創造、ひらめき、それからもう一つ、寛容さ 〜ウォーキングミーティングの実践より〜

こんにちは、カウンセリングサービスの山田耕治です。
いつもビジネスメルマガ読んでいただき、ありがとうございます。

みなさんのお仕事で、ウォーキングミーティングは取り入れていますか?

テレワークで、方針の決まった仕事を一人で黙々とすることは効率も上がると思います。
でも、何か新しいことやこれからの議論が必要とされている時、それから組織としての一体感をもって取り組むには、やはり人々が集まることが大事ですよね。

そこで新たな取り組み、ウォーキングミーティングの出番です。

昭和、ポケベル世代の私には、ほんとにすごい時代になったなあと思います。

実は、当初、このような取り組みに対して疑心暗鬼の私がいたのですが、実際にやってみて、ばっちり効果あると思っています。
みなさんにもオススメしたいです。

ストレスの解放、ダイエットや健康へのプラスだけではなく、積極的に、創造やひらめきを産む効果があると実感しています。
それからもう一つ、そのためにも、寛容さがポイントだなあと思っています。

本日のビジネス心理学では、サラリーマンをしている山田のウォーキングミーティング実戦の心理面の報告です。

【心と体の解放】

朝、お気に入りの白いスニーカーに、帽子をかぶり、ペットボトルにスマホを持って、玄関を出発です。

見上げれば、明るい光や青空に満ちたオープンな世界が広がります。

限られた机、閉ざされた部屋から、心が大きく解き放たれます。

しばらく、ゆっくりと歩きながら、ストレッチ、体をほぐしながら、ウォーミングアップです。
いつものガードフェンスで、腕立て伏せをして、準備完了です。

パソコンの前に座っている固まっていた体も柔らかく解き放たれます。

マイク付きのイヤフォンをスマホにセット、ZOOMに繋ぎ、ウォーキングミーティングの開始です。

ウォーキングミーティングは凝り固まった体と心を和らげ、体と心を解放してくれる、新たな世界の出現でした。

【加えて、集中】

歩くコースは、一方通行や車の往来の少ない川沿いの道など、比較的安全な所や、大きな公園や寺院、神社などを選んでウォーキングしています。

始める前は、周りの情報に気を取られ、影響を受けてしまうのではないか、どうなのかな?と思っていましたが、それがどうして、なんだかとても集中するんです。

書類もパソコンもなく、ただただ、歩きながら、イヤフォンでミーティングに参加しているわけです。

身体的に他のタスクに取り組むこともできないわけで、確かに心は集中できるようです。

【創造やひらめき】

何度かウォーキングミーティングをやっていくうちに、議論が活発になっているように思えることが増えて来ました。

沸き上がってきたものを頭で整理する前に、自分が動いているそのままに、直感的に思わず言っちゃうみたいな感じです。

心と体の解放と集中が、直感的なひらめきや創造力を産み出してくれるように思うのです。

それだけ私たちは日々何か抑えているものがあり、その何かをとっぱらってくれる作用がウォーキングという中にあるように思います。

テレビやYou Tubeの見すぎかもしれませんが、突破とか、規格外とか、日常や常識を越えようとするキーワードを耳にするように思います。

きっと、現代は、それだけ今を変えたい、ひらめきや創造力が求められているように思います。

ウォーキングミーティングはこれまでの枠組みや規格を越えた突破した取り組みとして、創造やひらめきという卵をインキュベーション、孵化する場でもあると思うのです。

【寛容さがポイントかも】

ただ有効だと思う反面、実は、ミーティングの後で、なんか言い過ぎちゃったなあとか、言わなかった方がよかったんじゃないかな、なんて思うこともあるんです。

歩きながら話すことに慣れてくると、これまで部屋でやっていた会議よりも、実際、余計に話しすぎちゃうように思います。

それが思いもよらない創造やひらめきであればいいのですが、愚痴や批判的意見になってしまうこともあるかもなあと思います。

実際、逆に仲間から、私自身、ちょっとカチンとくるような話もありました。

自分も解放されて、言い過ぎになるわけですから、仲間がそうなるのも当然ですよね。

そんな時は、私の度量や寛容さの領域を広げなさい、もっと大きな存在に成長しなさいというこという、お告げみたいなものと思い直すようにしています。

ウォーキングミーティングは、解放された場であるからこそ、ラジカルに言い過ぎにもなる。

だからこそ、今を突破する、規格外の新たな創造やひらめきが生まれる場になれるんだと思います。

そのためにも、多少の寛容さ、みんなで枠を外れた規格外のラジカルな傾向さえも、おもしろがるような姿勢が必要であるように思います。

実は私、ウォーキングミーティングって、カウンセリングにも向いているんじゃないかって思っています。

そのうち、私とウォーキングカウンセリングでも、やってみますか。
解放と集中がきっとあなたの新たな創造とひらめきを産み出してくれることでしょう。

【最後に】

今日は、ウォーキングミーティンを取り上げました。
考えてみれば、ウォーキングに慣れることは、何度も何度も一歩を踏み出す自分がそこにいるわけで、それ自体が私自身を前に進めている作業なんですよね。

ウォーキングミーティングを大いに活用して、解放された創造、ひらめきの世界へ仲間とともに進めて行けたらと思うのです。

そのためには、私たちの既存の常識、枠組み、そして厳しさをいい意味で越えた寛容さがポイントであること、そして、寛容さとは許しであるようにも思っています。

えっ、結局は「許し」なんかい!

なかなか難しい大きなテーマだと思いますが、みなさんそれぞれに、自身の寛容さや許しについても考えてもらえたらと思います。
ウォーキングでも、やりながらで、いかがですか。

もちろんカウンセリングもお待ちしております。

今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

1967年広島県呉市生まれ。早稲田大学法学部卒。家族は妻と小学生の息子3人。 恋愛、婚活、夫婦、家族、職場等、対人関係全般が得意。 臨月で子を亡くした喪失体験が人生に大きく影響し、18年勤めた会社を退職、心理学を学び直し2010年プロカウンセラーに。現在はサラリーマンとのWワークを推進中。