相談者名 | もも |
数ヶ月前に10年連れ添ったパートナーと別離し、今現在自分の中で悶々とした感情の中、鬱々とした気分から抜け出る事ができません。 パートナーは元々躁鬱と不安障害の診断を受け、10代の頃から精神科医にかかったり止めたりを繰り返している人でした。 10年間何度も激しい口論をし、周囲にそれは精神的DVだと指摘されるような事もありました。 彼の自己中な態度は、私に対してだけでなく彼の家族に対しても同様でした。 その内、彼との関係で私が燃え尽き状態で鬱になり、しばらく実家で療養、再び家に戻りました。 今は自分を見つめ直そうとしています。自分は変わるべきだったと反省する事がたくさんあります。 | |
カウンセラー | 佐藤まゆみ |
初めまして、ももさん。 壮絶なパートナーとのこれまでの関りに、読んでいて胸が詰まるような思いになりました。 ご相談内容を拝見して、何よりも私が感じたことは“ももさんは助けたい人”なんだと言うことです。 お相手は、10代の頃から精神的な病を抱え、燃え尽き症候群を3回も引き起こされた方ですものね。 何とか力になりたい、助けたいと思い、それこそ想像を絶するような状況に立ち向かって行かれたのだと思います。 けれどお相手は、その思いを素直に受け取れるような状態ではなかったようです。 > 「何をしても愛されない、大切にされない、頼れない、相手は全て自分中心にしか考えない、これでは私は孤独なままだ」という判断に至り別離を決めました。 ある意味、よく「別離」という決断をされたと思います。 > 今は自分を見つめ直そうとしています。自分は変わるべきだったと反省する事がたくさんあります。 充分に、ご自身を客観的に見ておられると思いますよ。 その時その時で、自分がお相手に出来ることにベストを尽くしてきたはずです。 今なら違う考えが湧くかもしれませんが、当時火中にいてそうする以外になかったと思えるのなら、それ以上のものはないではありませんか。 まず、そこまでのことが出来た自分を承認して欲しいんです。 > 私は、相手のメンタルの問題にあまりにフォーカスし過ぎ、自分自身の心の問題に気づく事ができなかったと思っています。 こうお書きになっている部分も、非常に気になりました。 急に話が変わるようで恐縮ですが、ひとつ質問をさせていただきます。 その答えは「泳ぎが達者な人」ですね。 自分自身の心の問題に気付けなかったということは、こういうことなのかなと思います。 ならば何よりも、ももさんに取り組んで欲しいのは、お相手を助ける前にご自分の心の問題に取り組み、自分を承認することなんです。 そうして心を整えた先にあるのが、【助けたい人を助けられる私】です。 幸いにも今は自分一人で抱え込まず、人に相談することも出来るようになってらっしゃる。 「前にも後ろにも進めない」とありますが、充分前に進むための準備はなさっていますよ。 > 今更ですが、本心はまだ彼と共に人生を歩みたいと言う気持ちもあります。 つくづく思うのですが、人生の中盤以降のパートナーシップって、若い時には考えられないような関係性が成り立つことがあります。 夫婦とは違う、恋人というのでもない、兄妹のような親友のような幼なじみのような・・・ 籍は入っていてもいなくても、ももさんがご自分の心の問題に取り組んだ先には、お相手とのそんなつながりがあるかもしれない。 未来にそんなビジョンを描けたなら、素敵ですよね。 今回はご相談くださいまして、ありがとうございました。 |