楽しいこと好きなことは疲れない。疲れるのは犠牲しているからかもしれません。
大好きな人とデートしたり、一緒の時間を過ごすのは、楽しいものです。
ですが、その楽しいはずの時間が多くなれば多くなるほど、疲れてしまうことがあります。
本来は、楽しい時間は疲れないものですけどね。
私は読書が好きなので、本を読んでいる時間は楽しいですから、体力が続くならずっと読んでいたいと思います。
ただ残念ながら、肉体的には疲れます。
眼精疲労というやつですね。
でも、心はちっとも疲れていません。
だって楽しいですからね。
だからまた、本を読みたいと思います。
肉体的に疲れるのは、人間だから仕方ないとして、大好きな人と一緒にいても楽しいと思えなくなって、心が疲れてしまうのは、なぜなのでしょうか?
それは、一緒に過ごす時間に「無理」や「我慢」があるからかもしれません。
嫌われないために、やりたくないことをやっている。
好かれるために、無理して苦手なことをやっている。
好きな人に喜んでもらいたくてやっている。
嫌いなものを我慢して食べたり、ジェットコースターが苦手なのに無理して乗ったり、「無理」や「我慢」が多くなれば多くなるほど、疲れてしまいます。
好きな人に喜んでもらいたくて、自分の喜びのことをすっかり忘れてしまっていると、疲れてしまいます。
パートナーが好きな食べ物を、「おいしいね」と言ってあげられると、パートナーが喜ぶから。
パートナーが好きなジェットコースターに、一緒に乗ってあげられると、パートナーが喜ぶから。
最初は、相手のことを思って「自分さえ我慢すれば」という思いで始めることが多い「無理」や「我慢」ですが、それは犠牲的な行動となります。
犠牲は、大切な人のために始めるのですが、積み重ねていくと最終的には、その大切な人のことが嫌になってしまうのです。
嫌になる手前に、「この人と一緒にいると疲れる」という思いが出てくることが多いようです。
「無理」や「我慢」という犠牲を始める → 疲れる → この人さえいなければ疲れないのに → 疲れさせるこの人が嫌い
このような順番で心が動くようです。
好きなのに疲れるのは、そこに「無理」や「我慢」という犠牲があるからかもしれません。
「自分さえ我慢すれば」と犠牲的になることをやめて、二人で幸せになる方法を考えていく必要があります。
もし、立場が逆で、あなたが好きな人に無理や我慢をさせているとしたら、どんな気持ちがしますか?
なんだか申し訳ない気持ちになるのではないかと思うのです。
好きな人に、無理や我慢はさせたくないですよね。
きっとあなたのことが好きな人も、同じなのです。
好きな人と一緒にいるのに疲れてしまうときは、自分に正直になってみましょう。
やりたくないことをやっていませんか?
苦手なことをやっていませんか?
自分さえ我慢すればと思っていませんか?
「私はこれが嫌なのよね」
「私はこれが苦手なのよね」
「私はこれが好きなのよね」
「私はこれが得意なのよね」
無理や我慢するのではなく、自分の気持ちを伝えるようにしましょう。
その上で、二人で何をするのか?どう過ごすのか?と、二人にとっての楽しい時間を作っていくのです。
どちらか一方だけが楽しくて、もう一方が我慢しているというのは、幸せとは言えませんよね。
「あなたは何が好きなの?」
「あなたは何が得意なの?」
「じゃ二人で、こうやってたらどうだろうか?」
無理や我慢ではなく、二人のやり方を探していけるといいですよね。
(完)
1.恋愛がうまくいかない問題色々(1)〜好きなのに近づけない問題〜
2.恋愛がうまくいかない問題色々(2)〜好きなのに疲れてしまう問題〜
3.恋愛がうまくいかない問題色々(3)〜好きなのにケンカをふっかけてしまう問題〜
4.恋愛がうまくいかない問題色々(4)〜好きなのに目移りしてしまう問題〜