4月は子供にとって進級・進学に伴い緊張の日々だったと思います。
楽しそうに過ごしているように見える子供でも、結構疲れやストレスは溜まっているもの、
子供が5月のGWが終わった頃からいつもより調子が悪そうに感じたら、休みぼけではない可能性があります。
*いつもより元気がなく、表情が暗い時が多い。
*あんなに楽しそうに行っていた保育園や学校に行きたがらない。
*饒舌なほど話していた保育園や学校の話をしたがらない。
*食欲がなく、ご飯を食べたがらない。
子供の調子が悪そうに思えたら、この数ヶ月子供なりに無自覚に無理をしてかなり頑張っていたという事かもしれません。
緊張感からくる疲労がたまっていて、子供自身思うように身体が動かずどうしていいのか困惑している場合もあります。
怠けよう、サボろうと思っているわけではないという事も思ってみましょう。
親としてはそうは思えずつい小言を言ったり、過度に心配したりしてしまうものなのかもしれません。
頑張り屋な方ほど自分に厳しい一面があり、子供にも自分と同じように頑張ってほしくて叱咤激励しがちかもしれません。
GW後、子供が何時までたっても調子が悪そうに思う時の接し方についてお話したいと思います。
挨拶を心がける
「おはよう」「いってらっしゃい」「お帰り」「おやすみ」などの日常的な挨拶を、子供の目を何時もよりも長めに見ながらする事をお勧めします。
それは何故かといいますと、子供の目を長めに見て日常的な挨拶をする事で、子供の微細な変化に気が付きやすいからです。
えーそんな事と思うかもしれませんが、自分の忙しさに翻弄されていると子供の違和感や微細な変化に案外気が付かないものです。
今日はいつもより覇気がないなとか、元気よく挨拶してくれたなとか子供の変化を見逃さない為に是非試してみて下さいね。
子供に挨拶をして素っ気ない返事だとしても、出来たら怒らずにやり過ごせるといいですね。
干渉し過ぎない為に自分の心に余裕を持たせる事
子供の様子が変だなと気が付き「何かあったの?」と子供に聞いても「関係ないでしょ!うるさい!あっちいって」なんて言われてショックをうける方いるかもしれません。
もしくは「親にむかってそんな口の言い方あるか!」なんて激怒する方もいるかもしれません。
いずれにせよ、「どうしたの?何かあったの?」と子供に過度に声掛けをし過ぎない事を、心掛けておくといいと思います。
声掛けをしてはいけないのではなく、し過ぎない事が大切です。
四六時中「どうしたの?何かあったの?」と言われると、ウザイ気持ちに大人でもなりませんか?
ウザイ気持ちになると話をする気が失せてしまうのは、子供でも大人でも一緒だと思います。
子供は子供のタイミングで親に話をすると思いますので、「いつでも話聞くからね」というスタンス・心持ちの姿勢を忘れずにいるといいと思います。
まずは一呼吸つき自分の心に余裕を持たせてから、子供に接するように心掛けましょう!
自分の心に余裕を持たせる為に、自分がどうしたら気分が良くなるのか知っておくといいと思います。
気分が良い時は心に余裕がある状態ですので、イライラする気持ちにはなりにくいと思います。
気分が良いから人をイラつかせようとは思わないですよね。
子供の出来ていない事を探すのではなく、出来ている所を探しましょう!
親である自分が出来ていない事を探しては自分にダメ出ししていると、子供に対しても同じようにダメ出ししてしまうものです。
出来ていない事ばかり探してしまうと、親も子供もますますストレスが溜まるものです。
*朝の身支度がテキパキ出来ている。
*宿題を率先してやっていた。
子供の言動を気にかけて探してみると、出来ている事は必ずあると思います。
出来て当然と思わずに、親である貴方が承認・賞賛する事で子供は安心するものです。
ついつい小言を言いたくなるものですが、そこは一呼吸おいて子供と接していきましょう。
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子供自身ストレスが溜まっている事にすら気が付かないほど疲弊していたら、自分が何を思っているのか?そして何を感じているのかわからないものです。
特に年齢が低い子供だと語彙力が乏しいので、自分の気持ちや体調の表現をしたとしてもわかりにくいかもしれません。
私の子供が小さい頃うなじを触って痛いと言っていたのですが、実は喉が痛かったという時がありました。
親としては頭の付け根が痛いとは大変な事だ!と心中穏やかではありませんでした(笑)
親である自分も心に余裕がないと些細な事で、くよくよしたりイライラしたりしてしまいがちです。
親である自分自身のコンディションを整える事も、子育てをするうえで大事な要素だと私は思います。
貴方の子育ての参考になりましたら幸いです。
次回は、吉村ひろえカウンセラーです。
どうぞお楽しみにしてください。