天職を見つけたいあなたへ

あなたは仕事を楽しんでいますか?人生を楽しんでいますか?
やりたいことをやっている人生と、やりたくないことで占められている人生では、毎日の気分も全然変わってしまうでしょう。
あなたが自分らしく輝いていけるためのヒントになればと思います。

〇天職とは

とても簡単な言葉で言うなら、天職とは「自分に合った仕事」ということになるかと思います。
他の言葉で表現するなら、「自分が好きな仕事」「自分にとってやりがいがある仕事」「自分が一生懸命に打ち込める仕事」「自分の才能が活かされていると感じ、自分なりの意味や価値を感じられる仕事」ということもできます。

小さな頃から、「私は大きくなったらこの仕事(職業)がしたい!」と思っていた人もいるでしょうし、仕事を始める年齢になっても何がしたいのかよくわからないと思った方もいるでしょう。

ただ、あなたが今の仕事を時には苦労があったとしても楽しんでやれていたり、挫折をしかけてもまたやろうという気持ちになれるなら、それは今のあなたにとっての天職と言えるのかもしれません。

自分がこの仕事を心から好きだと思い、「この仕事をつづけていいのだろうか?」というような不安も感じず、それをずっと続けたいと思えるのなら、あなたは天職を手にいれているのかもしれません。

〇天職との出会い

天職を英語ではCALLING (コーリング)と言い、神から呼ばれる、導かれるといった意味になります。

仕事を始める時、小さな頃から「私は大きくなったらこの仕事(職業)がしたい!」と思っていた人もいるでしょうし、仕事を始める年齢になっても何がしたいのかよくわからないと思った方もいるでしょう。
最初のきっかけはどんな理由でもいいと思うのです。

昔から希望していた仕事に就いて、一生懸命その仕事に邁進して今のあなたがあるかもしれません。
もしかしたら、たまたま就職した会社で始めた仕事が今の仕事だったという人もいるかもしれません。
どちらであってもいいのです。

重要なことはどれだけその仕事に向き合ってきたかということではないかと私は思うんです。
やりたかった仕事に就けた人は、やる気も希望もいっぱいある中でのスタートだったでしょう。
そして、経験を積み重ねて「やっぱりこの仕事をやってよかった。この仕事が楽しい。これが生きがい。」と思えるようになったとしたら、それは幸せなことですよね。

一方、興味もなく始めたとかたまたまこの仕事(職業)だったという人でも、コツコツ丁寧に仕事を進めていって、いろんなことを学び吸収していく中で、どうせやるならその仕事に興味を持とうと頑張ったりしてだんだん面白くなっていくということもあります。

最初のスタートがどちらだったとしても、やってみなければわからないというのが本当のところでしょう。
好きで始めてもイヤになる、これではないと思うこともあれば、たまたまやり始めたことが一生の仕事やライフワークになっていくこともあります。
そう考えると、何事もやってみようと思ったことは始めてみるといいのかもしれません。

〇あなたにとっての天職とは?

さて、天職とは自分で選んだ場合もあれば、それを続けているうちに気がつけばこれが天職になっていたという場合がありますが、もしかすると、「私にはまだこれというものが何もない。」と感じている方もいらっしゃるかもしれませんね。

もしそうなら、まず自分が好きなことや得意なことを思い出してみるといいでしょう。
一心不乱に熱中できるものとか、やっているとテンションやモチベーションが上がるものなども考えてみてくださいね。
特に小さい頃、ご飯を食べるより夢中になった好きなものは大きなヒントになります。
また、誰かに褒めてもらったことを思い出すのも、自分の長所や得意分野に気づくきっかけになると思います。
私たちは自分が当たり前に出来てしまうことはみんなも出来ていることで大したことではないと思いがちですが、容易に出来てしまうことは実はそれがあなたの才能かもしれないのです。

だけど、好きなことや趣味を仕事にしようと考えると、「どうせ無理。それは収入にならないし。」と諦めの気持ちが沸いてくることも多いです。
確かに天職は必ずしも収入とは結びつくものではないかもしれませんが、好きなこと、やりがいのあることであれば、収入に関係なく、それをやりたいと思うのかもしれませんね。
もちろん、続けているうちに収入が追い付いてくることもあり得ます。

好きなことがよくわからないと思うのであれば、縁あって出会った今やっている仕事を続けてみようと考えてみてはいかがでしょうか?

環境は変えずに今の職場で、自分自身の気分を取り組み方や姿勢を変えてみる意欲を持つのがポイントです。
その職場で初めて仕事をする時は、誰かに仕事の流れややり方を教えてもらうと思うのですが、それをもっといいやり方がないかと考えてみたり、書類を次の誰かに回すことがあるのなら、相手にとってわかりやすいようにとかやりやすいようにと考えてみるだけでも、今までとは違った視点で見ることになります。

そのために相手側の仕事のことをもっと知りたいと思うようになれば、新しい情報も得ることになります。
視点が変われば、感じ方も違ってきますし、真剣にやってみたからこそわかることもあると思います。

もちろん、異動や担当替えを希望することが出来るならそれもありです。
仕事をに取り組む意識が変われば、今の環境で新しい仕事を見つけたり、作っていくこともできるからです。

心身に不調をきたすようなブラックな企業の場合やどうしてもこの仕事はやりたくないことがはっきりわかっているのであれば、環境を変えてみることもできます。
新しい職場で気持ちも新たに始めることで、何かに出会うこともあるかもしれません。

ただし、会社は入ってみてわかることもありますので、ちょっとしたことで「この職場も合わない。」と不満ばかりを並べていると、どれだけ環境を変えてもその繰り返しになってしまうことを心に留めておいてくださいね。

あなたが、天職と出会ってイキイキした人生を歩んでいかれることを願っています。
あなたが「〜したい。」という心の声をしっかりと聴き、優先していけますように。

最後までお読みくださりありがとうございました。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

自己否定、自己嫌悪、疎外感、自己肯定を得意とする。「その方の心に寄り添い、一番の味方でいること(安心感)」をモットーに、わかりやすい言葉で恋愛問題や対人・自己との関係を紐解き、改善・生き易さへと導いている。  東南アジア2カ国での生活経験もあり、国や文化の違いについても造詣が深い。