。 その優しさは、大切な人を、みんなを守りたい。そんな願いの源泉なのかもしれません。 どんなことが人生にあったかは分かりませんが、まるこさんが自分自身を許すことも大切な課題になりそうです。 > 私の生きている意味って何でしょう? ずいぶんお疲れではないですか? ちょっとでも足元がバランスを崩したら、奈落の底へ落ちてしまう感覚でいたとしたら、落ち着いた精神状態ではいられませんからね。 そして一番つらいのは外側からはその苦しみが見えないので、なかなか分かってもらえないことです。 これまで、安心や安らぎといったものは、まるこさんの人生にはあまり縁の無かったものかもしれません 心の痛み、苦しみを癒していった人は、人の痛みや苦しみを繊細に分かってあげられるし、どうしたらその人が安心できるか安らぎを感じられるかを的確に感じ取れるんです。 でも今はまだ心が疲れきっていて、無気力になってしまうがゆえに自分の価値を感じられないのでしょうから、まずはどんな痛みを抱えてきたのかを誰かに受け止めてもらい、癒して、解放していくことが必要だと思われます。 そうして楽になった時に、人生の意味、目的が身近なところから見えてくるものなんです。 まるこさんが心からの笑顔で生きていけることを祈っています。 |