戦士に休息を。戦う女性には少女に戻る時間を与えてあげましょう。
それはまるで、身につけた鎧が身体にピッタリと密着して取れないかのような感じです。
戦士にも休息が必要なように、戦う女性も少女のようにお姫様のようになる時間も必要なのです。
何かと勝負してしまうことが多い、戦う女性たち。
戦うということは、武装が必要になりますよね。
もちろん実際に、戦闘服を着て武器を身につけるわけではありませんが、仕事で戦っていくために、理屈理論的な話し方を身につけ、それを武器にする場合もあるでしょう。
セクシーな大人の魅力を武器に戦うのであれば、セクシーな洋服が戦闘服の役割を果たしていることだってあるでしょう。
また、しっかりしている頼り甲斐があるということを武器に、戦っていることだってありますよね。
体力をつけることは健康のためには素晴らしいことですが、その体力を武器として戦っていることだってあるかも知れませんよね。
もしかしたら、笑顔を封印して、硬い表情をすることを武器にしている場合だってあるかも知れない。
それが何であれ、生き抜くため、戦いに勝つために必要と考え、努力して身につけていくわけです。
戦う場合に必要と考え、身につけてきたものを、鎧だと考えてみてください。
常に戦っているのであれば、常に鎧を身につけているということになります。
そうなると、まるで鎧が身体に密着してしまったかのように、取れなくなってしまうことが起こったりします。
家族と居ても、仲の良い友人といても、彼と一緒にいても、鎧が脱げなくなってしまう。
それって辛いですよね。
生身の自分として、触れ合えないなんて、悲しくもあります。
そうは言っても、戦闘の最中に鎧は脱げないわけですから、そんな時はまずは普段と違う環境に身を置いてあげるといいのです。
戦士にも休息は必要なのです。
戦場から離れたよと、心に教えてあげる感じですね。
リフレッシュ休暇って、とっても大事だなと思うのです。
たまにリフレッシュ休暇にも、武装品としてパソコンを持ち込み、休暇中にも関わらず仕事をしてしまうという人もいらっしゃいますが、それはリフレッシュ休暇にはなっていないので、リフレッシュ休暇中は、デジタル機器から離れた方が良さそうです。
あなたのことを知らない人たちに囲まれることで、鎧は脱ぎやすくなりますから、鎧を脱ぐなら手始めは、一人旅がいいかもしれません。
別に海外に行かなくてもいいんです。
普段行かない場所で、普段関わりがある人がいない場所。
また、女の子に戻る時間も必要かもしれませんよ。
よく男性達のことを、永遠の少年なんて言ったりしますが、女性も永遠の少女の部分ってあるのです。
気心の知れた女友達と、遊ぶ時間があってもいいでしょうし、お姫様気分を味わえる体験に出かけてもいいですよね。
高級レストランで食事したり、高級ホテルやエステなんてのもいいですよね。
相手はお仕事であり商売なので、そうやってくれていることはわかりますが、お姫様のように扱ってくれます。
お姫様のように扱ってもらえると、何だか物腰までお姫様のようになったりするものです。
鎧なんて着ていられなくなります。
ひとり部屋で、ロマンスたっぷりの映画を観たっていいのです。
その際に、自分が主人公になったかのように妄想に耽ったってかまいません。
少女の頃にやったお人形遊びのように、自分に色々な服を着せてやってもいいんです。
その姿を見られるのが、恥ずかしかったり、お金がかかりすぎるのであれば、ひとりで出掛けて試着だけでもいいのです。
戦士が一人の女の子に戻る時間を作ってあげましょう。
小さい頃、やっていて楽しかったことを、大人バージョンとしてやってみてもいいですし、反対に小さい頃にやりたくてもできなくて、少女時代のあなたが我慢してきたことを、今のあなたがやってみてもいいのです。
鎧を身につけ戦う女性になったのには、訳があるはずです。
鎧の下には、大抵の場合とっても傷ついた部分があるのです。
女の子として生きられなかった悲しみや、女の子として傷ついた経験など、何らかの理由があって、もう傷つかないために鎧を身につけ戦う女性になったはずなのです。
鎧など身につけずに気楽に生きられるのが理想かも知れませんが、なかなか脱げない鎧は、少女に戻る時間を作ってあげることで、脱ぎやすくなります。
まずは、戦士に休息の時間を与えてあげましょう。
それから徐々に鎧を脱ぐ時間を多くしていけば、徐々に楽に生きられるようになってくるはずです。
(完)
- 戦う女性の困り事(1)〜隙がない編〜
- 戦う女性の困り事(2)〜ピンクとピラピラ編〜
- 戦う女性の困り事(3)〜結婚か自由か編〜
- 戦う女性の困り事(4)〜鎧が脱げない編〜