子供の受験シーズンが本格的にやってきました。
小学校、中学校、高校、大学とそれぞれ子供の年齢に伴って様々な状況かと思いますが、子供の受験結果が出るまで気が休まらない日々を過ごすので、受験生を抱えている親としてはストレスがたまりやすい季節であると思います。
子供が受験するのですが、親である自分も受験するかのような気持ちになる方多いかもしれません。
子供の受験にあたり親としてどのような心持ちが必要かお話したいと思います。
子供の気持ちを尊重する
子供の受験を初めて経験する方で一番懸念する思いは、子供が合格するかどうかだと思います。
合格し希望通りの進学先に行って欲しいと親は思うものです。
合格した先が子供の希望する学校と自分が希望する学校が違っている場合があるかもしれませんが、そこは子供の思いを尊重する気持ちを持つ事は大事な事です。
ですので、子供の希望する学校が自分と違っていても過度に子供に要求し過ぎない事は大切だと思います。
難しい事かもしれませんが、子供には子供の人生がある事を忘れないようにしましょう!
▪合否を待つ間のストレス
試験を終え合否の結果発表がでるまでは少し時間がかかります。
その間親子共々、合否の結果発表がでるまでのストレスは結構大きいかと思います。
塾や学校などで採点をしてくれてある程度は合否の目安が付きますが、やはり受験した学校からの合否の結果発表がわかるまでは、落ち着かないものかもしれません。
我が家の場合ですと、子供が美術系の高校受験と大学受験を経験しているので、受験した学校の合否の結果発表がでるまではやきもきする気持ちは続きました。
何故なら絵画に関する採点基準が素人の私にはわからず、予備校の先生や学校の美術の先生に大丈夫でしょうと言われてもそうはなかなか思えなかったからです。
特に大学に関して子供は一浪していましたので、浪人生を抱えている親のストレスは半端ないものだと痛感しています。
子供が「あー」と溜息をつくたびに、大丈夫かなと心配する気持ちが膨らみ「どうしたの?」と子供に声を掛けてみると、「別にー何でもない」と言われウザがられ何も出来ない自分にいたたまれない気持ちになる事が多かったです。
でも今振り返って思う事は子供の方が、しんどい思いを抱えていたんだなと思います。
一番ストレスがあるのは子供ですので、その事は忘れないようにしましょう。
親以上に子供はやきもきしているし、落ち着かないものだという事です。
だからと言って子供に腫物に障るように気を使いながら接したほうがいいという事ではなく、子供も辛辣な思いがあるという意識を持つだけでもいいと思います。
子供を応援する気持ち
受験するのは子供で自分ではありません。
子供が病気になったりケガをしたり辛い状況になった時など、変われるものなら変わってあげたいと思う方いると思いますが、そのような事は残念ながらできません。
当たり前の事ですが受験に関しても同じです。
ですが子供を応援し激励する事は出来ます。
応援し激励する時に気を付けておいた方がいい事は、自分の気持を押し付けない事です。
例えば貴方が希望する進学先に行けず悔しい思いがあった場合、子供にはそのような思いをさせたくない思いが人一倍あるかもしれません。
もっと勉強しておけば良かったなんて後悔があると、子供には自分と同じ悔しい思いはさせたくないと思い、四六時中子供がちゃんと勉強しているかチェックし子供が勉強をしていないと怒鳴ってしまう事があるかもしれません。
子供に怒鳴った後、親子でしばらくの間険悪な空気になる場合は考えられます。
怒鳴ってしまう事の是非を問いたいのではなく、自分が感じる気持ちと子供が感じる気持ちが一緒とは限らないので子供が仮に希望する進学先に行けなかったとしてもどのような思いになるかはわからないのです。
親にとって子供は自分の分身のように感じますので、自分と同じ思いを感じるに違いないという投影の心理が働きがちなのでご注意くださいね。
もっと勉強しておけば良かったという後悔が貴方にあるのなら、自分の体験談として子供にお話されるといいと思います。
「ママはね、自分の希望する進学先に行けなくて、凄く悔しかったわ!もっと勉強しておけば良かったと後悔しているのよね。だから貴方にはそのような思いはさせたくないと思っていてつい怒鳴ってしまいごめんね」
このようなフォローをいれると、子供なりに理解し険悪な空気から解放出来る可能性があります。
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希望通りの進学先になりほっとする子供もいれば、残念ながら希望する進学先に行けない子供もいます。
子供には子供の人生があり、受験を経験する事は人生においての通過点です。
子供の年齢が上がると親として出来る事がだんだん少なくなっていき、歯がゆい思いが増えてきますが、貴方が子供を応援する激励する意識を持つ事で子供は成長していけると思います。
受験を控えている子供がいると普段よりも家庭で子供に対して過敏になり、ストレスがたまりがちです。
ストレスは受験という外在的要因があるからです。
子供や貴方に非があるわけではないと思います。
子供の頑張りを承認してあげて下さいね。
そして親である自分の頑張りも承認できるといいですね。
最後までお読みくださいましてありがとうございました。
次回は、吉村ひろえカウンセラーです。
どうぞお楽しみにしていてくださいね。