夏休みがやってきますね。
子供にとっては嬉しい夏休みかもしれませんが、親である大人にとっては憂鬱な学校の夏休みではないでしょうか?
コロナ禍になり家で仕事をする方が増えたり、学校もオンライン授業になったりと生活スタイルが変化しました。
新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけが、5月8日から季節性インフルエンザなどと同じ「5類」に移行し、3年余り続く国のコロナ対策は大きな節目を迎えて、以前と全く同じ状況ではないと思いますが、今は保育園や学校に子供が通う状況になっていると思います。
そして悩ましい子供の夏休みがやってきます。
人間は不完全な生き物ですから、完璧になり過ぎないと思う意識が大切です。
夏休みを迎えるにあたってどのような心持ちで過ごすと良いのか私の経験を踏まえてお話したいと思います。
■子供にイライラしてしまう時
▪親にとって一番の悩みの種は食事の用意ではないでしょうか?
コロナ禍の自粛生活で食事の用意に慣れたとはいえ、一旦解放された食事の用意が又やってくると思うと憂鬱な気持ちになりませんか?
大人である自分は簡易に済ませていいけれども、育ち盛りの子供に対しては栄養を考えて献立を作ろうと必死になる方多いのではないでしょうか?
子供の好き嫌いが多く、あれも嫌これも嫌などと四六時中言われると、「いい加減にしなさい!」と怒鳴りたいし、食事を作る気が失せてしまうと思います。
バランスの良い栄養を考えて食事を作るに越したことはないと思いますが、完璧にならなくても大丈夫と自分に優しい気持ちを持つ事を心掛けるといいと思います。
子供の年齢にもよりますが、子供のペースにあわせて一緒に料理やお菓子作りなど普段では時間に余裕が無くてできないものを、一緒に作ってもいいと思います。
子供のペースですと自分の理想の形で物事は進みにくいですが、そこは遊び感覚を親が持つといいかもしれません。
心の余裕を持つ事の方が、子供にも自分にも大切な事だと思います。
私はご飯の炊き方は早めに子供に教えました。
何故ならご飯さえ炊けるようになったら、私が病気した時でも何とかなると思ったからです。
最初から上手に出来る子供は少ないかもしれませんが、チャレンジする事で成長をするものではないでしょうか?
▪子供の生活スタイルの乱れ
昔は朝近所の公園などで夏休みにラジオ体操をするという地域が多かったと思いますが、昨今は少ないように思います。
ですので、夏休みに入り朝早起きしなくて済む、昼夜逆転のような生活をする子供が増える傾向があると思います。
共働きで大人がいない日中や夜にゲーム三昧という時間が増えるのも夏休みではないでしょうか?
そこで家族でルールを決める事を推奨します。
そして家族のルールを決める時には、子供がある程度考える事が出来る年齢であれば子供も交えてルール作りをされるといいと思います。
家族でルールを決める時に大事な事は、親の気持ちを押し付けない事と毎日続けられる事を念頭にすることが必要かもしれません。
ルールは難しい事でなく、家族で毎朝ラジオ体操するというルールでもいいかもしれません。
そして出来ない日があったとしても、子供を叱り過ぎない事も必要です。
大人でも毎日続ける事って案外難しいものですので、遊び感覚を大切に出来るといいですね。
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子供と過ごす時間が増えるのが夏休みです。
せっかくだから充実した時間を過ごして欲しいと思う方は多いかもしれません。
自分の時間が減ってしまう事にイライラしてしまう方多いかもしれません。
子供は親の役に立つ事が何よりの喜びである事は忘れずにしてくださいね!
お手伝いを張り切ってする事も、子供なりに一生懸命やっていると思います。
子供がきちんと出来ていなくても、子供なりにしている事を認める事その承認がとても大事な事です。
とはいえ親も人間ですから、イライラする事もあると思います。
子供を叱り過ぎたら「ごめんね」と素直に謝り気持ちの切り替えを、早めにする事は大事な事です。
何が正解で何が不正解なのか?
どうしても正解を求めてしまう傾向が人にはあると思います。
あの時こうしたらよかったのかな、あの時こうしたから良くなかったのかなと反省してしまう事があると思いますが、反省する事が悪いわけではなく、何か学びがあったのだろうか?という問いを自分にして反省ではなく改善する気持ちを持つ事が大事だと思います。
貴方の子育ての参考になりましたら幸いです。
次回は、吉村ひろえカウンセラーです。
どうぞお楽しみにしてください。