スランプに陥った時に自分を責めるより大切なこと

■  いつもならできるはずのことができない

普段なら楽々とできることなのに、なぜだかいつもよりずいぶんと時間がかかってしまう。普段なら、いろんなアイディアが浮かぶのに、なぜだか何一つ思いつかない。
仕事をしていると、こういう状況に陥ることもあるかと思います。
このような状態の時は、焦れば焦るほどペースが崩れてしまったり、思い通りに進まない現実にイライラしたりしやすくなりますね。

■  いつもどおりにできないと自分にダメ出しをする

普段できていることがうまくできないとき、わたしたちは自分に「ダメ」を出しがちです。
「なんでこんなこともできないんだ!」
「なんで思いつかないんだ!」
「こんなこともできないなんて、情けない!」
「何やってるんだ、わたし!」
「しっかりしなきゃ!」
「もっとがんばらなきゃ!」
このような言葉で自分にダメ出しをして、自分を追い詰めていくのです。

■ うまくいかないのは本当に「自分がダメ」だから?

でも、普段できていることが「なぜだかうまくできない」のは、本当に、「自分がダメだから」でしょうか?

多くの場合、こういった「スランプ」に陥るときは、オーバーワークだったり、精神的な余裕を失っていたり、体調を崩しかけていたり、というように、スランプに陥る要因があるのではないかと思います。
言い換えれば、「調子を崩している」と言ってもよいでしょう。

■  「なんでできないの」と自分を責める代わりにできること

「普段どおりの実力を出せない」と感じるのは愉快なものではありません。「こんな自分、自分じゃない」と思いたくもなるのも仕方がないと思います。

そんな時に、調子が出ない自分を責めるかわりに、「もしかしたら、がんばり過ぎちゃったかな?余裕をなくしているのかな?」という目でみるためには、自分への「信頼」が必要です。「これくらいのことはできる」という信頼。「自信」といってもいいかもしれません。

「できる」チカラを持っている自分が、今日は、なぜだか「できない」だとしたら、これは、ある種の「異常事態」なのです。

■「できない」と感じた時に優先すべきこと

例えば、自動車を運転しているとき、アクセルをいつもどおり踏んでいるのに、なかなか加速しない。という状況に陥ったら、自動車を整備工場に持ち込みませんか?

「スランプ」のときも同様です。

なぜだか、うまくいかない。どこか空回りしている。そう感じた時には、自分を責める前に、一度、自分の状態をチェックしてみませんか?そして、自動車を整備するように「コンディション」を整えていきましょう。

スランプに陥った時には、自分を責めたり追い詰めたりするのではなく、まずは、自分のコンディションを整えることを優先してみてくださいね。

この記事を書いたカウンセラー

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