子育てにおいて子供の病気は親にとって、どうしたら良いのか悩みの種ではないでしょうか?
熱がでたとしても話す事が出来ない幼児期だとしたら、何がどうなったのか想像し、たどたどしい子供の表現を元に考えるしかなく、とても大変な思いになると思います。
泣いて愚図がる子供が傍にいると、成すすべがなく辛い気持ちになってしまうと思います。
大事に至らない事が多いとは思いますが、もっと早く気づいてあげたらよかったと、親である自分を責めてしまう方多いように思います。
初めての子育てだとしたらわからない事だらけなので、致し方無いのかもしれませんが、初めての子育てだからこそ、親である自分を責めてしまうかもしれません。
子供が病気になる事は、親であっても防ぎようがない事でもあります。
大きな病気が隠れているかもしれない、もしかしたら治らずにこのまま行くのかもしれないと思うと、親としていたたまれない気持ちになると思います。
今回は子供の病気について、私の体験談を交えてお話したいと思います。
■親である自分を責め過ぎない事
子供が病気になった時、親である自分を責めてしまう方多いと思いますが、全ての病気が親の責任で起こるものではありません。
熱が出る事は人間であれば普通にありますし、湿疹がでたとしても親である自分のせいばかりではないと思います。
一生懸命育てている子供に起きた事で、自分を責め過ぎる事で良い事はありません。
医者にいき薬をもらい飲ませる時に上手く飲んでくれなくてイライラしたり、薬が効かなくて熱が下がらない時など、親として悲しい思いになるかもしれません。
親失格よねと思うかもしれませんが、子供を思う愛があるからこそのイライラだし悲しみだと私は思います。
・どうなるか分からない不安
私の下の子供は滲出性中耳炎に1歳頃からなり中学卒業頃まで週1で耳鼻科に通っていました。
滲出性中耳炎により音の聞こえが悪くなる状態(伝音性難聴)で、副鼻腔炎も併発していましたので日々鼻詰まりと人の話が聞こえにくい状態でした。
人の話が聞き取りづらいわけですから、友達との会話も成立しにくく、トラブルになる事が多く子供自身かなり困っている姿がありました。
今は完治していますが、10年以上病院にかかり続けていて本当に治るのか先生の見立ては大丈夫なのか親として不安との闘いでした。
私は不安に思いながらも、どうなるのかわからないけど、子供の病気を理解し何に困っているのか理解したうえで、子供に寄り添う事を心がけていました。
親である自分が、病気になった子供の心理や何が困っているのか、理解しながら子供と接する事、そして一緒にどうすべきか考える事で、子供の不安は軽減し自分の不安も軽減すると思います。
共に歩んでいこうとする思いは、親子共々何よりも心強いともいます。
■病気に関する意見が違う時
子供が病気になった時の対応は、人によって様々だと思います。
人は自分が育てられたように子供を育てますので、家族間で子供が病気になった時の対応が違うのは至極当然の事になると思います。
多少の熱なら様子を見ようという方もいれば、大病になっては大変だから早めに医者に行くべきだという方もいると思います。
どちらかが正解というわけでありません。
ですからお互いの話を聞いてどうすべきか、家族間で話しあう事は大切だと思います。
子供がある程度大きくなっているのなら、子供の意見を聞く事も大切な事です。
女性は子供を産み育てていく中で、母性本能がより育まれますが、男性は違いますのでパパである男性には、積極的に育児に参加してもらうように、普段から根気よくコミュニケーションをとる心掛けは大事だと思います。
パパに子育てに積極的に参加してもらう秘訣は、根気よくパパを巻き込み関わり続ける事です。
自分の理想の形の関わり方ではなくても、してくれた結果を重要視して、承認・賞賛を大げさに言い続けていくと、子育てにより積極的に関わっていくようになると思います。
■人に頼る事
昨今は核家族化が進みワンオペで育児をされる方多いと思います。
子供と二人きりで過ごす事はかなりのストレスが溜まるものです。
何故なら子供は予測不可能な事ばかりして、親の思い通りのスケジュールではいかない事が殆どだからです。
子育ては親育てとも言われています。
子供を通して親である自分が何か学ぶ事があるとしたら、一つ言える事として人に頼る事があると私は思います。
自立的に誰にも頼らずに生きてきた方にとって、人に頼るってどうしたら良いの?と思います。
人に話を聞いて貰うだけでも頼る事になります。
子育ての悩みや不安などこんな事話してどうなるの?と思うかもしれませんが、一人で抱え込んで辛くなって子育てのストレスをため込んでしまっては、親子共々辛い時間が増えるだけです。
子育ては大変な事でもありますが、一人では得る事が出来なかった大きな感動や喜びもあります。
初めて笑ってくれた時、お遊戯会でたどたどしいながらもダンスした時など、涙が溢れるほど嬉しい気持ちになった事ありませんでしたか?
私は子供がお遊戯会で初めてダンスした姿を見て、涙が自然と流れ感動した気持ちを20年以上経った今でも覚えております。
大変な思いを感じながらも、喜びの気持ちを沢山感じられるのが子育ての醍醐味だと私は思っています。
貴方の子育ての参考になりましたら幸いです。
次回は吉村ひろえカウンセラーです。
楽しみにしていてくださいね。