あなたも舞台の上に立っている 〜「見てもらっている感覚」〜

こんにちは、カウンセリングサービスの山田耕治です。
いつもビジネス心理学を読んでいただきありがとうございます。

今日は、私たちが日々仕事にプライベートに頑張るために、とても大事なことだなあと思った、「見てもらっている感覚」についてのお話です。

先日、三男の小学校最後の運動会がありました。

この時期なので、お昼までの短縮バージョンに加え、保護者の参観は、競技や演技する学年に分けて2名限定で行われました。

ただ、私は父親会の世話人なので、お父さん方と揃いのTシャツを着て、校内や駐輪のパトロールに、時間限定なしの参加でした。

時間にあわせて、たくさんの保護者が入れ替わり、参観していきます。

そこで、改めて認識したのが、今日のテーマ「見てもらっている感覚」です。

ここ最近、三男は母親に、かけっこで、友人でもあり、ライバルでもある男子に負けたくないと話をしているようで、順位よりも、その勝負や友人との勝負後のことを気にしているようでした。

母親のがんばりもあって、子供たちのそのように素直な気持ちを引き出せる環境があること、お互いに切磋琢磨できる友人の存在があること、ほんとにありがたいことです。

運動会前日の父と三男の会話です。

「パパ、見に来るの?」
「もちろん!」

私もまだ三男とは話す機会も上の二人と比べて多いし、三男自身もわかってはいるとは思いましたが、しっかりと確認が入りました。(笑)

その日、リレー、かけっこ、表現運動、三種目の参観を堪能しました。

その後、家に帰ってきた三男と親子三人でランチを食べに出かけることができました。

結果を出すことができ、ほっとした安堵と笑顔の三男の話もしっかり聞くこともできました。

「さあ、今度はバスケの大会!」

やる気溢れる三男、めちゃ頼もしい!

運動会は、子供たちにとって、実にわかりやすい、「見てもらっている感覚」を醸成できる舞台なんだなあと思います。

そのような見てもらっている舞台を経験することで、次の舞台へのエネルギーも新たに沸いてくるように思います。

そんな子供たちを見ながら、「見てもらっている感覚」は、私達大人にとっても、とても大切なもので、日々を頑張るための心の土台に思えたのです。

今、あなたにはありますか?

「見てもらっている感覚」です。

私たちがやる気がでない時、なんだかつまらないなあと思う時、そこには、誰からも見てもらっていない、一人ぼっちの感覚があるように思うのです。

そんな時、私たちは更に悪いことやネガティブなことを思考するようになってしまうように思います。

確かに、大人には、子供たちの運動会のような、無邪気で素直な自分を「見てもらっている感覚」を感じるような、わかりやすい舞台はないかもしれません。

でも、本当は、私たちも舞台の上に立っているのだと思うのです。

舞台の下の観客席には様々な人がいて、舞台の上に立っているあなたを見ています。

応援している者、泣いている者、笑っている者、わくわくしている者、祈っている者、きっとあなたを信じているいろんな者たちがいます。

いや、そんな観客なんかいない、いるはずがない、と言う人もいるかもしれませんね。

でも、それは、舞台の上の私たちからは光の関係で観客席が見えないだけなのかもしれません。

少なくとも私たち応援団は観客席に並んで、目を見開いて、舞台に立つあなたを見ています。

そのことを信じて、思いっきり、ビジネスにプライベートにあなたを演じてみてもらえたらなあと思います。
頼もしいあなたを表現してもらえたらなあと思います。

子供たちはこの運動会のために、1か月ほど、朝早出をしたり、昼休みを使ったりして、準備をしていました。もしかしたらあなたも準備が必要なのかもしれません。

カウンセリングは聞いてもらい、見てもらうことなので、実際の舞台に上がる準備として活用してもらえたらなあと思います。

それでも、何だかの抵抗がある人も入るでしょう。
私もそうだったので、よくわかります。(笑)

抵抗とはそこにエネルギーがあることを意味するようです。
ならば、そのエネルギーをどう使うか?

それは、先に誰かを見てあげることではないでしょうか。

パートナーシップ、家族、友人、ビジネスで関わる人々、誰にあなたの優しい目を開きますか?

そうすると、その分、今度は自分が見てもらうことへの肯定感や許しも出てくるように思います。

最初、まずは与えることをしていきましょうということです。

今日は、子供たちの運動会の季節を経て、子供だけではなく、大人だって「見てもらっている感覚」が大切!と思ったので、そのことを書いてみました。

誰かに見てもらうことはあなたが愛を受け取ることです。

誰かに自分を愛してもらうことを許してあげてもらいたいなあと思います。

最初は恥ずかしいかもしれませんが「見てもらっている感覚」はとても気持ち良いものだと思います。

もっと言うと懐かしいものかもしれません。
だって、本当は見てもらっていない人は誰一人としていないはずですから。

勇気を出して、「見てもらっている感覚」を私たちとともに、心に思い出していきましょう!

舞台の上に立つ「見てもらっている感覚」をたくさん味わってもらいないなあと思います。

さあ、次の幕が上がります。
準備はいいですか。

どんな頼もしいあなたが登場するでしょう。
楽しみにしています。

今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

1967年広島県呉市生まれ。早稲田大学法学部卒。家族は妻と小学生の息子3人。 恋愛、婚活、夫婦、家族、職場等、対人関係全般が得意。 臨月で子を亡くした喪失体験が人生に大きく影響し、18年勤めた会社を退職、心理学を学び直し2010年プロカウンセラーに。現在はサラリーマンとのWワークを推進中。