自分に自信がないにお答えします。

あなたはいつもどんな表情をしていますか?

こんばんは。

神戸メンタルサービスの平です。

パートナーを探している人たちからいただくご質問やご相談の中で一番多いのが、自分自身や自分の魅力に自信がないということです。

私たちはそれぞれどんな人でも人とは違う個性を持っています。

人によっては「私は個性がないんです」と言われる方がいらっしゃいますが、個性がないということはありえません。言い換えれば、個性がないのがあなたの個性と言っていいのかもしれません。

恋愛は自分にないものを持っている人に魅力を感じることだと言ってもいいのかもしれません。

私たちは自分にないものを持っている人に人は魅力を感じるようです。

ところが、自分には魅力がないのではないか?とか自分は個性的でないのではないか?と思っていらっしゃるみなさんの心の中で何がおこっているかというと自分で自分を判断してしまうのです。

自分があまり好きではないとき、こんな自分を好きになってくれる人などいるはずはないと勝手に決め付けてしまっているようです。

あなたが自分をどう嫌おうがそれはあなたの勝手なのですが、そんなあなたを好きになってくれる人は残念ながらいるのです。

例えば、愛犬家の人は色んな種類の犬の中から自分が飼う犬を決めます。

私が子供の頃、犬といえば代表的なものは柴犬や秋田犬のように端正な顔立ちで耳がピンと立っている、犬の中ではハンサムだと言えるような犬を飼うのが主流だったようですが、最近では、柴犬や秋田犬を飼い始めたという話をあまり聞きません。

それよりも、顔が押しつぶされたかのようなパグ犬や、短足のダックスフントや私はネコのような犬だと思っているチャウチャウなど個性的な犬を飼われる方がとても多いような気がします。

最近の若い女の子の間では「きもカワイイ」などの表現があるように、時代はどんどん個性化の時代になっていると思います。

ファッションやお化粧、髪型などについても一番大事なのは「あなたらしい」ということです。

では、「あなたらしい」というのはいったい何なのでしょう。

たぶんそれはあなたがしていて一番楽なスタイルではないでしょうか?

ファッションでも、髪型でも、お化粧でも、あなたの生き方でも・・・

要はあなたがいちばん自然でリラックスできるスタイルが外から見てもとても自然に写るのではないでしょうか?

あなたが今のあなたでいるには、何らかの理由があるはずなのです。

それは誰かに否定されたり、何かによって強制的に変えられるものではないはずなのです。

でも、もしあなたに自己否定があってあなたが自分の色を表現していない、または表現するのを恥ずかしがっているときに、あなたの個性が目立たなくなってしまうのかもしれません。

あなたを好きになってくれる人は世の中に必ずいます。

でも、あなたがあなたの色を発揮していないと、あなたを好きになる人はあなたを見つけにくくなってしまうのです。

あなたが個性を輝かせることができればできるほど、その人があなたを見つけやすくなるのです。

私たちは十代の頃は、自分がまだまだ不完全だと思っているのしまうのでどうしても外見や容姿にこだわってしまいますが、色んな人生経験を積むにしたがってどんどん内的なものに価値を置きはじめるようになるのです。

もし、多くの人が外見的や容姿のみでパートナーを決めるとするならば、ごくごく一部のモテモテな人たちと一生結婚できない大多数という構図になってしまうはずです。

「パートナーに魅力を感じた瞬間はどこですか?」というアンケートをとると笑顔と自然な振る舞いという項目が圧倒的に多いのです。

私たちが一番魅力的に映るのは、自然な笑顔ができるそんな状況のときなのかもしれません。そんなときにあなたの魅力が最大限に発揮されるのです。

どんなことを考えているとき、何を言っているときにあなたの顔が笑顔になるのでしょう?

子供たちが描くお母さんの絵はほとんどが笑顔です。

子供時代、パパとママが笑顔なのが私たちにとって最大の幸せであったように、笑顔ほど人をひきつけるものはないのです。

あなたはいつもどんな表情をしていますか?

私たちは自分がどんな表情をしているかということにあまり自覚がないのです。

もし、あなたが人から「個性的でない」と言われるとしたら、その人はあなたにもっと笑顔になってほしいと言っているのかもしれません。

関西では商売人のことを「笑売人」と書いたりもします。

愛想がよいことは、お客さまにいい感じを与え、ひいてはそれが商売繁盛の秘訣となっていることを教えているものだと思います。

もし最近あなたがあまりモテていなくて、デートのお誘いがなかったとしたら、あなたが笑顔でなかったのかもしれませんね。

幼稚園や保育園に通っている子供たちを笑顔にする方法は、大きい声でお話をすることです。「小さな声でお話をしましょう」と言うとどの子の顔からも笑顔が消えてしまいます。

最近、日本ではあまり大きな声でお話ができるところが少なくなってきたから笑顔の人が少ないのかもしれませんね。

一方、居酒屋さんなどお酒が入ると、私たちの声のトーンは急に大きくなり、そして笑顔や元気が回復してきます。

気づいていただきたいことなのですが、私たちは楽しいときについつい声が大きくなってしまうのです。

みなさんが元気がないときによく、「今日はパーっとカラオケにでも行こうか」という気分になることがあると思いますが、私たちはどこかで元気と大声の秘訣について知っているのかもしれません。

あなたがカラオケで歌を歌っているとき、その曲に乗っているときに、実はあなたの中の隠れた個性が表現されているのかもしれません。

では、来週の恋愛心理学もお楽しみに!!

この記事を書いたカウンセラー

About Author

神戸メンタルサービス/カウンセリングサービス代表。 恋愛、ビジネス、家族、人生で起こるありとあらゆる問題に心理学を応用し問題を解決に導く。年間60回以上のグループ・セラピーと、約4万件の個人カウンセリングを行う実践派。 100名規模のグループワークをリードできる数少ない日本人のセラピストの1人。