子育ての不満は子供の成長と共に変化していきます。
子供の自我がどんどん発達していくと子供が自分の思いとはかけ離れた言動をする事で、自分の思い通りに行動してくれない子供に対する不満を抱く傾向が強くなっていくかもしれません。
ダメと言っているのに勝手に行動して迷子になってしまう、何故じっとしていてくれなかったのという不満。
朝起きられないのだからもっと早く寝なさいと言っているのに寝ない、全く親の言う事を聞かない不満。
好き嫌いなくなんでも食べて欲しくて工夫して食事を作っているのに食べ残しをする不満。
今回は子育ての不満~幼児編~として私が体験したお話を交えてお伝えしたいと思います。
■自由がなくなる不満
・親も一人の人間です
子供が生まれ伝い歩きが出来始めると子供から目が離せない時間がどんどん増えてきます。
親である自分がトイレに行こうとすると、何処にいくの!と言わんばかりに泣き出す子供もいたりします。
もしくは、ここぞとばかりに自分でいろいろな所にいったりしてしまう子供もいます。
私はトイレのドア前に子供を連れてきてドアを開けて済ませていました(笑)
トイレすら自由に出来ないのと、自分の自由度がどんどんなくなっていく事に不満が凄く募っていきました。
子供が何をするか分からないから目が離せない事で、凄いストレスを感じてしまう方多いのではないでしょうか?
そんな自分は子供に対して愛情が薄いのではと思う方いるかもしれません。
子供から目が離せない事のストレスは多かれ少なかれ皆さん思う事だと思いますが親も一人の人間ですので、自分の感じている気持に×を付けないようにしましょうね。
子供に何かあったら大変だからと目を離せないと、必死に子供を守ろうとしている愛情深い貴方がいると私は思います。
・子供を叱ってしまう
親の責任としてちゃんとした子供に育って欲しいと多くの方は思いますよね。
叱ると怒るは違うと言われています。
怒る事は自分の感情をぶつける事で、叱る事は相手の事を思いアドバイスする事です。
自我が発達してくると子供は色々な事に興味を持ちます。
気になるものを口に入れたり、気になる所にお構いなしに行ったりしますよね。
我が家の子供も色々なものを口にいれて、どっきりする事が凄く多かったです。
タバコ(吸っていない)を口に入れた時は、発狂するほどびっくりしました。
そして子供を烈火のごとく叱るというよりは怒ってしまう私がいました。
子供を叱りすぎて自己嫌悪にハマってしまう方いると思います。
私が子供を叱りすぎて凹んだり自己嫌悪したりしている時、TVで子供を虐待しているニュースが私の目に留まりました。
その時子供を虐待してしまう気持ちが痛いほどわかるなぁと思う自分がいたのです。
(*虐待の是非を問いたいわけではありません。)
それほど子育ては追いつめられる思いを抱きやすいという事です。
自分を責めすぎて追いつめ過ぎないようにしてくださいね。
■子育ては自己嫌悪との闘い!?
子育ては自己嫌悪との闘いかもしれません。
何故なら子供を通して自分の子供時代と重ねてしまう出来事が沢山ありますし、子供を通して色々な気持ちを感じてしまうからです。
子供から目が離せないから自分の時間がないと思うなんて、自分は薄情な親よね。
子供を叱りすぎてしまう自分はなんて非情な親よね。
私自身も沢山自己嫌悪しました(笑)
親が自己嫌悪にどれだけはまっていようが、子供はお構いなしに自分の好奇心を満たそうとどんどん行動していきます。
子育ては親育てとも言われています。
子供に対する愛情があるからこその自己嫌悪なのではないでしょうか?
どうでも良い事で自己嫌悪する人はいないと思います。
親も子供もお互いに幸せな思いを沢山抱いて欲しいと思っている事、そこにはお互いを思いやる愛情があると私は思っています。
お互いを思いやる愛情は親も子供も年齢は関係なく思っている事を忘れずにいて欲しいと切に思います。
貴方の子育ての参考になりましたら幸いです。
少しでも貴方の心が軽くなります事お祈りしております。
最後までお読みくださりましてありがとうございました!
次回は、吉村ひろえカウンセラーが担当します。
どうぞお楽しみにしてくださいね。