子供に対してもやもやする気持ちから考えられる事

子供が生まれどんどん成長していくと、思い通りにならない事が増えてくると思います。

自分の思い通りにならない時、もやもやする気持ちがおきませんか?
もしくはイライラする気持ちかもしれません。

仕事に行く時間がせまり保育園の支度をさっさとしてほしいのに、ご飯を遊びながら食べていてイライラする。

仕事でへとへとになって保育園に迎えにいくと、訳も分からず子供の泣いている姿をみるとまたかと思いもやもやする。

子供は子供の都合で生きているし、親である自分も自分の都合で生きています。

思い通りに行かないのが子育てでありますが、親としてはイライラしたりもやもやしてストレスが溜まるものではないでしょうか?

フルタイムで仕事をしている方にとっては、タイトなスケジュールをやりくりしながらの子育てはとても大変な事だと思います。

子供に対してイライラしたりもやもやする気持ちが出てきた時、貴方の心に何が起きているのでしょうか?

起きている出来事には全て意味があると言われています。

子供が貴方の人生に何か学びをもたらしているとしたらそれは何でしょうか?

 

■もやもやする気持ちの正体は?

子供に対してもやもやする気持ちの一つの可能性として、自分が子供時代に悩み落ち込んでいた時の不安の気持ちを、思い出している場合が考えられます。

*クラスになじめず辛かった自分
*勉強がついていけず辛かった自分
*運動部だったがいつも補欠で辛かった自分
*仲間外れにされ悲しかった自分

まるで当時の自分を見ているようで辛くなり、不安で心配な気持ちになってしまう深層心理が考えられます。

私の子供が一人で遊んでいる姿を見た時に、心がもやもやする気持ちがありました。
もやもやするけど何だろうと思って考えてみると

「このまま友達が出来なかったらどうしよう、子供は一人ぼっちでずっと過ごさないといけないのかな」と凄く不安に思う気持ちがでてきました。

私が子供時代に自分が仲間外れにされたように思っていた気持ちと重なり、心がざわざわした状況になっていたのです。

子供は子供で親である自分とは別人格ですので、自分と同じ状況になったとしても同じように考えて過ごしているかはわからないのです。

不安に思う気持ちになる事は親としては至極当然ですが、子供の気持を勝手に決めつけてしまう事がないようにしたいものですね。

子供に対する不安が貴方の過去の痛みに関係するのなら、その過去の痛みをなきもののするのではなく、「あーこんな不安あったな辛かったよね」など自分を労わる事にも目を向けるといいと思います。

自分を労わる事で過去の辛さが緩み、子供に対する不安が軽減されていきます。

 

■子供を見て貴方がイライラする時に起きている事は?

人は自分で〇〇してはいけないなど我慢している事があると、自分が我慢している事を気にせずに行動している人を見るとイライラする傾向があります。

貴方の心の中に「遅刻してはいけない」「夜は早く寝るべき」「好きな事ばかりしてはいけない」など、〇〇してはいけない・〇〇するべきなどの思いが沢山あればあるほど、子供に対してイライラしてしまう気持ちが出てきてしまうものです。

〇〇してはいけない・○〇すべきなどの自分なりの決まり事は自分ルールと呼ばれるものです。

自分ルールが悪いわけではないのですが、子供から感じるイライラの元が自分ルールだとしたら自分自身を見つめ直すいいチャンスかもしれません。

自分を見つめ直す事で子供に対するイライラが減り、貴方自身の心も軽く楽になる可能性があります。

*子供に対する不満や不安は、貴方に意味があるしたらどう感じ何を思いますか?

:自由奔放に過ごす子供を見ているとイライラしてしまうとしたら、貴方は自分が自由に生きる事を我慢し過ぎているかもしれません。

:好きな事に熱中している子供を見て不安に感じるのなら、好きな事に熱中し過ぎてしまう自分は大丈夫だろうかと不安に思っているかもしれません。

子供は親の言った言葉よりも行動を見て真似するものですが、親である貴方が子供の行動を見て自分を振り返る事も出来ます。

子育てに正解はないのですが、情報過多の時代正解を求めてしまう心理は大なり小なり人間としてある心理かもしれません。

正解を求めてしまう気持ちが悪いのではなく、起きている出来事から何か学びがあるとしたらという意識を持つ事で貴方の人生が豊かになっていくように思います。

貴方の子育ての参考になりましたら幸いです。

次回は、吉村ひろえカウンセラーです。
どうぞお楽しみにしてください。

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この記事を書いたカウンセラー

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恋愛、人間関係全般のカウンセリングを得意とし、安心感と受容をクライアントに常に提供し、何でも話せると好評。より楽に心が軽くなるカウンセリング。感受性が高くクライアント本来の輝きを導き出すことも得意。カウンセリング信条は「諦めなければ願いは必ず叶う」である。