自分の性格や考え方の癖を修正したい

相談者名
ママっ子
私はいつもどこかしら体調が悪かったり、心配事を抱えています。
一つ解決したらまた別の一つがすぐに現れます。
二つ重なってる時もあります。
実際にその出来事は起こっているものの、例えば足が痛い時に、もっと心配なことが起こったら、足の痛さはその場では痛くても次第に消失していき、無かったことになってしまうのです。(自分でも忘れてしまう)
主人には、「また新しい心配事見つけたね、幸せそうだよ」「いつも心配事を探してるように見える」と嫌味を言われます。
友人にも、「○○は心配することが趣味なんだよ」と言われたこともあります。
でも主人と出会って、私はそういう癖があるんだということに気付かされました。
この不安や心配事を持っていることは、私にとって何かしら意味があり、価値があるから、同じことを繰り返しているんだと思いますが、理由も分からないし、心の底からすっごく幸せ!ということがほとんど無い気がして、この癖を手放したいのです。
どうしたら良いのでしょうか。
カウンセラー
桑野量
ママっ子さんはじめまして。

今回ママっ子さんの相談に回答させていただく桑野量と申します。
どうぞよろしくお願いします!
 

「不安や心配事が気になってしまう癖を手放したい!」ということですが、今日はさまざまな視点からその原因と解決策を紹介していきたいと思います!

1. 無意識のパターンを修正していく
2. 自分の才能として受け取り直す
3. 隠れた気持ちに気付いてあげる
4. 幸せになる許可を出す

以上の4つのアプローチを紹介していきます。

ママっ子さんにすべてが当てはまることはないかもしれませんが、それぞれ原因と解決策を紹介しておりますので、ピンと来たものからチャレンジしてみてくださいね。

1. 無意識のパターンを修正していく

水が半分まで注がれているコップを見た時に、

水が半分「も」入っていると考える方と
水が半分「しか」入ってないと考える方がいます。

どちらが正しいということはありませんが、同じ状況でも人によってその捉え方や認識の仕方は違ってきます。

これは無意識に行っているパターンなので、それが自分にとって当たり前になっています。
玄関で靴を履く時にどちらの足から靴を履いているか、意識したことはありますか?それもほぼ無意識で当たり前のように毎日行なっていると思います。

このような考え方の癖やパターンというのは、知らず知らずのうちに周りの影響を受けていることがあります。
私たちは親が話している言葉を自然と学び身につけるように、この考え方の癖やパターンも一緒に真似てしまっていることがあります。

無意識に行なっていることは、意識して習慣化することで改善されていきます。
例えば、先ほどのどちらの足から靴を履くか?ということですが無意識に右足から靴を履いている人は、左足から靴を履くことを意識して習慣にしていくとしばらくして意識しなくても左足から靴を履くようになっていきます。
人がある行動を意識して繰り返して、それが習慣となって無意識に出来るようになるまで1ヶ月から3ヶ月ほどかかると言われております。

ママっ子さんが心配事や体調の不調などに無意識に目を向けてしまう癖があるのならば、意識して心が落ち着くことや心地よさを感じることに目を向ける習慣を身につけていきましょう。

その方法として1日の終わりに気分の良かったことや嬉しかったことなどノートに書いて振り返ってみてください。
出来れば頭の中で考えるだけではなくて、紙に書き出すといいですね。

それがだんだんと習慣化していくと1日の終わりにノートで心地よかったことを思い出すように、日常の中でも心地よいことに自然と目を目向ける機会が増えていきます。

2. 自分の才能として受け取り直す

もしかしたらママっ子さんは敏感な方なのかもしれません。

例えば人によっては普段テーブルに置いてあるリモコンの位置が少し変わるだけで気になってしまう方がいます。
他の人が気付きもしないようなことでも敏感にキャッチすることができます。

周りの人が気が付けないことに気が付けることは才能なのですが、それを「考えすぎ!」などと言われてしまうとそれ自体が悪いことのように思ってしまうことがあります。
本当はそんなことはありません。
ネガティヴなものに思う必要はありません。

まずは、小さなことでも敏感に反応できることを自分の才能だと受け取り直してみてください。
他の人が気にならないことに気が付けることで役に立つこともあります。

不安や心配事は決して悪いことばかりではありません。

雨が降るかもしれないという不安から折り畳み傘を持って外に出かけることも。
明日朝起きられない心配から早くベッドにつくことも。

不安や心配から準備することで役に立つこともたくさんあります。

自分の才能をネガティヴなもの思ってしまってしまうとそれが悪いことしか引き起こさないような気になってしまうかもしれません。
しかし、その才能をポジティヴなものとして受け取り直すことで「実は役に立っていたな!」と感じられていくことがあります。

今現在は心配事に囚われてしまうことをネガティヴに思ってしまうので、その才能が役に立ったことを見えないようになっているかもしれません。
短所と長所はコインの裏表だと言われることがあります。

ママっ子さんの才能をポジティヴな面で見つめ直してみるといいかもしれませんね。
そうすれば小さいことでも敏感に反応してしまうことをネガティヴなことだと思わずに楽に過ごせるようになっていきます。

3. 隠れた気持ちに気付いてあげる

蚊に刺された時に別の場所をつねって痒みを誤魔化すようなことをやったことはありませんか?
私たちはある刺激を他の刺激で誤魔化すということを心理的にもやることがあります。

本当は別の大きな悲しみや痛みがあるのだけれどもそれに向き合えない時に意識をそこからずらすために他のことが気になってしまうのです。

試験勉強をしなければいけない時に、部屋が汚いことが気になってしまって部屋の片付けをしてしまうのも、この心理が影響していることがあります。

心配事ばかりに次々と意識が向いてしまうのは、そうやって自分の気持ちを別の方向に向けておかなければいけないのかもしれません。
しかし、それは対処療法のようなもので、根本的な問題を解決することにはなりません。

オバケを見ないようにしていると、想像の中のオバケをどんどん恐ろしいものへとイメージを膨らませていきます。
心の中にある向き合いたくないネガティヴな気持ちも見ないようにしているとイメージの中でどんどん膨らんでしまいます。

「もし向き合いたくないものが心の中にあって、それを見ないようにしているのなら?」
と時間をとって振り返ってみてください。

泣きたい気持ちを我慢しているかもしれません。
誰かに怒っているのに平気なふりをしているかもしれません。
その気持ちに気付いてあげることで、他の心配事に目を向けて誤魔化す必要がなくなっていきます。

ずっと目を向けないようにしていた気持ちもそれを見つけ出してあげることで少しずつ癒されていきます。

4. 幸せになる許可を出す

私たちは自分が幸せになることに許可を出せないことがあります。
自分よりもしんどい思いをしている人がいるから我慢しなければいけないとか、幸せになると周りから嫉妬されることが怖いとか、誰かに怒っているから自分が幸せにならないことでそれを表現しているなど。

私たちの心は不思議なもので、幸せというポジティヴなものを素直に受け取れないことがあるのです。
そうすると100パーセントの幸せを感じないようにどこかでブレーキをかけておく必要があります。
もしかしたらママっ子さんにとって心配事や不安を気にすることで、幸せになることへのブレーキに使っているのかもしれません。

ここでも自分と向き合ってみる時間が必要になっていきます。

「手放しで幸せを感じたいのに、なぜそれにブレーキをかけてしまうのだろう?」
と振り返ってみてください。

ある女性は自分が働いている時はその給料で自分の好きなものを何でも買うことができました。
しかし、結婚して子供ができて専業主婦になったら、自分のためにお金を使うことが出来なくなりました。
自分でお金を稼いでいないのに、自分の好きなものにお金を使ってはいけないというブレーキがかかってしまったのです。
そのブレーキがいつしかお金が無くなることへの不安へと姿を変えていきました。
実際には旦那さんの稼ぎが少ないということはなかったのですが、「もしかしたら、、、」という気持ちでいっぱいになってしまったのです。

こんな風に私たちは自分の知らないところでブレーキをかけてしまっていることがあります。
そのブレーキの正体を見つけることで、解除することが出来ます。
 

1.〜4.まで紹介しました。
どれが一つが原因になっていることも、いくつかの原因が少しずつ影響していることもあるかもしれません。

一つの原因を解決したら、他の原因が見えてきたということもあります。

ママっ子さんのペースで出来ることからやってみてくださいね!
 

最後までお読みいただきありがとうございます!
少しでもママっ子さんが幸せな日々を感じられるお手伝いが出来れば幸いです!

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