9月1日から新学期という学校は多いと思います。
子供にとっては待望の夏休みが終わり又学校が始まると思うと、憂鬱な気持ちなるなぁと感じる子多いかもしれません。
一方親にとっては悩みの種・ストレスの元の夏休みが終わったという開放感を感じる方多いのではないでしょうか?
友達付き合いなどのストレスがあった子供にとっては、憂鬱な思いから解放される夏休みです。
その夏休みが終わってしまう事で、夏休み前にクラスや友達との関係に悩んでいた現実を思い出し、学校に行きたくなと思う気持ちから心や体の不調を訴える場合があると思います。
新学期を迎えるにあたり子供に対する対応についてお話したいと思います。
■子供の些細な変化を見逃さない
心や身体の不調を訴えやすい新学期です。
子供の些細な変化を見逃さない心持ちは大事かもしれません。
まずは食事がとれているか?睡眠はどうか?この二つは大事な事です。
食事も睡眠もままならず、常にふさぎ込んでいるのなら子供に無理を強いるのは良くないですね。
「常にどうしたの?」と四六時中子供に声を掛ける事はしないほうがいいですが、どのような内容であれ子供が家族に声を掛けたら反応する状況や体制は意識して作っておいた方がいいと思います。
▪子供のSOSを見逃さない為に
昨今は外で思い切り友達同士で遊ぶというよりは、SNSなどのネットやオンラインのゲームなどで友達との交流が主のようです。
ですので、子供が何に困っているのか親としてはわかりづらいかもしれません。
子供が小さい時は親とのルールを守っていたかもしれませんが、成長するにつれ子供も知恵をつけあの手この手で親の目をかいくぐって色々な事をしているものかもしれません。
私が子育てを通して常に感じる事は、自分の気持ちを分かって欲しい・理解して欲しいと思う気持ちが子供は強いという事です。
ですので、子供が家族に話しかけてきたらまずはその話を聞いてみる・気持ちを受け止める事を最優先にする事が大切な事と思います。
学校に行くのが面倒だな・宿題が終わっていないなどと子供がぼやいたとしてもまずは否定せずに「そうなのね」と言えるといいですね。
とはいえ親も人間ですから、いつも常に子供の気持を受け止める事は難しいかもしれませんが、受け止めようと心で意識しているのと意識していないのでは子供に対する対応は違ってくると思います。
▪親も心の余裕を持つ
親も人間ですからいつも常に心の余裕があるとは限りません。
人間は不完全な生き物ですから、親であっても落ち込み凹んでいる時もあればイライラする時もあります。
職場やママ友などの人間関係のストレスからついつい子供に小言を言っては、言い過ぎたかなと自分を責めたり、もしくは子供にきつく当たりすぎてしまったりして心がざわつき苦しくなるなんて事あると思います。
私の些細な事で子供を怒鳴っていました。
子供が大人になり「小さいころお風呂の蓋が開いていただけで、何故怒鳴り散らしていたの?意味がわからなかったんだけど!!!」と10年以上昔の話をしてきた事がありました。
当時は「余裕がなかったんだよ、ごめんね」と言いましたが、お風呂の蓋が開いているだけで切れるほど、私には心の余裕がありませんでした(笑)
親が心の余裕を持つ事で得られるメリットは、子供が安心を感じられる事です。
心の余裕を持つために難しいかもしれませんが、自分の安らぐ時間を数分でもいいので作れるといいですね。
■よその子と比較し過ぎない
近所に住んでいる自分の子供と同年代の子供が楽しそうに学校に通っていたり、友達と遊んでいる姿を見ると「なんでうちの子は元気がなくしんどそうなんだろう」と比較してしまうものかもしれません。
周りの子供と比べては、どうしてうちの子はそうなのと思う事は子育てにおいて多かれ少なかれ親は経験する気持ちかもしれません。
私も子供が不登校気味だったり、あまりにも落ちつきがなかったりと色々な事で回りの子供と自分の子供を比較しては一喜一憂していました。
最終的には私の子育てが良くないからだと自分を責める気持ちになり、とても辛く苦しい思いになっていました。
周りの子供と比較してしまうのは、子供に笑顔で毎日を過ごして欲しいと思う親としての愛情があるからだと思います。
どうでも良いのなら悩む事はないと思います。
子供を大切に思い愛しているからの悩みで、貴方はとても愛情深い親の証ではないでしょうか?
*子育てに正解はなくこれで良いのか?これで大丈夫なのだろうか?という思いに振り回されてしまうものです。
人は心温まる出来事が沢山あったとしても、悲観的な出来事が一つあると悲観した思いに心が惑わされてしまうものです。
意識して心温まる出来事を考える思考を持つ事も大切な事です。
子供の心や体調の不調は親としては辛い現実かもしれませんが、子供は子供なりにどうにかしたい思いから何とかしようと試行錯誤していると思います。
子供の試行錯誤している思いを理解し受け入れ受け止める事が親としての今出来る事だと私は思います。
一人で辛い思いを抱え込み過ぎないように出来るといいですね。
少しでも貴方の心が軽くなります事お祈りしております。
最後までお読みくださりましてありがとうございました!
次回は、吉村ひろえカウンセラーです。
どうぞお楽しみ。