子供が生まれて、首が座り寝返りが出来るぞと思ったらいつの間にかつかまり立ちして一人で歩きだす、子供の成長はあっという間ですよね。
赤ちゃんの頃は生理的欲求が満たされると、機嫌が良い状態が多かったかもしれませんが、子供の自我が芽生えてくると自己主張し始めます。
そしてイヤイヤ期と呼ばれる時期がやってきます。
イヤイヤ期と呼ばれる2歳頃の子供の対応には悩みを通りこして、ストレスしか感じない場合多いかもしれません。
親としてイヤイヤ期をどのように対応し乗り越えていけばよいかお伝えしたいと思います。
■魔のイヤイヤ期
魔の2歳児という言葉があります。
いわゆるイヤイヤ期です。
イヤイヤ期は一般的に2歳頃始まると言われていますが、0歳頃から始まる子供もいれば3歳頃から始まる子供もいて、子供によって千差万別です。
イヤイヤ期は子供の自我の成長の証であり、子供がすくすく育っているという事なのですが、親としてはストレスにしか感じられないものかもしれません。
▪イヤイヤ期の状況
*同じ洋服を着たがる
*着替えを嫌がる
*晴れていても長靴を履きたがる
*スプーンを置く向きが気に入らないetc
兎にも角にも「イヤ」昨日はOKだったのに今日はNOとなり、親も子供に対してイライラして「いい加減にして!」と怒鳴ってしまい不愉快な気分になる事がとても多い状況です。
子供のイヤイヤ期を自分の子育てが悪いからだと思う方いるかもしれませんが、子供は親である貴方に甘えている状態なので貴方に信頼している証でもあります。
親と自分は別人格であるという事がわかりはじめ、イヤイヤと表現するとも言われています。
▪永遠には続かないイヤイヤ期
全てにおいて「イヤ」と拒否されると親としては途方にくれますよね。
昨日はOKでも今日はNO、一体どうしたら良いのか?
しかしながら永遠にイヤイヤ期は続きません。
スーパーでダダをこねて「買って!」と泣きじゃくっている大人はいませんよね。
イヤイヤ期は、1年~1年半くらい3歳頃には落ち着くと言われています。
イヤイヤ期は永遠には続かず終わりがくるものですので、深刻になり過ぎない事は大事な事です。
▪子供の気持ちを尊重する
子どもの気持ちを尊重した関わり方は、イヤイヤ期だけでなくどの年齢でも大切な事ですよね。
子供にも都合や考えがありますのでそれを尊重してあげるだけでも、かける言葉は変わってきます。
子供の気持ちを尊重してあげると、「自分のことをわかってくれた」と思えるようになります。
分かってくれたという思いは、今後の子供の人生においてかけがえのない財産になります。
子供の気持ちを尊重する時は子供のしたい事を言葉で復唱してみて下さいね。
*同じ洋服を着たいのね。
*着替えが嫌なのね。
*長靴を履きたいのね。
*スプーンを置く向きが気に入らないのね。
復唱する事で子供は自分の気持ちを受け入れてわかって貰えた思いになり、少しは
イヤと拒否する回数が減るかもしれません。
*子供の気持ちを尊重する事と、子供の要望を叶える事は違いますのでご注意くださいね。
▪イライラしている自分にもOKを出してみよう!
子供の気持ちを尊重する事は頭ではわかるけれども、いざとなるとイライラしてつい怒鳴ってしまい「あー今日も沢山怒鳴ってしまった」と凹む方多いのではないでしょうか?
私も子供に「なんでママの言う事を聞いてくれないの!」としょっちゅう言っていました。
ママやパパも人間ですからイライラする事は致し方のない事です。
何故なら完璧な人間はいないからです。
そしてイライラしている自分を責める事は自分にも子供にも良い事とはなりません。
自分を責めているママやパパを子供は見たくないものです。
子供が一番見たいものはママやパパの笑顔です。
イライラして子供を怒鳴ったとしても「言い過ぎてごめん」と謝ったらいいのです。
子供に怒鳴り言いすぎたなと自分を責めている時、自分が悪い子だからママやパパは悲しい思いをしているのかなと子供は思う傾向があります。
子供は年齢に関係はなく親の事を見ていないようでよく見ているものです。
子供を怒鳴った自分がいても、親だって人間だしねとイライラしている自分にOKを出せる回数を増やせるといいですね。
イライラしている自分にOKを出せる回数が増えると、子供がイヤイヤしても「ま、いっかあ」と思える事が増えていくものです。
深刻になりすぎずにイヤイヤ期を乗り越えて行けるといいですよね。
少しでも貴方の心が軽くなり楽になります事お祈りしております。
貴方の子育ての参考になりましたら幸いです。
最後までお読みくださりましてありがとうございました!
来週8月19日(金)は、吉村ひろえカウンセラーです。
どうぞお楽しみにしてください。