皆さんは普段仕事をしていて、やる気が出ないと感じた事はありませんか?
「なんだか気持ちが乗らないなぁ」
「何かやっても全然面白くないなぁ」
「全然アイディアが浮かばなくて作業が先に進まないなぁ」
私に関して言えば、結構こういう事があったりするんですよね。
■どうしてもやらなければいけない。でも手が付けられない。
この「手が付けられない状態」と言うのは、感情レベルではimpossible やcannotではなく、don’t want toな場合が結構多いと言われています。
「できない」のではなく「やりたくない」なんですよね。
これは表面意識の上では「うまくいかない」ように感じることから来ています。
■行き詰まった時のダメージは2倍
しかし、現実的にはやりたくないからと言っても、本当に何もやらないと言う訳にはいかないですよね。
当たり前の話ながら、仕事には必ず期限がありますし、自分が出すアウトプットを待っている相手がいるわけですから。
と言っても、人間だから調子の良い時もあれば、悪い時だってあると思います。
調子の良い時なら、いろんなアイディアがポンポン出てきて作業も効率よく進められ気持ちもノリノリでしょう。
一方、調子が悪い時、何もアイディアが出てこない時、行き詰まったその苦しさもあり気持ちは最悪。
更に進まないことによる焦燥感もダメージになるでしょう。
■「やる気が出るまで待つのも良いが」少し違う発想を。
では、そんな状態になってしまったとして、何かうまく対処する方法は無いものでしょうか?
私は、以前ある知人からこんなことを言われたことがあります。
「やる気が出ない時は、やる気が出るまで待つ」或いは、
「やる気が出るのを待たず、やる気のない時にやれる仕事を見つけること」
今まで全くそんな風に考えたこともなく、自分の発想の外にある考えだったのではっきり言って衝撃的でした。
■やる気が出なくても何もしていないわけではない。
確かにやる気が出ないとは言っても、全てのことに対してやる気が出ないわけでは無いのかもしれません。
なぜなら、うまくいってないことに関しては面白くありませんが、そこそこうまく進んでいるものに関しては、やればそれなりのリターンが返ってくる利点があると思うんですね。
私も自分自身の事を振り返れば、やる気が出ない時、何もしないわけではなく、何か他の事をやっている場合があったと思います。
ただ、それがあまりにも当たり前すぎて全然意識できるなかっただけではないかと。
何をやっていたのかを考えてみると、以前からやろうと思っていた事、例えば自分の使っているパソコンの中に無造作に保存されていて、探し出そうとしても間違いなく行方不明になりそうな大量のファイル達に名前をつけなおして整理整頓してみたり、 以前からためてあったアイディアを、もう一度整理してみたりなど、色々とやっているんですね。
それらも決して無駄な作業ではありません。むしろ部屋の掃除と同じような感覚です。
部屋の掃除や整理整頓をするのは、自分の心の中の整理整頓につながると言うことがありますよね。
それとちょっと似ている気がします。
■無理にやろうとするほど心の反発は大きい
無理にやろうとして、自分で自分の頭を押さえつけてやっている時は、殆ど何も進んでいないことが多いのではないでしょうか。
私の場合は、ひどい時では1日かけて出せたアウトプットが、たったの数行と言うこともあります。
自分に対して、「やらねばならない」と無理に頭を押さえつけるのは、コントロールしようとするのと似ていて、心は強く反発します。
■やれそうなことは抵抗感が少なく心の反発の少ない
一方で、先ほど述べたように、本流から外れるけれど今の自分の状態でやれそうなことに手をつけると実は結構たくさんのことをこなしていると思うんですよね。
心が「嫌だ」と感じる度合いが少ないほと抵抗感が少なく、無理にコントロールする度合いも下がるのではないでしょうか。
■無理にやろうとするほど結果的に自分に制約をかけてしまう。
つまり、自分に対して無理矢理やりたくないと感じていることを強要しているときは、アウトプットが出にくい分、自分自身に大きな制約をかけていると言うことなのかもしれませんね。
もちろん、仕事はスケジュールに沿って進めていくことが理想ではありますが、時には寄り道して自分自身にかけている制限を外してみると、そこで意外な成果が上がったりするのかもしれません。
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何かの参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。