ママ友とのお付き合いがしんどいなと思うとき~自分の中の愛を再確認しよう~

子どもは人質?

「ママ友とのお付き合いがしんどい」
そう感じているお母さんは多いようです。

しんどい理由は無理をしているから。
でも、無理をするのは子どものことを考えると「無碍には断れない」と思うからですよね。

もし断ったら「あそこの親御さんは勝手よね」とかいろいろ言われそうだし、それよりなにより「子どもの人間関係にヒビが入るんじゃないか?」「もしかしたら学校でイジメられるかも」なんて思ってしまって、子どもが絡むと「ママ友」や「世間」を軸に考えて行動してしまう。
そんなお話しをよく伺います。
自分軸でモノゴトを決められないのが、どうも納得いかない。

「まるで子どもを人質に取られている気分です(ため息)」
なんておっしゃっるお母さんもおられますが、そのような感覚を抱いているお母さんは少なくないようです。

 

子どものためではあるけれどモヤモヤする気持ち

特に誰がどうというわけではないけれど ”子どもの学校のお母さんたち” とのお付き合いとなると気を遣って疲れそうだし、もしイザコザがあったりして巻き込まれたら面倒くさいし、だからといってお付き合いしないことで子どもの負担になったらと思うとお付き合いしないわけにはいかない。

それに
他のママさん達も忙しいなかPTAの役員をしてくれているし…
子供会ではウチの子たちも楽しそうに参加しているし…
せっかくランチに誘ってくれたし…

そんなことを考えると「メンドクサイから」「苦手だから」「疲れるから」とは言えずやっぱり渋々参加するしかない。

そうすると、したくないことをしている。
自分に無理を課している。
自分に嘘をついているような、良いお母さんのフリをしているような、同調圧力に負けているような、なんだかモヤモヤが晴れない。

そんな気持ちを引きずり続けるのは辛いですよね。

 

それは愛があるから

PTAやママ友とのお付き合いに嫌々参加しているとどんどん嫌な気持ちが膨らみ、どうにかするとそんな自分さえも嫌になってくる、なんていう悪循環に嵌ってしまうことも。
では、どうやってそんな気持ちに折り合いをつければよいのでしょう?

それは、自分の中の愛を再確認すること。

私たちは自分の中の愛の部分やがんばっていることにはなかなか気づけません。
特に子どものこととなると
・母親なんだからそれくらいして当たり前
・よそのお母さんはもっとがんばっている
・ママ友とのお付き合いが苦手(出来ない)な私はダメな母親
と自分を責めてしまうお母さんは多いのではないでしょうか?

自分のしていることをちっぽけに扱ってしまったり、他所のお母さんと比べて劣等感を感じたり、上手く出来ない罪悪感を感じたり。

けれど、ママ友とのお付き合いを嫌だなと思ったとしても、PTAの役員や係を引き受けたりママ友とのランチ会に参加したり子供会のお世話役をこなすのは、子どもへの愛があるからです。
その愛がベースにあることを再確認してほしいのです。

 

繋がりを感じながらほどよい距離感を模索しよう

「ママ友とのお付き合いがしんどい。けど、子どものためには仕方ない」

とても消極的でネガティブな思いで行動しているように感じ、そしてその中には確かに犠牲感や劣等感や罪悪感があるかもしれません。

けれど、その中には愛の部分もちゃんとあって、だからこそ劣等感や罪悪感を乗り越えて、しんどいと思いながらも子どものために苦手なお付き合いもがんばっているんですよね?
親の子どもへの愛はとても大きいのです。

なので、その愛を堂々と胸を張って子どもに伝えてみましょう。
自分がしていることを当たり前、他所のお母さんの方が立派、ママ友とのお付き合いが苦手な私はダメだな、そんな思いがあったとしても、あなたの子どもに対する愛があるのは事実なのですから。
その愛が軸になっていて、その軸があるから苦手なママ友とのお付き合いも出来るのです。

なので、その軸を今より太くするために、子どもやご主人(奥さん)や、子どもと関わってくれるおじいちゃんやおばあちゃん、もしかしたらご近所さんにもお世話になっている人がいるかもしれませんね。そんな人たちにあなたの愛や感謝を伝えるのです。

普段から伝えているよという人もいらっしゃるかもしれませんが、自分の中の愛を感じながら、しっかりと目を観て伝えるのが効果的です。
それを伝えられた子どもは、どれほど嬉しく自分を承認できるでしょう。
ご主人や周りの人たちも、そしてあなた自身も心がほっこり温まるかと思います。

家族や近しい人たちの繋がりを感じられれば感じられるほど、ママ友とのお付き合いがそんなに苦にならなくなってきたりします。
なにかあっても信頼できる人達との繋がりがしっかり感じられるので「ママ友との間でなにかあっても大丈夫」と緊張感がゆるんで、リラックスしてお付き合い出来たりするんですね。

ママ友とのお付き合いの仕方は人それぞれです。
お付き合いは苦手ではないけれど仕事が忙しくて参加出来ないという人や、PTA の役員や子供会のお世話役は寧ろ積極的に参加したいという人も少数ですが、おられます。
ご近所に協力し合えるママ友がいてくれてありがたいという人も、もちろんいらっしゃいます。

まずはご自身の愛に自信を持って、子どもやご主人や周りの人たちとの繋がりをしっかり認識しながら「ウチはどのようにしてお付き合いしていこうか?」と自分なりのママ友との関わり方を模索して決めてゆくことも出来ます。

あなたの中の愛と繋がりながら、あなたにとって無理なくほどよい距離感を探してみてくださいね。

 

来週は、包容力満載の 朝陽みきカウンセラー がお送りいたします。
どうぞ、お楽しみに♪

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恋愛や夫婦、浮気、離婚などのパートナーシップから対人関係、子育て、また、死や自己受容のテーマなど幅広いジャンルを得意とする。 女性的で包容力があり、安心して頼れる姉貴的な存在。クライアントからは「話しをすると元気になる」「いつも安心させてくれる」などの絶大なる支持を得ている。